世界3大うざい国といえば、インド・エジプト・モロッコです。
今回はその中のエジプトに焦点を当てて、
なぜエジプトは世界3大うざい国と言われてしまうのか?
について、インドとエジプトを旅した私達の経験を踏まえて論じていきたいと思います。
どんなふうにうざいのか?
危ないのか?
差別されるのか?
インドはどうなのか?
など記載しています。
こういった考察は他のサイトでも見かけましたが、時期が古いものだと、書かれている内容と現在のエジプトの様子が変わっていると感じました。
私達は2023年11月に旅行しましたので、最新の内容をお届けします。
なお、この記事は私達の経験に基づくものですが、考察は個人的な見解ですので、ご了承ください。
エジプトの観光記事はこちらをご覧ください!
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目次
1.エジプトが世界3大うざい国と言われてしまう理由
①商売で声をかけてくる人が多すぎる&しつこすぎる
そりゃ観光地ですから、商売で声をかけてくる人が多いのは普通です。
でもあなたの想像の10倍以上は声をかけてきます。
どのくらい多いかというと、商売人に声をかけられた後なんとか断って、その2,3分後にはすぐ別の人に声をかけられるレベルです。
そして、声をかけてくる人は全員とてもつもなくしつこいです。
例えば観光スポットの自称公式ガイドであれば、下手に返事をすると15分くらい、200m以上の距離をずっとついてきます。
また、タクシーや馬車であれば、スピードを落として並走を5分くらい続けます。
いや、他の車の邪魔にもなるからやめて…
このダブルパンチにより、常に商売人を断る時間になり、非常に疲れます。
これだけで10倍くらい疲れます。
ちなみに、一番ひどかったのはルクソールでした。
こういった声かけは、ツアーに参加すれば軽減されるようです。
(対象が多いので声をかけられる割合が減る、ガイドさんがいることで声をかけづらくなる…など)
②バクシーシ要求が多すぎる
続いては商売でもなく、ただ一方的にお金をくれと言ってくる人たちです。
インドやエジプトなどの国にはバクシーシという、「富める者が貧しい者に施す」という習慣があります。
そういった文化は「郷に入っては郷に従え」である程度受け入れるしかないと思いますが、あまりにも多すぎます。
ひどいところだと、歩いていると5分に1回は「Hello, 1 doller!」と言われます。
観光スポットエリアでは商売人に声をかけられ続け、ホテルやレストランの近くではバクシーシ要求され続けられるので、常に疲れます。
(そしてこれも、しつこいことが多い)
インドにも行きましたが、エジプトのほうが断然多かったです
ちなみに、子供が声をかけてくる事が多かったです。
だからこそ無視しづらくて、より一層精神的に疲れました。
③観光客からお金を取る気マンマンすぎる
エジプトはとにかく外国人料金の国です。
観光スポットの入場料から、公共交通機関、レストランまで…
ある程度は仕方ないと思いますが、ほぼすべてに外国人料金が適用されますし、結構えげつない価格差があるので、うわぁ…って気持ちになります。
エジプト人価格に対して、外国人はだいたい2〜4倍の料金になります。
外国人料金のことを知っているので受け入れますが、ちょっと露骨すぎて引くことはあります。
また、外国人観光客に何か売ろうとしたりして交渉するとき、エジプト人は相場の倍額以上から言ってくることが多いです。
これも知っていれば特にお金を損することはないのですが、そのやり取りが疲れます。
他にも理由はあると思うのですが、大きくはこの3点かなと思います。
とにかくエジプトは疲れる。
※ただし、アレクサンドリアは上記3点に全然当てはまらず、良い都市でした
■エジプトのお金に関する話は別記事でまとめています
2.危ないことはあるのか?
エジプトがうざく感じる理由として、「危ない」を挙げている意見も見ましたが、その意見にはそこまで共感しませんでした。
確かにエジプトの治安は微妙です。
嘘をついて観光スポットとは別の方向に連れて行こうとする人や、お金を要求してくる多くの子供などおり、お世辞にも治安が良いとは言えません。
しかし、基本的に
・事前に情報を知ってれば回避できる
・警戒していれば回避できる
・無視して回避できる
というものばかりでした。
力技でどうこうされたり、薬を使ってどうこう…という悪質なものはありませんでした。
※とはいえ、旅行の際は気を緩めず、注意しながら過ごしてください。
3.差別されるのか?
正直、エジプトで差別を受けたことはありません。
…が、これは何を差別と捉えるかによって違ってくるかもしれません。
よくネットで言われるのは「チャイナ」「ニーハオ」などのように、アジア人=中国人と決めつけて、馬鹿にされているように感じる、というものです。
私達も数え切れないほど、「ニーハオ」と言われてきました。
でもこれって本当に差別でしょうか?
だって大半のエジプト人は、日本人と中国人の見分けがつくわけないです。
中国人観光客は、エジプトを含む多くの国に大勢来てるんです。
見分けがつかないなら、とりあえず「ニーハオ」と言いますよね。
それに「ニーハオ」と言われるのはエジプトだけじゃないんです。
ベトナムから始まり、ヨーロッパのイギリスに至るまで、「ニーハオ」と言われなかった国なんかあったかな?という感じです。
そもそも「中国人と思われる=馬鹿にされているように感じる」って、中国人が聞いたらどう思うんでしょうか?
ニヤニヤ笑いをしながら言われた!って話も聞きますが、それは笑い方の習慣の違いな気がします。
もし「チャイナ」「ニーハオ」と言われて微妙な気分になることがあったら、「ジャパン」「コンニチハ」と言われてるのと同じだと思いましょう。
差別ではなく、親しみを込めて(もしくは商売心から)声をかけているだけだと思います。
4.優しい人もいる
私は「エジプトにはうざい人が多い」「エジプトを旅行すると疲れる」とは思います。
…が、親切な人も確かにいました。
- 夫が一人でアイスを食べていると勘違いし、私(妻)に手持ちのバナナを分けてくれた夫人
(ついでに、夫に「一人で食べてないで分けてあげなさいよ」と笑っていた) - ルーフトップでくつろいでいたら、紅茶を入れてくれて、渡そうとしたチップを遠慮していたスタッフ
- Uberタクシー運転手と話がまとまらない度にいつも通訳してくれた、カフェでくつろいでたおじさん
- 車の量が多すぎて横断できずにいたときに、一緒に横断してくれて、また横断して元の場所に戻っていったお兄さんたち
パッと思いつくだけでも、このくらいはありました。
うざいと感じることは多いですが、全員がそうではないのです。
警戒しないといけない中、こういった親切を素直に受けるのは非常に難しいですが、
このことも認識していただけると私も嬉しいです。
5.インドはどうなのか
インドとエジプトは、少し性質が違うと思います。
<インド>
・一般人…基本的にうざくない。ただ、超人懐っこい。
・商売人…詐欺事例がとても多い。
・物乞い…もちろんいるが、エジプトよりは少ない。
・犯罪…観光客を狙った酷い犯罪が多い。
<エジプト>
・一般人…基本的にうざくない。人懐っこい。
・商売人…しつこく言ってくるのみ。
・物乞い…子供がとても多い。挨拶と物乞いはセット。
・犯罪…個人を狙ったものよりテロ事例のほうが見る。
インドは近年、うざいとかうざくないとかの前に、観光客を狙った犯罪事例が多すぎます。
女性を狙ったむごい犯罪、極悪な手口の詐欺事例、恐ろしい暴行事件など…
しかし、まっとうなインド人は「犯罪が多い国だと外国人から思われている」ということをよく認識していますし、実際犯罪が多いことも知っています。
だからこそ、ツアー会社やタクシー運転手は、観光客を守ることを意識し、予防のための注意事項などをしっかり伝えてきます。
インドの犯罪以外の面に関していえば、人懐っこすぎることや、社会的な秩序があまり保たれていないことなどが、多くの日本人にとって「うざい」と感じるポイントだと思います。
人懐っこすぎるはエジプトとも共通しますが、エジプトはインドより社会的な秩序は保たれていると思いますので、そこは異なりますね。
6.まとめ
私が思うエジプトが世界3大うざい国と思われる理由は下記3点です。
- 商売で声をかけてくる人が多すぎる&しつこすぎる
- バクシーシ要求が多すぎる
- 観光客からお金を取る気マンマンすぎる
とはいえ、インドよりは観光客を狙った犯罪事例も少なく、また一般の人は優しく、親切な人も多いです。
トラブル事例を知って、しっかり準備していけば、たいていのことは回避できると思います。
エジプトに旅行に行かれる場合は、ぜひ入念に調査をしていってください!
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