カッパドキアの奇岩群と気球の光景は、一生に一度は見てみたい絶景です。
まるでSF映画のような世界に、数えきれないほどの色とりどりの気球が浮かんでいる情景は、日本では見ることができません。
そんなカッパドキアの気球ツアーに実際参加しましたので、その内容や注意点などをご紹介します。
気球ツアーはいくつかあるのですが、オススメのものもご紹介します!
※この記事は2023年11月時点のレート、1リラ=約5.5円、1ユーロ=約160円で計算しています。
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目次
1.カッパドキアとは
トルコの中央に位置する地域で、こちらの写真のような奇岩群の光景で有名です。
カッパドキアはこのあたりの地域一帯を指す言葉のため、実際に宿泊・観光する地域は「ネヴシェヒル」「ウチヒサール」「ギョレメ」などのようにそれぞれ細かい地域名があります。
「カッパドキアに行きたい!」と言ってバスを予約した場合、ホテルはギョレメにあるのに、バスはネヴシェヒルに到着してしまった、ということもあり得ますので、細かい地域名まで認識しておいたほうが良いです。
※カッパドキアでイメージする風景の大半はギョレメにあります。
なお、飛行機でカッパドキアの近くまで行く場合、最寄りの空港はカイセリ空港またはネヴシェヒル空港になります。
2.気球ツアーの料金・予約方法
①料金
気球ツアーの相場は時期によって異なります。
<ベストシーズン(4月〜10月)>
200〜300ユーロ(約32,000〜48,000円)
<オフシーズン(11月〜3月)>
100〜150ユーロ(約16,000円〜24,000円)
また、シーズン以外に下記の要素でも金額が変わります。
- 時間帯(日の出 or 日中)
- 搭乗人数(多いのは30人前後)
- 飛行場所(ローズバレー周辺 or ソーアンル渓谷)
それぞれ10〜50ユーロほど変わってきます。
②予約方法
現地で予約する主要な方法は、下記3通りあります。
- 宿泊先で予約してもらう
- 街にあるツアー会社で予約する
- Get your guideで予約する
一番安く抑えられるのはGet your guideで予約する方法です。
また、安いというだけでなく、ツアー内容が細かく書いてあったり、他社のものと落ち着いて比較したりすることもできるのでオススメです。
(意外と「料金に含まれるもの」や、ツアー内容に違いがあったりします。)
一旦Get your guideで金額を確認しておいて、宿泊先・街中のツアー会社の金額と比較してみるのも良いと思います。
ただし、直近の日程の気球ツアーは午前中のうちに埋まることもありますので、ご注意ください。
(1日あたり約150機しか飛ばせない&天候によって中止になると直近の日で再予約が発生するため)
3.おすすめのツアー
私の思う、気球ツアー選びのポイントと、おすすめのツアーを紹介します。
①ツアー選びのポイント
まず、ツアー選びのポイントはこちらです。
- 気球の飛行場所
- 時間帯
気球の飛行場所はソーアンル渓谷、またはローズバレー&妖精の煙突付近の2箇所があります。
前者の渓谷を選択してしまうと、付近を飛ぶ気球の数が激減し、10個強ほどになります。
気球がたくさん浮かぶ風景は見られないので、ローズバレー&妖精の煙突付近のツアーを選ぶのがおすすめです。
時間帯についても、日の出の時間帯を選択するのがおすすめです。
気球の数も違いますし、何より朝日に染まるローズバレーが非常に美しいからです。
日の出後に気球に乗った私達ですが、朝日に染まるローズバレーは問題なく見れました。
②おすすめのツアー
私がおすすめしたいツアーはこちらです。
(自分が参加したツアーです。笑)
日の出の時間帯にローズバレーやゼルヴェ野外博物館上空を飛ぶツアーです。
こちらは無駄を削ぎ落とした必要十分の内容になっています。
例えば、ツアーによっては豪華な朝食を提供してくれるものもありますが、このツアーの朝食は袋入のクロワッサンとジュースのみで簡素な内容です。
だからこそ、安いのに満足いく内容のツアーを体験できます。
4.内容
ここからは私達が実際参加したツアー内容をご紹介します。
基本的にはどのツアーもほぼ同じ内容です。
①早朝にバンでホテルへお迎え
私達が行ったタイミング(11月)は、日の出が7:00頃だったので、朝6:00頃にお迎えの車が来ました。
バンの中には私達以外に12人ほど別のお客さんがいました。
②天候により待機&朝食
実は気球は天候により中止になることも多いです。
バンが目的地に到着してから、1時間ほど車内で待機時間があり、その間に朝食を食べました。
実はカッパドキアの気球飛行は、政府が天候判断をしているのでその判断待ちで長く時間がかかっていたのです。(待ち時間は暇でしたが、天候判断が意外としっかりしていて安心でした)
その間に太陽は上り、日の出は終わってしまいましたが、なんとか気球が飛ぶことに。
実はこの日、1週間ぶりに飛べることになったようです。
(1週間毎日ツアーに参加し、キャンセルされ続けた人もいました)
私達が行った11月はこういったこともしばしば起こるようで、飛べてラッキーでした。
③搭乗準備
気球を膨らまし終わると、搭乗していきます。
気球のバスケットの中は大きく4つに分けられています。
2人や3人で来ている場合、ツアー会社の人もなるべく一緒の区画に入れてくれようとします。
が、自分の友人や家族と離れたままボーっとしていると、同じバスケット内の違う区画に入れられかねないので注意です。
バスケットの中に入った後は、シートベルトのようなもので体とバスケットを固定してくれます。
④飛行
そしてとうとう、離陸です。
気球の飛行は案外安定していて、浮遊感は少ないです。
軽度の高所恐怖症の私ですが、余裕でした。
たくさんの気球たちがほぼ同時に離陸して、とても素敵な眺めでした!
しばらくは気球飛行自体を楽しんでましたが、次第にレッドバレーやローズバレーが見えてきて、意識はそちらへ。
ローズバレーとたくさんの気球が浮かぶ眺めは素晴らしかったです!
別世界を冒険しているかのようでした。
⑤着陸後はシャンパンでお祝い
ゼルヴェ野外博物館近くまで来ると、楽しかった気球ツアーもほぼ終わりです。
何事もなく着陸し、気球から降りた後はシャンパンでお祝いです。
ツアー申し込みの際に「シャンパンでお祝い」って書かれてるのを見たときは若干胡散臭い…とまで思っちゃってたんですが、実際やってみると良かったです!
というか、1週間待機して乗れた人もいたわけなので、お祝いしたくなる気持ちもわかりました。
幸運に恵まれた私達でも無事飛べたことを喜び合いたくなりました。笑
あと、お祝いの後には「飛行証明書」なるものがもらえます。
◆気球からの眺めをYoutubeでもご紹介しています!
⑥ホテルまで送迎
楽しかった時間もおわると、着陸地点で待機してくれていたバンに乗り込み、帰路につきます。
バンは自分のホテルまで送り届けてくれるので安心です。
これにて、ツアーは終了です。
私達は1時間待機があったこともあり、ホテルに帰ったのは朝10時くらいでした。
5.注意点
①気球ツアーの予約は早めに
私達が行ったのはオフシーズンの11月でしたが、朝に空きがあったはずのツアーが午後には埋まっていた、ということがありました。
ツアー会社の人によると、飛ばせる気球の数は1日あたり上限があり、約150機強となっています。
オフシーズンでもぱっと数えたところ、100機ほど飛んでいました。
…つまり、シーズン中(4月〜10月)は、気球ツアーはすぐに埋まってしまう可能性が高いです。
また、その日の気球ツアーが中止になった場合、飛べなかったツアー参加者が急いで翌日以降のツアーを予約します。
そういったことも視野に入れて、なるべく早めに気球ツアーを予約しましょう。
②気球は天候により中止になることもある
私達が行ったタイミングは、1週間の間ずっと気球が飛ばせなかったそうです。
時期にもよりますが、天候により中止になる話はよく聞きますので、絶対気球に乗りたい人はカッパドキアに数泊するのがオススメです。
(中止になったらすぐ、翌日以降のツアーを予約しましょう)
また、天候により中止になった場合は返金されるのが一般的ですが、念のため中止時に返金されるかどうかも確認しておきましょう。
6.まとめ
カッパドキアの気球ツアーは無数の気球と、まるで違う星に来たかのような風景が楽しめる、オススメのツアーです。
宿泊先やツアー会社で予約するのもアリですが、おすすめはGet your guideで予約する方法です。
内容・費用・注意事項などを落ち着いて、比較検討できるので納得して選ぶことができます。
気球ツアーを予約する場合は、気球が飛行する時間帯と場所にご注意ください。
それでは、カッパドキアの絶景をぜひお楽しみください!
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