大阪万博の企業パビリオン「未来の都市」に行ってきたので、予約要否・内容・所要時間・注意事項等をお伝えします。
最初に記載してしまいますが、「未来の都市」は大人から子どもまで楽しめる、おすすめパビリオンです!
実際行った感想をしっかり載せていますので、ぜひ予約するかどうかの検討の参考にしてもらえればと思います。
※この記事は2025年5月24日時点の情報をもとに記載しています。
目次
1.概要
1-1.予約は必要?
「未来の都市」は予約しなくても、並べば入ることができます。
また、万博会場の端にあることから、予約なしの待ち列も他のパビリオンに比べるとやや短い印象です。

ただ、内容はとても面白いので、他に優先すべきパビリオン(予約必須のパビリオン)がないのなら、予約するのがおすすめです。
1-2.シアターは面白い?
シアターは子供向きの内容です。
大人だけのグループだと、やや退屈に感じます。
内容としては「未来は自分たちの選択で変わる」というコンセプトの体験型シアターです。
自分のスマホから未来に関する選択肢を選び、選ばれた未来(会場内の多数意見を反映)がシアターで紹介されます。
リアルな未来というより、ファンタジー的なシアターとして楽しむイメージです。

1-3.所要時間
私たちが実際行った際にかかった時間は1時間半程度でした。(シアターつき)
シアター以外は自由に鑑賞できるスタイルなので、±30分程度のばらつきはあると思います。
また、シアターなしだと概ね1時間程度になると思います。
1-4.このパビリオンをおすすめしたい人
このパビリオンの目玉はシアターではなく、未来の技術に関する企業展です。
川崎重工、商船三井、クボタといった名だたる企業たちの先進的な技術を、エンターテインメントとして学ぶことができます。
ゲームやシアター、ARといった体験型の展示会になっているので、小さなお子さんから大人まで楽しむことができます。
2.パビリオンの内容
パビリオン内はホールA・B・Cの3つのエリアに分かれています。
シアターはホールBにあります。
一番面白かったのはホールCです。
2-1.ホールA(導入映像)
人類の社会の歴史をSociety1.0~5.0まで映像で学ぶことができます。
大人の方は基本的に知っている内容ばかりです。
- Society1.0…狩猟社会
- Society2.0…農耕社会
- Society3.0…工業社会
- Society4.0…情報社会
- Society5.0…これからの社会

2-2.ホールB(未来の生活発見、シアター)
①未来の生活発見
前半では、Society5.0の社会のイメージを簡単な映像で見ることができます。
- AIコンシェルジュが家族の絆を強めてくれる
- 安心安全な交通システム
- 遠隔で医師が健康状態を見守り、ドローンが薬を届けてくれる
- 仮想空間で世界中の美術館、博物館を訪れることができる

※すべて実際の技術ではなく、イメージです
②シアター
「未来は自分たちの選択で変わる」というコンセプトの体験型シアターです。
自分たちのスマホで、未来の「食と健康」「仕事選び」に関する選択肢を選んでいきます。

会場内の多数意見が採用され、自分たちが選んだ未来の映像が紹介されます。
舞台でキャストのお姉さんが終始ハイテンションで盛り上げてくれます。
…が、内容としてはそこそこでした(笑)
かなり易しい内容だったため、子供は楽しめると思います。

2-3.ホールC(未来の技術に関する企業展)※オススメ
名だたる企業たちが未来に関する技術の展示を行っています。
ただ展示しているだけではなく、ゲームやシアター、ARといった体験型の内容になっており、子供でも楽しめるようになっています。
特に面白かった展示をピックアップして紹介します。
①関西電力送配ーARで体験するスマートポールのある未来
関西電力送配のブース「ミライスコープ」では、自身のアバターを作成し、スマートポール(未来の電柱)がある生活をARで体験します。

ARではバーチャル万博のように、「アドベンチャーの島」「モビリティの島」「テーマパークの島」へ遊びに行って、スマートポールとの生活イメージを垣間見ることができます。

電柱・・・?なんか地味・・・
と思ったんですが、スマートポールでは下記のようなたくさんの機能があり、電柱の域を超えたかなり高性能なインフラです。
- Wifiネットワーク
- スピーカー
- 防犯カメラ
- 不審者への威嚇
- 障碍者支援
- ワイヤレス充電 ※非常時
実はスマートポールはすでに実現していて、東京等で設置する計画があるそうです!
②川崎重工ーライオン型ロボバイクと未来の交通システムALICE System
川崎重工では2つの展示があります。
1つはライオン型ロボバイクCORLEOです。
CORLEOは山など足場の悪い場所を走ることができます。
その姿はまさにライオン!

展示してあるのみで、実際にまたがったり走ったりはできないのですが、今後まるで動物に乗るかのように移動できると思うとワクワクしますね!
もう一つは未来の交通システム「ALICE System」です。

ALICE Cabinに乗り込むと、行き先に応じて自由自在に交通手段を組み合わせてくれます。
電車→飛行機→車のように複数の交通手段に乗り換える必要がある場合にも、ALICE Cabinに乗っていれば乗り換えなしで到着する、というわけです。

どちらもまだ開発中で展示のみですが、身近な内容で未来を感じられたので面白かったです。
③クボターPLANET KEEPERS(農業経営シミュレーションゲーム)
クボタでは農業経営シミュレーションゲームをすることができます。

どのようなコンセプト(品質の良いものを作りたい、量をたくさん作りたいなど)にするか、どのような作物を育てるか、使用する農業機械はどうするか…など、それぞれの選んだ内容で最終的に出来上がる作物が変わってきます。

1回あたり15分もかかる大ボリュームのゲームです!笑
このゲームを通して、未来の食糧供給について考えたり、自然環境について考えたりと、お子さんにとってはまさに遊んで学べるゲームとなっています。
3.その他注意点・補足等
3-1.所要時間が長い
未来の都市の所要時間は約1時間半と長めです。
シアターなしの場合でも、所要時間は約1時間は見ておいたほうがいいでしょう。
前後の予定は余裕を持ってスケジュールしましょう!
3-2.他のパビリオンから距離が遠い
未来の都市は西ゲート近くのフューチャーライフゾーンに位置しています。
西ゲートからもアリーナを通り過ぎていくため結構距離があります。
西ゲートゾーンにあるガンダムから歩いて10分は掛かると思った方が良いです。
3-3.休憩スポット、トイレ
各ホールを繋ぐスペースに椅子があり、休憩を取ることが出来ます。
滞在時間が長くなるパビリオンなので嬉しいですね。
ただ、トイレがパビリオン内部に無いので注意が必要です。
パビリオン入口の近くにトイレがあるのでそこの寄ってから入場するのがオススメです。
4.まとめ
未来を感じられる「万博っぽい」パビリオンになっております。
フューチャーライフゾーンと立地は悪いですが、内容は本万博の中で1、2を争う程のものではないかと思います。
子供も大人も楽しめる内容となっているので是非足を運んでみて下さい。
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