イタリアに旅行に行くなら、複数の都市を回って旅行したいですよね。
しかし、ただでさえ物価が高いので、交通費はぜひとも抑えたいところです。
今回は格安で長距離移動できる「Itabus」(イタバス・イタブス)について、予約方法から設備、乗り心地までしっかりご紹介したいと思います。
あまりに安すぎるので「大丈夫なバスなの…?」と心配になられた方も、ぜひご覧ください!
※この記事は2024年2月時点のレート、1ユーロ=約161円で計算しています。
1.イタバスとは
1-1.基本情報
イタリア国内の長距離バス会社で、ほぼ全域をカバーしています。
■公式サイト
https://www.itabus.it/en/home
大きめかつ有名な都市でカバーしていないのは、ジェノヴァ・ピサ・トリノ・シラクーザなどです。
日本からの旅行客が多く訪れそうな下記都市はカバーしています。
- ヴェネツィア
- カターニア
- タオルミーナ
- ナポリ
- パレルモ
- バーリ
- フィレンツェ
- ミラノ
- メッシーナ
- ローマ
私達は利用したことがありませんが、荷物預かりサービス(5ユーロ/日)もあるようです。
ホテルのチェックアウト後〜バスの出発時間まで荷物を預けて遊びに行く、などもできますね。
■Itabus荷物預かりサービス
https://itabus.radicalstorage.com/
1-2.料金見本
Itabusは本当に安く移動できます。
これは単純に「深夜・早朝だったら安い」という話ではなく、もともとが安いのです。
さらに、選んだ日付によってはさらに割引(?)が入って、信じられないほど安くなります。
私達が実際利用した際は下記の料金でした。
<バーリ→ローマ>
10:35 → 16:30
2.97ユーロ(約478円)
<ヴェネツィア→ミラノ>
13:00 → 17:00
0.59ユーロ(約95円)
ヴェネツィア→ミラノにいたっては、市バスより安いので、
「トランクにでも乗せられるんじゃないか…」
とヒヤヒヤしていました。笑
もちろん普通に座席がありましたよ。
1−3.予約方法
Itabusのサイトからチケットの予約をすることができます。
下記のサイトの「Book now」より出発地と目的地などを入力して検索します。
■公式サイト
https://www.itabus.it/en/home
ここからは詳しい予約方法を記載しています。
スキップしたい方は1−4.乗車時へ飛んでください。
①出発地・目的地・日付・人数を選択してSEARCHをクリック
②検索結果画面で予約したいバススケジュールをクリック
③シートタイプを選択 → 画面右部のContinueをクリック
私達は毎回、追加料金なしのComfortを選択していましたが、普通に快適でした。
④乗車する人の名前を入力
パスポートチェックがある場合もあるので、入力ミスに気をつけてください。
⑤(必要があれば)Seat Selectionをクリックして、座席を選択
座席指定をすると料金が追加されますので、ご注意ください。
指定をしなければ、チケット予約時に自動的に席が選ばれます。
私達夫婦は毎回隣同士の席が割り当てられていました。
⑥荷物の追加要否を選択
私達夫婦はそれぞれバックパック+リュックの2つの荷物(合計4つ)を持っていました。
…が、追加は必要ありません。
最初からトランクに詰める荷物1つ+座席に持ち込む荷物1つが含まれたチケット料金になっています。
ちなみに、保証はできませんが、どの荷物も重さを測られたことはありません。笑
下記の画面は⑦連絡先情報を入力まで完了した後に表示される画面です。
⑦連絡先情報を入力
電話番号は日本の電話番号(+81)で問題ありません。
090の最初の0はつけないようにご注意ください。
⑧支払方法を選択&入力
⑨チケットをメールで受信
すぐにメールでチケットが送られてきます。
しばらく経っても送られてこない場合は問い合わせをしてください。
1−4.乗車時
チケットの印刷は必要ありません。
乗車時にはメールで送られてきた電子チケットを乗務員に見せます。
また、トランクに預ける荷物がある場合は、乗務員にどこに乗せればいいか聞きましょう。
乗車後はチケットに記載されている自分のシート番号に座ります。
2.イタバスの設備
イタバスは真っ赤な車体の2階建てのバスです。
それぞれの座席の間隔は、特別狭くも広くもなく普通です。
ここからは設備を紹介していきます。
2-1.あるもの
下記の設備は車内に備わっています。
- 電源(ソケット+USBポート)
- トイレ
- リクライニング
- Wifi(ない場合もある)
トイレは車内についていますが、2〜3時間に1回ほどの頻度でトイレ休憩もあります。
可能ならトイレ休憩の時に済ませた方が良いと思います。
なお、イタリアのトイレは、トイレットペーパーも基本設置されており、トイレ代も必要ないことが多いです。
…が、トイレットペーパーと小銭は一応持っておくと安心です。
2-2.ないもの
イタバスのホームページを見ると、Wi-Fiありとの記載がありましたが、実際数回利用した際にはWi-Fiが無いバスもありました。
どうも区間や車体によって、あったりなかったりするようです。
安いのでしょうがないとは思いますが、もしバス車内にWi-Fiがほしい!と考えている場合は、Flixbusなどの方が良いかもしれません。
また、トルコのように水やお菓子の配給も当然ありません。笑
3.乗り心地
座席の座り心地は特に悪くもなく、快適でした。
車内の室温も寒くも暑くもなかったです。
ただし、車酔いしやすい方は要注意です。
これはイタバスに限った話ではないのですが、イタリアのバスは結構揺れます。
他のバスでも同じでしたので、運転の仕方ではなく、道の問題だと思います。
私は車酔いしやすいタイプなので、酔い止めを飲むか、寝るようにしていました。
4.まとめ
イタバスは選んだチケットによっては、市内バスより安く、別の都市へ移動できてしまいます。
あまりの安さに、本当に大丈夫なバスなの?と思われる方もいるかもしれませんが、全く問題ないので安心してください。
賢くイタバスを利用して、安くイタリアを回りましょう!
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