ペルーのマチュピチュ遺跡に行く際のアクセスについて解説します。
マチュピチュ遺跡は山間にあるので、行き方が少々複雑で、何通りも選択肢があります。
今回は全アクセス方法をご紹介するとともに、一番早い・一番安いルートをご説明します。
どの行き方で行こうか迷われている方は、ぜひご覧ください!
※この記事は2024年6月時点のレート、1ソル=約42円で計算しています。
■マチュピチュ関連の記事はこちら!
1.マチュピチュ遺跡へのアクセス
マチュピチュ遺跡へ行く際は、少なくとも下記3ステップを踏む必要があります。
- 日本からリマを経由してクスコへ
- クスコからアグアスカリエンテス(マチュピチュ村)へ
- アグアスカリエンテス(マチュピチュ村)からマチュピチュ遺跡へ
1−1.日本からリマを経由してクスコへ
マチュピチュ遺跡の最寄りの空港はクスコ国際空港です。
…が、クスコ国際空港への日本からの直行便はありません。(2024年6月現在)
下記の経路でクスコまで行くことが多いです。
- 日本 → アメリカ・カナダなどの空港
- アメリカ・カナダなどの空港 → ペルー・リマの空港
- ペルー・リマの空港 → クスコ国際空港
合計30時間以上のフライトになります…
1−2.クスコからアグアスカリエンテス(マチュピチュ村)へ
クスコの街に着いたら、マチュピチュ遺跡観光の拠点となる街アグアスカリエンテスに向かいます。
(マチュピチュ村とも呼ばれます)
選択肢が多くややこしいのがこの部分です。
ざっくり分けると、下記4通りの方法で行くことができます。
- クスコからアグアスカリエンテスまで電車
- クスコからアグアスカリエンテスまで徒歩(トレッキング)
- クスコからオリャンタイタンボまでバス
+オリャンタイタンボからアグアスカリエンテスまで電車 - クスコからハイドロエレクトリカまでバス
+ハイドロエレクトリカからアグアスカリエンテスまで徒歩(トレッキング)
下記リンクより、各ルート詳細までジャンプできます。
Aルート
Bルート
Cルート
Dルート
Aルート
Aルートは、クスコからアグアスカリエンテスまで電車1本で行く方法です。
これが一番快適かつ一番早く着く方法です。(ただし高額になる)
マチュピチュ周辺の鉄道会社はペルーレイルとインカレイルの2つがあるのですが、クスコ発の電車はペルーレイルのみ取り扱っています。
下記サイトより予約可能です。
■ペルーレイル公式サイト
https://www.perurail.com/destinations/machu-picchu/
【料金イメージ】
70USD〜
【所要時間】
約4時間〜
Bルート
Bルートは、クスコからアグアスカリエンテスまで徒歩(トレッキング)で行く方法です。
時間もお金も一番かかりますが、クスコからマチュピチュまでの自然や遺跡を最大限楽しむことができる行き方です。
このトレッキングは主に2種類あり、
- インカトレイル
- サルカンタイトレイル
と呼ばれています。
ⅰ. インカトレイル
インカトレイルは、1泊2日の日程のものと、3泊4日の日程のものがあり、どちらもツアーでなければ行くことができません。
特に3泊4日のものは大人気で数ヶ月先まで予約が埋まっている状態です。
大抵の場合は、最終日にマチュピチュ観光があり、遺跡入場チケットは料金に含まれていることもあるので、チケットが重複しないように注意!
絶対現地で予約したほうが安いと思うのですが、事前予約が難しいです。
(WhatsApp等、駆使すればできるかもですが、慣れていないと厳しいです)
現地予約より高くなると思いますが、ツアー内容やレビューも確認できて、予約も手軽な
Get your guide(ツアー予約サービス)
のページを載せておきます。
私も他のツアーで何度も利用していますが、現地のツアー会社より情報をしっかり確認できるので、かなり使いやすいと思います。
■1泊2日のインカトレイル
■3泊4日のインカトレイル
ⅱ. サルカンタイトレイル
サルカンタイトレイルは、2泊〜7泊と柔軟な日程のトレッキングです。
こちらはツアー参加は必ずしも必要なく、ご自身で行くこともできます。
インカトレイルは遺跡郡を巡りつつ歩くのに対して、こちらのサルカンタイトレイルは雄大な自然を感じながら歩くトレッキングです。
こちらもGet your guideのページを載せておきますが、日程に余裕があれば現地のツアー会社で探したほうが安いと思います。
個人でも行けますが、キャンプ用品等のレンタルをする場合、ツアーのほうが安いこともあると思います。
【料金イメージ】
インカトレイル…300〜750ユーロ
サルカンタイトレイル…350〜600ユーロ
※日数や内容によりかなり異なるので参考程度にご覧ください。
【所要時間】
2泊3日〜7泊8日
Cルート
Cルートはクスコからオリャンタイタンボまではバス or タクシーを使い、
オリャンタイタンボからアグアスカリエンテスまでは電車を使うルートです。
なぜそんなややこしい行き方をするのか?
それはオリャンタイタンボ周辺にも観光スポットが多くあるからです。
一度オリャンタイタンボに降り立つことに意味があります。
オリャンタイタンボの街自体も結構観光地化されていて、宿泊施設・レストラン・カフェなども多くあります。
この街で1泊していく人も多いみたいです。
下記2つのステップに分けて、それぞれ解説していきます。
①クスコ→オリャンタイタンボ行きのバス or タクシー
②オリャンタイタンボ→アグアスカリエンテス行きの電車
①クスコ→オリャンタイタンボ行きのバス or タクシー
クスコ→オリャンタイタンボへ行く方法は、厳密には3つあります。
- コレクティーボ
- ツアーバス
- タクシー
ⅰ. コレクティーボ
コレクティーボとは地域の乗合バンのことで、オリャンタイタンボまで一番安く行くことができます。
…が、地元民に混ざっていくことになるので、一番ハードルが高いです。
スペイン語が話せるなら楽だと思います。
注意点としては、下記2点です。
- 乗り合いバンなので満席にならないと出発しない
- マラス、モライ、ピサック、チンチェロに行く場合は別途タクシーやツアー会社の利用が必要
つまり、時間と精神に余裕があって、オリャンタイタンボの遺跡だけ見られれば良いという人向けです。
■クスコ→オリャンタイタンボのコレクティーボ乗り場
ⅱ. ツアーバス
観光客が最も手軽に利用できる手段がツアーバスです。
ツアーバスは下記の方法で予約することができます。
- 現地のツアー会社
- ホテル経由
- Get your guide
時間やルートの関係上、カットされてしまう遺跡もあると思いますので、どの遺跡に行くのか?の確認はしっかりしましょう。
ⅲ. タクシー
クスコの街からオリャンタイタンボまでタクシーで行くこともできます。
タクシーで行く場合は、周辺の遺跡等(マラス・モライ・ピサック・チンチェロ)を自由に組み合わせられることが最大のメリットです。
私達はオリャンタイタンボからタクシーでマラス・モライを回り、オリャンタイタンボに戻りましたが、120ソル(約5,040円)+チップでした。
あくまで私の予想ですが、クスコ発でマラス・モライ・ピサック・チンチェロの全部を回っても200〜300ソル程度(約8,400〜12,600円)で済むのではないかと思います。
3人以上の場合は、ツアーバスより安い可能性もあるので検討の余地ありです。
②オリャンタイタンボ→アグアスカリエンテス行きの電車
オリャンタイタンボ→アグアスカリエンテスの電車はこちらから予約できます。
Peru Rail(ペルーレイル)
Inka Rail(インカレイル)
私達はマチュピチュ遺跡からクスコに帰る際(逆ルート)で利用しました。
電車の詳しい様子は3.Inka Rail(インカレイル)利用時の様子までスキップしてください。
【料金イメージ】
コレクティーボ…約10〜20ソル(約420円〜約840円)
ツアーバス…約100〜200ソル(約4,200円〜約8,400円)
タクシー…約150〜300ソル(約6,300〜12,600円)
※内容により変動あり
電車…58USD〜
【所要時間】
コレクティーボ…約2時間(待ち時間含まず)
ツアーバス…約8〜12時間
タクシー…約2〜12時間(寄る場所により変動)
電車…約1時間半
Dルート
Dルートはクスコ→ハイドロエレクトリカまでバスで行き、
ハイドロエレクトリカ→アグアスカリエンテスまではトレッキングで行くというものです。
ハイドロエレクトリカはスペイン語で水力発電所を意味しています。
そのため、他のブログでは水力発電所と表現している場合もあります。
意外と人気のコースで、日程に少し余裕がある人はこのコースをよく選びます。
…というのも、このコースは一番安上がりな上に、なんと現在も使用されている線路のすぐ横を通りながら進んでいくという珍しいトレッキングができるのです。
また、トレッキングルート上には映画『スタンドバイミー』に出てくるような鉄橋もあり、このコースが通称スタンドバイミーコースと呼ばれる所以になっています。
クスコ→ハイドロエレクトリカ行きのバスは、下記の方法で予約可能です。
- 現地のツアー会社
- ホテル経由
- Get your guide
私達はGet your guide(ツアー予約サービス)の下記の23.28ユーロのものを利用しました。
ちょっと高めですが、事前にしっかり内容を確認したうえで予約できるので安心です。
ちなみに現地ツアー会社の値段を確認してみたところ、60ソル(約2,520円)でした。
1,000円強ほどの差額なので、クスコに着いてからツアー会社を探す余裕がある人は現地ツアー会社、時間の余裕がない人はGet your guideで予約するのがオススメです。
ハイドロエレクトリカ〜アグアスカリエンテスの詳細は4.スタンドバイミーコースの様子までスキップしてください。
1−3.アグアスカリエンテス(マチュピチュ村)からマチュピチュ遺跡へ
アグアスカリエンテスからマチュピチュ遺跡へ行く方法は、下記の2通りあります。
- Consettur社のバス
- トレッキング
もちろんオススメはConsettur社のバスです。
■Consettur社チケット売り場
トレッキングすれば無料でマチュピチュ遺跡まで行けますが、2〜3時間も坂を登り続けないといけないので、高山病のリスクも高いです。
遺跡を堪能する前に体調不良になっては、元も子もないので、ここはお金をかけたほうが良いと思います。
【料金】
片道12USD(約1,860円)
【所要時間】
約40分
2.一番早い・一番安いルートは?
クスコ→アグアスカリエンテスに行く際、4つの選択肢がありますが、その中で一番早いルート・一番安いルートをご紹介します。
- クスコからアグアスカリエンテスまで電車
- クスコからアグアスカリエンテスまで徒歩(トレッキング)
- クスコからオリャンタイタンボまでバス
+オリャンタイタンボからアグアスカリエンテスまで電車 - クスコからハイドロエレクトリカまでバス
+ハイドロエレクトリカからアグアスカリエンテスまで徒歩(トレッキング)
ずばり、一番早いルートはAルート、一番安いルートはDルートです。
ルート名 | 時間 | 料金イメージ |
---|---|---|
Aルート | 4時間 | 266ソル (約11,172円) |
Bルート | 2泊〜7泊 | 1,200〜3,000ソル (約50,400〜126,000円) |
Cルート | 4時間 〜14時間 | 230〜520ソル (約9,660〜21,840円) |
Dルート | 約12時間 | 60〜93ソル (約2,520〜3,906円) |
※料金比較のため、1USD=3.8ソル、1ユーロ=4ソルで通貨を揃えています。
※Cルートについて、所要時間の中にコレクティーボの待ち時間や、電車の待ち時間は含めていません。
下記リンクより、各ルート詳細までジャンプできます。
Aルート
Bルート
Cルート
Dルート
とはいえ、それぞれのルートにそれぞれのメリットがあります。
下記のように判断されると良いかと思います。
日程に余裕がない人
→Aルート(電車のみ)
トレッキングが大好きな人
→Bルート(トレッキング)
オリャンタイタンボとその周辺の遺跡観光もしたい人
→Cルート(バス+電車)
一番安く済ませたい or 軽めのトレッキングだけしたい人
→Dルート(バス+トレッキング)
3.Inka Rail(インカレイル)利用時の様子
私達は帰路のアグアスカリエンテス→オリャンタイタンボ間にて、Inka Rail(インカレイル)を利用しました。
クラスは最安のThe Voyagerです。
その際の様子をご紹介します。
3−1.アグアスカリエンテスの駅
アグアスカリエンテスの駅は、新しくて綺麗です。
庭やちょっとしたカフェ、待合スペースもあり、時間を潰すのには困らなさそうです。
入口は門のようになっており、スタッフがチケットチェックしていますので、治安も心配ありません。
また、中心部のすぐ近くにあるため、アクセスも良好です。
Inka Rail(インカレイル)、Peru Rail(ペルーレイル)どちらも同じ駅を利用することになります。
3−2.車内の設備
最安クラスのThe Voyagerでしたが、車内は十分新しくて綺麗でした。
それぞれの座席には折りたたみ式のテーブルがついており、軽い飲食や作業ができるようになっています。
窓はかなり大きめの作りになっており、景色を楽しむための車両といった感じでした。
Wifiやソケットはありませんでしたが、乗車時間はたったの1時間40分なので、特に問題はありません。
また、車内トイレがありました。
3−3.ペルーレイル・インカレイルの注意点
①大きな荷物は持ち込めない
ペルーレイル・インカレイルともに、大きな荷物は持ち込めません。
なぜなら荷物用の専用スペースがないからです。
座席の下に置くことになります。
また、重量もペルーレイルが5kg以下、インカレイルが8kg以下と制限されています。
参考:https://machupicchu.center/ja/USD/machu-picchu-tickets-train-tickets
旅行用のスーツケース・バックパックなどはクスコの宿に置いて、リュックサック・ハンドバッグだけで向かう必要があります。
クスコの宿では荷物預りサービスをやっていることが多いので、宿に確認してみてください。
②意外と揺れる
山道を進んでいくので仕方ないのですが、結構揺れました。
私はもともと車酔いしやすいので、若干気持ち悪かったです。
心配な方は酔い止めを持っていきましょう。
4.スタンドバイミーコースの様子
私はクスコ→アグアスカリエンテスへ向かう際に、スタンドバイミーコースを選択して行きました。
(前出のDルート)
つまり、クスコ→ハイドロエレクトリカまではバス、ハイドロエレクトリカ→アグアスカリエンテスはトレッキングです。
このコースの詳細をご紹介していきます。
4−1.クスコでのピックアップ
私はクスコ→ハイドロエレクトリカへのバスをGet your guide(ツアー予約サービス)で予約しました。
予約後にツアー会社から連絡があるので、ピックアップしてほしい場所(宿泊先)を伝えておきます。
当日の朝は6:20頃にお迎えのバンがきました。
その後しばらく、他の乗客を回収し、まずはオリャンタイタンボまで向かいます。
この道が結構くねくねとした道で、私は完全に車酔いしました。
4−2.朝食
8:00過ぎ頃オリャンタイタンボ付近に着くと、カフェテリアのような場所で30分ほど休憩になります。
朝食セットが20ソル、フルーツサラダが15ソルでした。
トイレもあるのでここで済ませておく必要があります。
(トイレットペーパーはないので要注意)
この後、5時間ほど走りますが、1回だけトイレ休憩があります。
4−3.ハイドロエレクトリカ着
13:00頃、ハイドロエレクトリカに着きました。
着いた場所はトレッキングコースの入口をちょっと通り過ぎた先にあるレストランでした。
この先ご飯が食べられるかどうか微妙…と思ったので、このレストランで20ソル(約840円)のハンバーガーを食べました。
ペルーの物価を考えると、かなり強気な値段設定です
しかし、皆さんに声を大にして伝えたいです。
トレッキングコースに入って線路が見えてくると、ローカルな飲食店がわんさかあります!
ハンバーガーは5ソル(約210円)ほどで食べられますので、節約したい方はぜひそちらへどうぞ…!
4−4.トレッキング
トレッキングは基本的に線路沿いの平坦な道を歩いていきます。
私達はトレッキングを始めたのが14:00ごろ、アグアスカリエンテスに着いたのが16:40ごろということで、全体で約2時間40分ほどかかりました。
途中20分ほど休憩もしています。
①トレッキングコース入り口
レストランでお高めの昼食を終えた後、トレッキングコースへ入っていきます。
トレッキングコースに入る前にチェックポイントで名前・国籍等を記入する必要があります。
うろ覚えですが、確かパスポートチェックもありました。
②ハイドロエレクトリカの駅
山道を歩き始めてわずか5分程度で、ハイドロエレクトリカの駅に着きます。
線路沿いにはたくさんのお店が並んでおり、ハンバーガー等を食べたり、カフェで休憩することもできます。
このあたりのカフェで2ソル程度支払えば、トイレを借りることもできます。
ハイドロエレクトリカの駅を離れると、しばらくトイレが借りられそうなところはないので、ここでしっかり済ませておきましょう◎
駅を過ぎてしばらくすると、右手側に山を登っていく階段があります。
この階段からが本格的なトレッキング開始です。
ちなみに、この階段は15分程度で終わり、あとは線路沿いの平坦な道なので安心してください。
③鉄橋
線路沿いを20分ほど進むと、鉄橋が見えてきます。
映画『スタンドバイミー』のように、線路上を歩く必要はなく、脇に歩行者用の通路があるので安心です。笑
鉄橋を渡った後もひたすら線路沿いを歩きます。
④マチュピチュ遺跡を回り込む
この後はひたすらマチュピチュ遺跡を回り込む形で進みます。
(もちろん遺跡の姿は見えませんが、地図でみると一目瞭然です)
たまに汽笛が聞こえて、「やばい、電車来る!」と待ち構えてみるものの、電車のスピードが遅いのか、なかなかやって来ません。笑
このあたりから休憩スポット(カフェ等)も出没するようになります。
⑤線路から外れる
とうとう「Aguas Calientes」の看板が、線路のルートから外れます。
歩き始めて2時間、常に線路とともに歩いてきましたが、ここからは道路になります。
この後は40分ほどでアグアスカリエンテスに着きます。
4−5.休憩スポット等
歩き始めてから1時間ほどは、全くカフェ等はありません。
(もちろんトイレも)
ただ、鉄橋を越えてしばらくすると、カフェがたまに出没するようになります。
カフェだけでなく民泊もやっているようで、「宿泊していく?」と聞かれたりもしました。
4−6.スタンドバイミーコースの注意点
①虫除けスプレー必須
スタンドバイミーコースのトレッキングは、ほとんど山の中を歩くルートになっています。
もちろん蚊がウヨウヨいるわけです。
ペルーではデング熱による非常事態宣言も出ているほどですので、通常以上に蚊の対策に力を入れたほうが良いでしょう。
②イヤホン・線路上での撮影は禁止
現役の線路沿いを歩くため、イヤホンをつけてのトレッキングは禁止されています。
理由はもちろん、電車が近づいてきていることに気づきにくくなるためです。
また、線路上で立ち止まって写真を撮るのも禁止されています。
③電車はほとんど通らない
電車が来るかもしれない…と常に注意しておく必要はありますが、実際のところ、電車はそんなに頻繁に通りません。
私達のときは1回だけ通りましたが、2時間半のトレッキングで1回なので、その程度の頻度です。
電車の写真を撮りたいと考えている方は、汽笛が聞こえたら心構えをしておくとよいでしょう。
(と言っても、汽笛が聞こえてから実際来るまでには相当な時間がかかります)
5.行き方を決める際に気をつけたいこと
5−1.インカトレイルは早期予約必須
4つのルートの中で一番早く予約が埋まるのはインカトレイルです。
インカトレイルで行きたい!と思ったら、とりあえずすぐに予約する必要があります。
Get your guide(ツアー予約サービス)で見てみると、特に3泊4日の方は数カ月先まで予約が埋まっているのがわかると思います。
■1泊2日のインカトレイル
■3泊4日のインカトレイル
5−2.酔い止めを持参する
オリャンタイタンボ〜アグアスカリエンテス付近の道は山道となっており、車で行くにしても電車でいくにしても、車酔いする可能性があります。
車酔いしやすいという自覚がある方は、酔い止めを準備していきましょう。
5−3.オリャンタイタンボ周辺にも遺跡がたくさんある
マチュピチュ遺跡の地名度が高すぎてあまり知られていないと思うのですが、オリャンタイタンボ付近にもたくさんの遺跡があります。
たくさんあるので、16箇所まとめたセットチケットなんかも売ってるくらいです。
時間がある方はオリャンタイタンボ周辺での観光も視野に入れてみてください。
5−4.電車のチケットは早く購入する
インカトレイルの次に、早く予約したほうが良いのは電車のチケットです。
Peru Rail(ペルーレイル)、Inka Rail(インカレイル)ともにいくつかのクラスがあり、食事やショーなども含まれたクラスなんかもあります。
自分の希望するクラスが埋まってしまう可能性があるので、電車で行こうと決めたら、なるべく早く買ってしまいましょう。
6.まとめ
マチュピチュ遺跡へ行く際は、必ずクスコを経由してアグアスカリエンテスの村に行くことになります。
クスコ→アグアスカリエンテスへの行き方は4通りあり、それぞれ長所があります。
ご自身が重要視されるものと照らし合わせて、最適な手段を選んでください。
コメント
はじめまして、何点かご質問があります。
ハイドロエレクトリカからトラッキングするルートなのですが、クスコからマチュピチュ村までどのくらい時間かかりましたでしょうか?
また、帰りはインカトレイルかペルートレイルを使って少しでも楽に帰りたいのですが、ハイドロエレクトリカのツアーが往復送迎となっているのですが、どのようにして帰路につきましたか?
かーねるさん、コメントありがとうございます!
かかった時間は下記のとおりです。
・クスコ→ハイドロエレクトリカ…7時間弱(車)
・ハイドロエレクトリカでの昼食…30分
・ハイドロエレクトリカ→マチュピチュ村…4時間半(トレッキング)
帰路については、私達も電車を使ってオリャンタイタンボまで帰りました。
※つまり、ご紹介したハイドロエレクトリカ行きの往復ツアーのうち、往路のみツアー利用しました。
そして、オリャンタイタンボ→クスコは乗り合いバン(コレクティーボ)を利用しました。
今Get your guideを見てみたところ、クスコ→ハイドロエレクトリカ行きの片道ツアーが新登場しているようです。
https://www.getyourguide.com/aguas-calientes-l91472/cusco-transfer-cusco-hydroelectric-to-go-to-machupicchu-t694324/?partner_id=HN4VBN9&utm_medium=online_publisher
(このツアーは新登場のツアーなので、口コミがありません。可能であれば他の人の口コミが記載されるまで予約は待ったほうが良いと思います。)
もし他にもご不明点がございましたら、お気軽にご質問ください!
返信有り難うございます!色々調べてもらい、本当に助かりました!
トレッキング結構時間かかるみたいですね🥶🥶🥶少し時間に余裕がなさそうな計画になってしまったので往復電車使おうかと思いました。。
ありがとうございます!!
かーねるさん、ありがとうございます!
トレッキングルートは、朝早くに出て、夜くらいまで時間かかってしまいますね…💦
時間に余裕がなさそうであれば、電車がおすすめです!
ペルー旅行、ぜひ楽しまれてくださいね!
有益な情報をありがとうございます。様々な情報が溢れているものの、自分が本当に欲しいものを見つけるのは容易ではありません。そんな中、わかりやすく必要な情報が網羅されているLocavelさんのサイトには本当にありがたいです。来年3末にワンワールドで世界一周に出る75才女性です。ソロ旅です。ある程度旅慣れてはいるものの南米は治安を考慮し代理店お任せ周遊の見積もりをとったところ、あまりにも高額で断念。個人手配に切り替え、マチュピチュ、ウユニ、イグアスの滝に絞ったところです。マチュピチュのスタンドバイミーレイルを歩きたかった(スペインのカミーノを何度か歩いているので歩くの好きです)ので具体的な行きかたなど助かりました。スケジュールはマチュピチュ村で1泊して翌日マチュピチュへとなりますか?
望月さん
コメントありがとうございます!
そう言っていただけると嬉しいです!
1日でクスコ〜マチュピチュ村へ行く場合、基本マチュピチュ村到着日は1泊することになると思います。
というのも、マチュピチュ村に着くのが16〜17時頃となり、その後遺跡へ向かうには時間が足りないためです。
※マチュピチュ村到着の翌日にマチュピチュ遺跡へ向かわれる場合、
マチュピチュ村に着いたらなるべく早く、遺跡へのバスチケットを購入するようにご注意ください
またウユニ、イグアスの滝についても、このブログで記載してますのでぜひ見てみてください!
イグアスの滝は個人で行くハードルは低いです。
ウユニ塩湖は現地ツアー会社で予約するイメージになると思います。
余談ですが、私もカミーノ楽しみました!
最短距離でしたが…(^_^;)