チリのサンペドロ・デ・アタカマからボリビアのウユニ塩湖まで、2泊3日のツアーで行ってきました。
美しいボリビアの自然を堪能しつつ、ウユニの街まで移動できたので、かなり良かったです!
今回はそのツアーの内容と予約方法・料金、そしてツアーの注意点等をご紹介します!
※この記事は2024年5月時点のレート、1チリペソ=約0.17円、1ボリビアーノ=約23円、1ユーロ=約170円で計算しています。
目次
1.ツアーの予約
1-1.予約方法
サンペドロ・デ・アタカマからウユニ塩湖まで行くツアーの予約方法は下記の3通りがあります。
- Get your guide
- ホテル経由
- 現地のツアー会社
一番おすすめなのは、3.現地のツアー会社です。
基本的にはこれが最も安く予約できる方法です。
ただし、現地に行ってからでないと予約できません。
1.Get your guideは海外で広く普及している、ツアーの予約サービスです。
これを使えばツアー内容を細かく知ることができますし、何よりかなり早い段階で予約しておくことができます。
ただし、圧倒的に料金が高いです。
2.ホテル経由で予約する場合は、旅行前にホテルに連絡を取れば、事前にツアーを予約することができます。
料金はGet your guideよりは断然安く、現地のツアー会社よりは少し高くなる可能性があります。
私達は3.現地のツアー会社で予約しました!
1-2.料金
①Get your guide
Get your guideで予約する場合は、1人あたり約300ユーロ(約51,000円)です。
後述しますが、これは現地のツアー会社やホテル経由で予約する場合の約1.7倍の金額に当たります。
また、サンペドロ・デ・アタカマ発ウユニ塩湖着のツアーは非常に少なく、2024年5月現在で下記の1件しかありません。
新登場のツアーなのでレビューも0件となっており、あまりおすすめできません。
②ホテル経由
ホテル経由で予約する場合は、20万〜25万ペソ(約34,000円〜42,500円)が相場になると思います。
※ホテルによって多少異なると思います。
基本的には現地のツアー会社で予約する場合と、そこまで大きくは変わりません。
現金でしか支払いができなかったり、クレジットカードだと10%高くなったりしますので、要注意です。
③現地のツアー会社
現地のツアー会社で予約する場合は、17万ペソ〜22万ペソ(約28,900円〜約37,400円)が相場になると思います。
個室orドミトリー、またはプライベートバスルームの有無等でも金額が変わってきます。
私達は1日目個室&共用バス、2日目個室&プライベートバスで17万ペソのところを見つけて、そこで予約しました。
■Atacama Uyuni Travel
※Google maps上には店がないので、近い位置を表示しています。
どのツアー会社でも、現金でしか支払いができなかったり、クレジットカードだと10%高くなったりしますので、要注意です。
1-3.含まれるもの
2泊3日のサンペドロ・デ・アタカマ→ウユニ塩湖ツアーでは、下記のものが料金に含まれています。
- 朝・昼・晩ごはん(3日目の晩ごはんは除く)
- 1日目、2日目の宿泊施設
- 出発地点及び到着地点のホテル送迎
- ツアー中の交通手段
- ガイド料
別途支払いが必要なものは以下のとおりです。
持ち物については、2−2.持ち物をご覧ください。
- エドゥアルドアバロア アンデス国立保護区の入場料(150ボリビアーノ)
- ポルケス温泉の入湯料(6ボリビアーノ)
- インカウアシ島の入場料(30ボリビアーノ)
- トイレ代(各約5ボリビアーノ)
- ガイドさんへのチップ(100ボリビアーノ前後)
2.ツアーの概要
2−1.行程
スポット等 | 料金 | トイレ |
---|---|---|
朝食 | ||
国境 | チリ側にあり (無料) |
|
税関 | ||
エドゥアルドアバロア アンデス国立保護区 | 150ボリビアーノ | |
ラグナ・ブランコ | ||
サルバドール・ダリ砂漠 | ||
ポルケス温泉 | 6ボリビアーノ | あり (3ボリビアーノ) |
昼食 | ||
朝日の間欠泉 | ||
ラグナ・コロラダ | あり (5ボリビアーノ) |
|
1日目の宿 | あり | |
ワールドカップ岩 | ||
ラクダ岩 | ||
イタリア・ペルディーダ | ||
ラグナ・ヴィント | ||
ラグナ・ネグロ | ||
昼食 | あり (3ボリビアーノ) |
|
ロッキーバリー | ||
アナコンダキャニオン | ||
フラガ村 | あり (無料) |
|
2日目の宿 | あり | |
ウユニ塩湖サンライズ | ||
インカウアシ島 | 30ボリビアーノ | あり (5ボリビアーノ) |
ウユニ塩湖写真タイム | ||
ダカールラリーの モニュメント | あり (5ボリビアーノ) |
|
塩作り説明 | ||
昼食 | あり (無料) |
|
列車の墓場 | ガイドさんへのチップ 100ボリビアーノ前後 |
高山病対策として、たくさん水を飲む必要があります。
そのうえ、高山病の薬は利尿作用がありますので、よりトイレに行きたくなります。
とはいえ、このツアー中は結構トイレに行ける機会が限られていますので、トイレがあったら必ず行くを徹底したほうが良いと思います。
2−2.持ち物
- 水5L
- 350ボリビアーノ
- トイレットペーパー
- 水着
- タオル
- 上着
- 手袋
- ネックウォーマー
- 帽子
- サングラス
- シャンプー類
- 高山病の薬
ツアー中は水を購入できる場所がほとんどなく、運が良ければ宿で購入できる程度です。
高山病対策としてたくさん水を飲んだほうが良いので、1人につき5L持っていったほうが良いです。
いくつか入場料を払わなければいけない場所もあるので、サンペドロ・デ・アタカマの街でチリペソ→ボリビアーノに両替しておく必要もあります。
大半のトイレ(宿含む)は紙がありません。
トイレットペーパーもしっかり準備しましょう。
⑧ポルケス温泉で温泉に入りたい場合は、1日目の手持ち荷物に水着を入れておく必要があります。
足湯程度で済ませるのであれば、タオルのみで問題ありません。
高所なので、早朝はとにかく寒いです。
防寒具はしっかり持っていきましょう。
高山病については、4−1.高山病対策をご覧ください。
3.ツアーの詳細
ここからはツアー内容を細かくご紹介します。
細かい内容は読まなくていいや…という方は4.注意事項までスキップしてください。
3−1.ツアー1日目
朝6:00にホテルまで迎えに来てもらい、チリの国境まで向かいます。
1日目が一番標高が高く、高山病の症状が出やすいです。
しっかり高山病対策をしていきましょう。
(詳しくはこちらを参照)
①朝食
なぜかイミグレーションの前で車を停車させ、その脇にテーブルと朝食セットを並べる形でした。
なぜ、イミグレーションの前…?
パンとサラミやハム、ワカモレ、ジャム、温かい飲み物が用意されます。
ワカモレがかなり美味しかったのですが、いかんせん、味なんて気にならないくらいに寒かったです。
このとき時刻は朝の7:30で、加えて高所なので外で食べるのはきつい…
手をガタガタ震えさせながら、パンを食べていました…
②国境
チリの出国とボリビアの入国をします。
出国の際は、チリ入国時に渡されたPDIの紙を渡す必要があります。
どちらも荷物検査はありません。
日本人はビザも必要ありませんし、特に支払うものもありませんので、かなり楽な出入国です。
ボリビア入国後、それまで乗ってきたバンから、4WDの車に乗り換えることになります。
補足情報
チリ国境側にトイレあり
ボリビア国境側にはおそらくないので、済ませておく必要あり
※この後昼食までトイレはありません
③税関
ボリビア入国後、5分ほど車に乗っていると、税関らしきところに着きます。
ここでQRコードを読み込み、税の支払いが必要な持ち物があるかどうかの申請をスマホで行います。
Wifiがありますので、SiMがなくても大丈夫です。
1000ドルを超える現金や、3Lを超える酒類などが該当します。
(他にもいくつかあります。)
商業用の持ち物がなければ、基本的には引っかかることはないはずです。
④エドゥアルドアバロア アンデス国立保護区
さらにその後すぐ、広大な国立保護区に入るための入場料を支払います。
1日目の観光スポットは、すべてのこの国立保護区の中にあります。
アタカマ→ウユニ→アタカマという、4日間の行程のツアーを予約している場合は、このときもらうチケットを絶対なくさないでください。
ウユニ→アタカマに戻る際も同じ国立保護区を通りますが、チケットを持っていれば再度支払いをする必要がありません。
(一度国立保護区を出る際に、チケットにスタンプを押してもらいます。)
補足情報
国立保護区入場料…150ボリビアーノ
⑤ラグナ・ブランコ(白の湖)
ミネラルを豊富に含み、白色に輝く湖です。
奥に見える山とセットでとても美しかったです。
⑥ラグナヴェルデ(緑の湖)
深い緑色をした美しい湖です。
こちらも奥に山が連なっており、山と湖のセットで美しいスポットです。
⑦サルバドール・ダリ砂漠
ダリの絵画に似ているため、サルバドール・ダリ砂漠と呼ばれているそうです。
砂漠も綺麗だったんですが、周りの山々の色も幻想的で良かったです。
⑧ポルケス温泉
36〜38℃くらいの温泉(露天風呂)があり、ここで1時間ほど自由時間になりました。
脱衣所もあるため、水着とタオルさえ持ってこれば、温泉につかることができます。
私達は足湯だけにしましたが、なかなか気持ちよかったです。
ちなみに、近くにある湿地帯もとても美しいです。
補足情報
入湯代…6ボリビアーノ
トイレあり
※入湯代を払う場合は無料でトイレを利用可能、入湯代を払わない場合は3ボリビアーノ必要
※温泉後に昼食があり、その後トイレに行く際にも必要になるので、入湯代を払った時のチケットは無くさずに持っておきましょう。
⑨昼食
ポルケス温泉の後、12:00前ごろに昼食です。
かなりシンプルな昼食でしたが、高山病対策で満腹まで食べられないので、ちょうど良かったです。
レストラン内にトイレはありませんので、すぐ近くのポルケス温泉のトイレまで戻る必要があります。
⑩朝日の間欠泉(Morning sun geyser)
硫黄の香りが漂う、間欠泉です。
柵などは何もないので、かなり近くまで寄って見ることができます。
何だか日本を思い出して、懐かしい気持ちになりました。笑
⑪ラグナ・コロラダ(赤の湖)
標高4,200mと、このツアーの中で一番高い場所です。
酸素が薄いため、頭痛もひどくなり、息も切れやすいです。
(ツアーグループ6人のうち、2人はここでダウンしました)
そんな場所ではありますが、ラグナ・コロラダはピンクと白のコントラストが非常に美しい湖です。
フラミンゴやリャマなどの動物もたくさんいて、見応えたっぷりでした。
このツアーの中で、ウユニ塩湖の次に目玉となるスポットです
ラグナ・コロラダの散策道は、上下2つに分かれています。
【上の道】
ラグナ・コロラダの全体像を収められます。
綺麗な湖の写真を撮りたいならこちらです。
【下の道】
リャマやフラミンゴを間近で見ることができます。
動物を見たいならこちらです。
どちらも道の一番奥まで進むと、もう一方の道と繋がっています。
そのため、下の道を一番奥まで進んで、上の道から帰って来るなども可能です。
…が、どちらの道も十分に楽しむというのは、下記の理由から難しいです。
どちらにしっかり時間を割くか考えてから、道を選んだ方が良いでしょう。
- 自由時間が1時間と少ない
- 写真を撮るのに時間が取られる
- 高所で酸素が薄いので早く移動ができない
- 道の一番奥にトイレがあるので、済ませておきたい
補足情報
トイレあり…5ボリビアーノ
※この後、宿につくまでの2〜3時間くらいトイレなし
⑫1日目の宿
この日の宿は、ホテルというより合宿所みたいな場所です。
この宿には下記の設備がありました。
- ベッド+毛布
- トイレ(紙なし)
- シャワー
- ソケット
特筆しておきたいのは3点、寝具・トイレ・Wi-Fiについてです。
毛布はたくさんありますが、暖房設備がないので、部屋は結構寒かったです。
また、15人ほどの観光客に対して、男性トイレ1、女性トイレ1、シャワー1という少なさでした。笑
部屋が寒いのと、高山病の頭痛のため、誰もシャワーは使わなかったと思います。
ツアー契約時には、宿にWi-Fiありと聞いていましたが、この宿にはWi-Fiはありませんでした。
(2日目の宿にはありました)
宿は快適とは言いづらかったですが、皆大なり小なり高山病の影響で早く休むことになったので、そこまで気にはなりませんでした。
翌朝は9:00に出発でした。
⑬夕食
夕食はボリビア料理らしく、キヌアのスープとピケマチョが出ました。
ピケマチョとは、お肉とフライドポテト、玉ねぎなどの野菜を炒めた料理です。
普通に美味しかったと思うのですが、強めの頭痛があったので、正直あまり印象に残っていません…
3−2.ツアー2日目
2日目は朝食後9:00に出発でした。
この日は全体的に、1日目よりは標高が低め&多少高所に慣れたようで、皆前日より元気そうでした。
とはいえ、立ち寄る観光スポットが多い日ですので、無理は禁物です。
昼食時までトイレはないので、宿を出る直前に必ずトイレに行っておきましょう。
①朝食
写真を撮り忘れましたが、1日目に泊まっていた宿にて、パンケーキとパン、ジャムやバターなどが提供されました。
非常にシンプルな朝食です。
②ワールドカップ岩
ワールドカップの杯に似ていると言われる岩です。
個人的には杯よりも、人の横顔の方が似ていると思いました。
このあたりは1年のうち2ヶ月しか雨が降らないそうで、周囲の植物もどことなく砂漠にありそうな感じでした。
③ラクダ岩
その名の通りラクダの形をした岩です。
これは確かにラクダに見えました。笑
④イタリア・ペルディーダ
巨岩が連なるプチ渓谷です。
ここでイタリア人が行方不明になったことが名前の由来です。
*Perdida=失う
そう聞くと怖いですが、無事生きている状態で見つかったそうです。笑
ここはペトラ遺跡に似ていると言われています。
個人的には似ているというほどではなく、ペトラ遺跡っぽい雰囲気を多少味わえるといった印象でした。
⑤ラグナ・ヴィント
フラミンゴやリャマがいる湖です。
湖自体の美しさは、前日に見てきた湖と比べると普通といった印象でした。
ちなみに、このあたりは標高が4,000mあります。
⑥ラグナ・ネグロ(ラグナ・カタル)
ラグナ・ネグロは奇岩郡に囲われた、美しい湖です。
透明度が高く、湖底の土が見えるため、まるで黒色の水のように見えることから、ラグナ・ネグロ(黒の湖)と呼ばれています。
黒色の湖面には周囲の奇岩群が映り込み、とても美しいです。
ここで1時間ほど探索&休憩した後、昼食になりました。
補足情報
トイレなし
※ただし、その直後の昼食時にトイレあり
⑦昼食
サラダとピラフ、ポテトのオーブン焼きが提供されました。
お肉類はほぼないですが、一番種類が多くて美味しかったです。
補足情報
トイレあり…3ボリビアーノ
※快適なトイレではありませんが、次のトイレは16:00ごろまでありません
⑧ロッキーバリー
巨大な岩が見どころのスポットです。
イタリア・ペルディーダと良く似ています。
⑨アナコンダキャニオン
眺めの良い、深い渓谷です。
渓谷の一番下にくねくねと流れている川があり、その川の形がアナコンダに似ていることからアナコンダキャニオンと呼ばれています。
⑩フラカ村のカフェ・バール
16:00ごろ、小さい村のカフェに寄りました。
おそらくフラカ村と言っていたと思います。
ここではお酒やソフトドリンクを売っています。
高山病にはお酒は大敵ですので、オススメはしませんが…
また、無料のトイレもありました。
補足情報
トイレあり(無料)
⑪2日目の宿
2日目の宿は塩のホテルでした。
一部の壁が塩でできているホテルです。
塩のホテルに泊まれるかどうかは、契約したツアー会社によって異なると思います。
私達は何件かツアー会社を回りましたが、塩のホテルに宿泊と言われたのは1件だけでした。
この日の宿には、下記の設備がありました。
- ベッド+毛布
- トイレ(紙あり)
- シャワー(お湯)
- ソケット
- Wi-Fi(ロビーのみ)
暖房もあり、個室にシャワーもあり、とても快適なホテルでした。
個室に泊まれるかどうかも、ツアー会社との契約によって異なります。
近くにウユニ塩原があり、眺めも良いホテルでした。
⑫夕食
夕食はキヌアのスープとチキンステーキ、ピラフが提供されました。
どれも美味しかったです。
また、1グループに1つ、ボリビアワインも提供されて、皆でしっぽり飲むことができて良かったです。
3−3.ツアー3日目
ツアー3日目は朝5:30に出発でした。
ウユニ塩湖でサンライズを見た後に朝食になります。
宿出発後は、朝8:00頃にはトイレに行く機会があるので、精神的なゆとりがあります。
①ウユニ塩湖でサンライズ
このツアーの目玉とも言える、ウユニ塩湖でのサンライズです。
標高の高さと時間帯もあいまって非常に寒いので、防寒対策はしっかり行う必要があります。
私達が行ったのは乾季でしたので、当然鏡張りのウユニ塩湖ではありませんでした。
…が、一面塩の大地というのもまた美しく、この時期ならではの魅力があると感じました。
②朝食
サンライズ後、30分ほど車を走らせた後、インカウアシ島に着きます。
ここで島の散策をする前に、朝食タイムとなります。
なんと、塩のテーブルと椅子でご飯を食べれちゃいます。
朝食にはパウンドケーキやパン、ジャム等が並びます。
特にパウンドケーキが美味しかったです。
外での朝食となるので、結構寒いです。
防寒対策必須です。
③インカウアシ島
インカウアシ島はサボテンが生い茂る不思議な島です。
島の頂上から見ると360°真っ白なウユニ塩湖を見渡すことができて、美しいです。
意外と高低差があり、70mほど登る必要があります。
そもそもウユニ塩湖自体が3,700mほどの高さにあるので、登るとすぐ息が切れます。
無理はしないようにしましょう。
補足情報
入場料…30ボリビアーノ
トイレ…5ボリビアーノ
※入場料を払えば、トイレは無料で使用可能
④ウユニ塩湖での写真タイム
インカウアシ島を出た後、しばらく車を走らせ、トリックアート写真タイムが始まります。
運転手さんが、恐竜のおもちゃを持ってきれくれていたので、遠近法を使って、まるで本物の恐竜に遭遇したかのような写真を撮りました。
なんだかんだ、この時間が一番楽しかったです。笑
⑤ダカール・ラリーのモニュメント
ウユニ塩湖には、南米で行われていたダカールラリーを記念するモニュメントがあります。
モニュメントの他に、各国の旗もあり、真っ白な風景にモニュメントや旗が映えます。
近くにお土産屋さんもあり、トイレを利用することもできます。
補足情報
トイレあり…5ボリビアーノ
⑥コルチャニ村で塩作りの説明&土産物屋さん
ウユニ塩湖を抜け、コルチャニという村まで行きます。
ここでは、塩の作り方の説明(スペイン語)があり、その後お土産屋さんをまわる時間がもらえます。
ウユニ村まで行けば、そちらのほうがたくさん土産物屋さんがあるだろうと思っていたのですが、実はそんなことはありません。
ウユニ村はそこまで観光客が多い場所ではないので、お土産を絶対買いたいのであれば、この村で購入するほうがオススメです。
補足情報
塩の作り方の説明へのチップ…2〜5ボリビアーノ
※払ってない方もいましたので、ここはマチマチです。
⑦昼食
ウユニ村まで車を走らせ、列車の墓場のすぐ近くまで行くと、レストランがあります。
ここで昼食の時間になります。
お決まりのキヌアのスープと、やや固めのステーキでした。
補足情報
トイレあり(無料)
⑧列車の墓場
ボリビアの銀山での発掘作業が行われていたころ、使われていた列車だそうです。
現在では朽ちた鉄となり、なんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
ここで20〜30分ほど自由時間があった後、ツアーは終了となります。
ツアー終了後はホテルまで送っていってくれました。
補足情報
ガイド兼運転手へのチップ…一人75ボリビアーノ
※グループ皆でだいたい金額を合わせて、上記の金額になりました。
4.注意事項
4−1.高山病対策
ウユニ塩湖は標高が約3,700mもあり、富士山と同じくらいの高さがあります。
チリのサンペドロ・デ・アタカマから向かう場合、サンペドロ・デ・アタカマ自体も標高が2,500mあるので、ここで高山病の症状が出ないなら「まぁ大丈夫だろう」と思われるかもしれません。
…が、2,500mと3,700mは全く別次元の高さです。
本来は1日あたり500mずつ進むのが良いらしいですが、このツアーでは1日目から最高で約4,200mまで上がっていきます。
(つまり、いきなり1,700mも高くなる)
正直、このツアー1日目で全く高山病の症状が出ない人はいないと思います。
問題はどの程度の症状になるか、です。
頭が痛くても、気持ちが悪くても、なんとか観光できる程度に抑えたいのであれば、下記のことは必ず注意しておきましょう。
- 高山病の薬(アセタゾラミド)を事前に飲んでおく
- 水は1日2L飲むつもりで摂取する
- 前日はしっかり寝ておく
- 常に深呼吸する
- 食べすぎない
- はしゃがない
高山病の薬については、日本で購入できるなら日本で買っておいた方がいいです。
そのときついでに、別の薬(酔い止め・頭痛薬など)との飲み合わせについても確認しておきましょう。
ちなみに、頭痛がひどいときは頭痛薬を飲むのもオススメです。
もちろん個人差はあるでしょうが、私達夫婦の場合はかなり効きました。
また、高山病の薬には利尿作用があります。
脱水状態になるとより辛くなりますので、水はしっかり飲みましょう。
最後に、高山病を発症したときに一番効くのは深呼吸です。
体の空気をすべて吐き出すつもりで息を吐き、大きく吸い込みます。
これを5分ほど続けていると、少しずつ症状がやわらいできます。
酸素が足りないために起こっている症状なので、やはり酸素を取り込むのが一番です。
4−2.言語
チリもボリビアも公用語はスペイン語です。
ヨーロッパ系の人の多くは、多少スペイン語で会話ができるため、ツアーの多くはスペイン語のみで行われます。
そのため、現地でツアーを契約する場合は、英語のツアーを探すのは困難です。
スペイン語なんかわからないから無理!と思われそうですが、簡単なスペイン語さえ抑えておけば意外となんとかなります。
というのも、このツアーは各スポットでガッツリ説明が行われるわけではないからです。
スペイン語の数字や、トイレ・水などの旅行で使いそうな単語を覚えておけばOKです。
(翻訳アプリも使えますし)
ちなみに私達の場合は、非常に幸運なことに、スペイン語を母語とするアルゼンチン人の方が毎回通訳をしてくれていました。
わからなければ、同じグループの人に頼るのも全然アリです!
5.サンペドロ・デ・アタカマで物資を調達できる場所
基本的にはすべて日本で調達するのが望ましいですが、事情によってはサンペドロ・デ・アタカマで調達したいこともあると思います。
各物資を調達できる場所を記載しておきます。
①チリペソ(ATM)
50万ペソ(約85,000円)を引出して、手数料が5,500ペソ(約935円)でした。
サンペドロ・デ・アタカマにはATMが2つしかないにもかかわらず、現金主義の街なので結構現金が足りなくなります。
※クレジットカードは使えることが多いですが、10%ほど手数料がかかります。
ATMの中の現金が無くなる可能性もあるので、なるべく空港や他の街で調達してくることをオススメします。
②ボリビアーノ(チリペソからの両替)
チリペソ→ボリビアーノへの両替は、街のいたるところでできます。
下記のあたりは両替所が多い通りです。
ちなみに両替所のことをスペイン語でcambioと言います。
③水やトイレットペーパー、シャンプー類(スーパー)
ここではトイレットペーパーを1ロールから購入することができます。
また、5〜6Lの大きいサイズの水も購入可能です。
食べる余力はないと思いますが、スナックなどもこちらで調達できます。
④高山病の薬(薬局)
高山病の薬については、ここで調達したわけではありません。
チリのプエルトナタレスにある、ここと同じチェーンの薬局でアセタゾラミドを購入できたので、調達できる可能性が高い、というだけです。
できる限り日本の薬局、またはチリの空港等で購入してください。
どうしても購入できなかった場合に、この薬局を覗いてみてください。
6.まとめ
サンペドロ・デ・アタカマからウユニ塩湖まで行くツアーは、ボリビアの雄大な自然を感じられる素晴らしいツアーです。
交通手段、宿、食事付きで約3万円前後なので、とてもコスパの良いツアーだと思います。
注意点をよく読んで、ぜひ行ってみてください!
コメント
大変貴重な情報をありがとうございます。わかりやすく参考になります。
アタカマからウユニ塩湖まで往復したいのですが、そのようなツアーはありますか?また、到着した翌々日にツアーに参加したいのですが、日程がタイトな場合でも、現地ツアーを申し込むことが可能でしょうか?
その辺を懸念しており、直通バスを予約するか、ツアーに参加するかを検討しております。ただ直通バスの場合、トイレ、高山病、荷物管理等懸念材料がたくさんございます。どうすべきか、大変悩んでいるところです。
くんくんさん
コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません(><)
このお返事がくんくんさんの旅行に間に合っていることを祈ってます・・・
①アタカマとウユニの往復ツアーについて
あります!
サン・ペドロ・デ・アタカマでいろんなツアー会社を回りましたが、基本的にはアタカマ→ウユニのツアーというのは、2泊3日か3泊4日かの2択になってました。
2泊はアタカマ→ウユニ片道で、3泊はアタカマ→ウユニ→アタカマという往復ツアーになります。
ウユニの街のほうがお店も少ないので、アタカマまで戻る人のほうが多かったですね。
②到着した翌々日のツアー予約について
時期にもよるとは思いますが、あまりおすすめはできません。
私達が探していたとき、翌日分のツアーは結構埋まっていた記憶があります。
チリとボリビアの国境あたりは自然が美しいので、ぜひともツアーをおすすめしたいです。
Google mapでサン・ペドロ・デ・アタカマのあたりで「tour」や「uyuni」などのように検索すると、ツアー会社がヒットすると思います。
中にはインスタグラムやWhatsAppのアカウントなどを載せていることもあると思いますので、
事前に連絡を取ってみてはいかがでしょうか?