アドリア海の真珠と言われる、ドゥブロヴニクについて、おすすめの滞在イメージや見どころ、交通情報をご紹介します。
『魔女の宅急便』『紅の豚』のモデルとなっていたり、『ゲームオブスローンズ』のロケ地に使われていたり…と、それぞれの作品のファンの方にとっては、ぜひ一度訪れたい都市でもあると思います。
お得なドゥブロヴニクカードについても、最新情報を詳しく記載していますので、ぜひご覧ください!
■ゲーム・オブ・スローンズのロケ地紹介はこちら!
【GOT】クロアチア・ドゥブロヴニクにあるゲーム・オブ・スローンズの主なロケ地紹介!
※「ドブロブニク」「ドゥブロブニク」「ドブロヴニク」等の表記ゆれがありますが、当記事では実際の発音に近い「ドゥブロヴニク」を使用して、以降の章を記載します。
※この記事は2023/08時点のレート、1ユーロ=約160円で記載しています。
目次
- 1.おすすめ日数・予算
- 2.ベストシーズン・服装
- 3.ドゥブロヴニクで必ず行くべきところ・やるべきこと
- 4.観光スポット紹介
- 5.市内交通
- 6.地域の色
- 7.治安
- 8.次の街への移動方法
- 9.まとめ
- 番外編:ドゥブロヴニクカードに含まれるスポットまとめました
- City Wall(城壁)
- Fortress Lovrijenac(ロブリイェナッツ要塞)
- Archaeological exhibitions(考古学展示室)
- Dulčić Masle Pulitika Gallery(Dulcic Masleギャラリー)
- Cultural History Museum, Rector’s Palace(文化歴史博物館)
- Ethnographic Museum(民族博物館)
- The Pulitika Studio(Pulitikaのスタジオ)
- Dubrovnik Natural History Museum(ドゥブロヴニク自然歴史博物館)
- Friars Minor Franciscan Monastery Museum(フランシスコ修道院博物館)
- Museum of Modern Art Dubrovnik(ドゥブロヴニク現代美術館)
- House of Marin Držić(Marin Drzicの家)
- Maritime Museum(海洋博物館)
1.おすすめ日数・予算
おすすめ日数は3泊4日(中2日)です。
1日目…ビーチ
2日目…旧市街散策(+行きたい方はスルジ山へロープウェイで行きましょう)
3日目…水上アクティビティ
4日目…移動
予算イメージは1人あたり約140,000円です。
宿泊費…60,000円
食費…45,000円
観光費…20,000円
雑費…10,000円
2.ベストシーズン・服装
ドゥブロヴニクを訪れるおすすめの時期は7〜8月です。
せっかくドゥブロヴニクに行くのに、旧市街だけではもったいないです!
海に入れる時期に訪れて、美しいアドリア海のビーチや水上アクティビティを楽しみましょう!
服装については特に注意すべき点はありません。
スルジ山をハイキングする場合は、山歩きに適した服装をオススメします。
水着もお忘れなく!
■Youtubeでもご紹介しています
3.ドゥブロヴニクで必ず行くべきところ・やるべきこと
ドゥブロヴニクはとにかく混みます!
何をやるにしても、早起きして朝イチで行きましょう!
3−1.城壁ウォーク
13世紀に作られた城壁で、17世紀に起こった大震災も乗り越えた強固な壁です。
旧市街をぐるりと囲んでおり、ここまで綺麗に城壁が残っているのは珍しいと思います。
城壁の上は歩けるようになっており、大人気観光スポットです。
この城壁の上からは、美しいアドリア海や旧市街を臨むことができ、ドゥブロヴニク一番のハイライトとも言えます。
城壁を上り下りできる箇所は3つあり、1周約1時間半かかります。(写真を撮る時間も含めて)
そこまでキツくはないですが、地味に階段の上り下りが多いです。
城壁の入り口は下記3箇所です。
■ピレ門付近
■Maritime Museum付近
■ドミニコ会修道院の付近
城壁を歩く上での注意事項
・水を持参しましょう
海側は城壁の上にも水を売っている場所やカフェがありますが、山側はありません。
海側のカフェはお水3ユーロ、アイスクリーム2ユーロ、といった金額感でした。
・歩きやすい靴にしましょう。
城壁に登ってからも、かなり階段があります。
昔の城壁ですので、ゴツゴツしていて、あまり歩きやすくはないです。
ヒールを履いてくると結構大変だと思います。
・帽子、サングラス、日焼け止めを持ってきましょう。
城壁の上なので、あまり遮るものがありません。
つまり、1時間半ほぼずっと太陽に照らされ続けるのです…
3−2.カヤックorスピードボート
せっかくドゥブロヴニクに来たなら、ぜひ水上アクティビティ(カヤックorスピードボート)もやりましょう!
他の国・都市でやるのと何が違うかと言うと…
①アドリア海が美しすぎる
②海から見る旧市街の城壁が壮大で素晴らしい
③すぐ近くのロクルム島に行けちゃう
Get Your Guideで探すと、およそ40〜60ユーロほど(約6,400円〜約9,600円)で3時間ほどのカヤックツアーがたくさん見つかります。
Apple store – Get Your Guide
Google play – Get Your Guide
■カヤックツアーのお申し込みはこちらから!
3-3.旧市街歩き
古い街並みが残っている都市は多くありますが、ドゥブロヴニクほどの規模で残っているのは珍しいのではないでしょうか。
石畳の道に歴史的な建物が並ぶ様は、まさしく思い描くヨーロッパです。
もちろん、レストランやカフェ、お土産屋さんがたくさんあるので、グルメやお買い物を楽しむことができます。
細い路地も多くあり、この路地の先には何かあるのかな?と探検するのも楽しいです。
また、旧市街には数多くの美術館・博物館・教会があり、見る場所もたくさんあります。(教会は基本入場無料)
ぜひ、中世の街並みにどっぷり浸かってください。笑
<TIPS>ドゥブロヴニクカードについて詳しく紹介
ドゥブロヴニクカードとは、城壁や博物館、要塞などのスポットが1回ずつ入れる&市バス乗り放題の1日パスです。
ドゥブロヴニクカードの料金
1日券 35ユーロ(約5,600円)
3日券 45ユーロ(約7,200円)
7日券 55ユーロ(約8,800約)
私達は1日券を買いましたが、半分は回れました。
昼15:00頃に切り上げたので、あと3つくらいは見れたと思います。
訪れていない場所はあまり興味がない場所でしたので、1日券で十分でした。
※3日券、7日券を買うと、追加でBukovac House、Konavle Country Museum、Racic Family Mausoleumに入れるようになります。
ドゥブロヴニクカードに含まれるもの(★は私達が訪れた場所)
- 市バス乗り放題★
- City wall(城壁)★
- Fortress Lovrijenac(ロブリイェナッツ要塞)★
- Ethnographic Museum(民族博物館)★
- Archaeological exhibitions(考古学展示室)
- Dulčić Masle Pulitika Gallery(Dulcic Masleギャラリー)
- Cultural History Museum, Rector’s Palace(文化歴史博物館)★
- The Pulitika Studio(Palitikaのスタジオ)
- Dubrovnik Natural History Museum(ドゥブロヴニク自然歴史博物館)
- Friars Minor Franciscan Monastery Museum(フランシスコ修道院博物館)★
- Museum of Modern Art Dubrovnik(ドゥブロヴニク現代美術館)★
- House of Marin Držić(Marin Drzicの家)
番外編:ドゥブロヴニクカードに含まれるスポットをまとめましたにそれぞれのスポットの位置を記載しています。
で、結局オトクなの?
結論から言うと、ほとんどの場合お得です。
お得ではない例は「旧市街を歩くだけでいい」という場合です。
(旧市街に入るのは無料です。)
なぜかと言うと、城壁+ロブリイェナツ要塞だけで35ユーロかかるからです。
博物館、美術館に行くかどうかを検討する必要はありません。
また、ドゥブロヴニクは坂道が多い街なので、市バス乗り放題も地味にありがたいです。(普通に乗ると1回1.99ユーロもかかります。)
ドゥブロヴニクカードの買い方・使い方
ドゥブロヴニクカードはオンラインで購入できます。
購入後、PDFがメール送付されるので、そのPDFを保存して観光スポットに入るときに見せられるようにしておきましょう。(印刷は不要です)
ちなみに初めて市バスに乗る際は、ドゥブロヴニクパスを使いたい旨を運転手に伝えると、印刷できるようにセッティングしてくれます。
その後、PDFの画面をピッとするとQRコードが印字されたチケットが発券されます。
次回以降バスに乗る際は、そのQRコードを読み込ませます。
■ドゥブロヴニクカード公式サイト(オンライン購入可能)
DubrovnikPass
■ドゥブロヴニク観光スポット単独チケットサイト
CitywallsDubrovnik
4.観光スポット紹介
4−1.ピレ門
西側から旧市街に入るときに通る門です。
華美な装飾はないのですが、重厚な門で、城壁の厚さを感じることができると思います。
門の上には聖ヴラホというドゥブロヴニク守護聖人の像があります。(城壁の至るところにもあります笑)
旧市街の東側には聖ヴラホ教会という、彼の名を冠した教会もあります。
4−2.ロブリイェナッツ要塞
旧市街の西側の、すぐ傍にある要塞です。
規模は大きくないですが、この要塞から見る旧市街とアドリア海がとても美しいです。
ぜひ旧市街とセットで訪れてください。
4−3.ミンチェタ要塞
旧市街の城壁の四隅のうちの1つを守る要塞です。
このミンチェタ要塞が城壁の中で最も高い場所で、旧市街とアドリア海をセットで一望することができます。
一面オレンジの屋根と青い海、そして緑のロクルム島という、まるで絵葉書のような美しい景色をぜひ堪能してください。
4−4.イグナティウス教会
旧市街の南部にある教会です。
いくつか旧市街内の教会に入ったのですが、この教会が最も厳かで、神聖な感じがしました。
入って正面は、上から下まで絵が描かれており、美しかったです。
内部はカメラ禁止で、かつ静かな教会なのではしゃぎ過ぎないように注意しましょう。
4−5.フランシスコ修道院
ピレ門を通ってすぐのところにある修道院です。
大きく華やかな教会で、多くの観光客が来ています。
すぐ横にはヨーロッパ最古の薬局のうちの一つとその博物館が建っています。(薬局は現在も営業中!)
薬局、博物館とセットで訪れてください。
4−6.Banjeビーチ
旧市街の東側にあるビーチです。
旧市街東門から歩いて5分ほどと近く、セットで訪れるのもありだと思います。
アドリア海は透明度が高く、とても美しい海です。
泳ぐもよし、海を眺めるのもよしですので、ぜひ一度行ってみてください!
ちなみに…Banjeビーチではないですが、旧市街の城壁から直接海に出ることもできます。
ビーチではないので、階段を降りた先はすぐに深い海ですが、城壁を眺めながら泳げるのでこちらもおすすめです。
■ここから城壁の外の海に出られます
5.市内交通
ドゥブロヴニクは坂道の街なので、徒歩移動が大変です。
市バスを利用しましょう。
<料金>
・1回券 1.99€
・2回券 3.19€
・1時間券 1.73€
・20回券 21.24€
・1日券 5.31€
・3日券 11.95€
ドゥブロヴニクカードを買うと、定められた期間分乗り放題になります。
詳しくは<TIPS>ドゥブロヴニクカードの買い方・使い方をご覧ください。
また、都市間を繋ぐ長距離バスステーションは旧市街からかなり離れています。
歩いて約1時間+坂道なので、徒歩よりバスを強くお勧めします。
実際歩いたけど、超きつかった…
チケットはチケットブースで買うことができます。
1回券については、バス内でも購入可能です。(おそらく現金のみ利用可)
◼️路線図はこちら
◼️時刻表はこちら(始発バス停の時刻表のみ存在)
また、ドゥブロヴニク市内バスにはアプリが存在します。
使い勝手は何とも言えないのですが、「各バス停の位置」「始発バス停の時刻表」「各番号のバスの通るルート」などはこのアプリで調べられます。
Google play – Libertas app
※Apple storeはなし
6.地域の色
6−1.人・コミュニケーション
旧市街では、ほぼ間違いなく英語が通じます。
長距離バスの運転手さんもカタコトですが英語が話せるようでした。
旧市街では良くも悪くも、観光客慣れしていて対応がクールです。
ときたま日本語の単語を知ってる人がいて、そういう人は日本人に友好的な雰囲気を感じました。
(日本人観光客も比較的多かったです)
6-2.チップ
クロアチアにチップ文化は、ほぼありません。
旧市街の通常レベルのレストランではチップは必要ありませんでしたが、高級レストランに行く場合は必要となると思います。
6−3.宗教
クロアチアはカトリック教徒が多い国です。
日曜日は教会ではミサが行われて、不規則な営業時間となる可能性があります。
事前に行きたい教会の日曜費の様子を調べておくことをオススメします。
6−4.歩行者交通情報
ドゥブロヴニクの街は観光客が多いのに、歩道の幅が短いです…
幸い、横断する時に車側が大抵譲ってくれるのですが、歩きづらいことに変わりはないので、注意して歩きましょう。
なお、旧市街は車は入ってきませんので、安心して歩くことができます。
7.治安
ドゥブロヴニクの治安は悪くないです。
夜でも多くの人が歩いているので、あまり不安はありません。
観光客が多いのでスリ等気をつけた方がいいとは思いますが、リュックで歩いてても特にスリの不安は感じませんでした。
8.次の街への移動方法
クロアチアのバスはBusticket4.meというサイトで購入することができます。
Busticket4.me
※トランクに荷物を入れる場合、別途2〜5ユーロほどの荷物代がかかります。
<行ける街の例>
■クロアチア
スプリット
シベニク
トロギル
ザダル
ザグレブ
■ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
モスタル
サラエボ
■モンテネグロ
コトル
ブドヴァ
ポドゴリツァ
Busticket4.meで探すと結構「そのルートはバスないよ」って言われます。
しかし、下の方にスクロールしてShow more routesのボタンを押すと、提携している別会社のバスがでてきます。
問題なく購入できますので、提携会社のバスを購入するとよいでしょう。
9.まとめ
ドゥブロヴニクは美しいアドリア海に囲まれた、強固な城壁を待つ古い都市で、ヨーロッパでも屈指の観光地です。
また、『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地であったり、『魔女の宅急便』『紅の豚』のモデルの地でもあります。
様々な作品で使われる美しい都市に、ぜひ一度足を運んでみてください。
番外編:ドゥブロヴニクカードに含まれるスポットまとめました
City Wall(城壁)
ドゥブロヴニクの旧市街をぐるりと囲む城壁です。
詳しくは3-1.城壁ウォークをご覧ください。
Fortress Lovrijenac(ロブリイェナッツ要塞)
旧市街のすぐ横にある要塞です。
詳しくは4-2.ロブリイェナッツ要塞をご覧ください。
Archaeological exhibitions(考古学展示室)
彫刻系のものを多く展示している博物館です。
Dulčić Masle Pulitika Gallery(Dulcic Masleギャラリー)
レクター宮殿のすぐ近くにあるギャラリーです。
Cultural History Museum, Rector’s Palace(文化歴史博物館)
レクター宮殿の中にあるギャラリーです。
絵画や宮殿の家具等が展示されています。
2階では特別展示がありました。
Ethnographic Museum(民族博物館)
伝統的な民族衣装や、昔の暮らしの様子が展示されている博物館です。
3階建ての大きな博物館でした。
The Pulitika Studio(Pulitikaのスタジオ)
クロアチアで有名な現代芸術家Pulitikaのスタジオです。
Dubrovnik Natural History Museum(ドゥブロヴニク自然歴史博物館)
海や陸の動物についての博物館のようです。
Friars Minor Franciscan Monastery Museum(フランシスコ修道院博物館)
フランシスコ教会の横にある薬局は、ヨーロッパで最も古い薬局の1つと言われています。(かつ、現在もちゃんと薬局として営業している)
その横には薬学に関係したり、していなさそうだったりする展示物が置かれている博物館があります。
薬局は薬を買いたい人以外入れない&カメラ禁止ですので、このお隣の博物館に入ってはいかがでしょうか?
3〜4部屋ほどの小さい博物館でした。
Museum of Modern Art Dubrovnik(ドゥブロヴニク現代美術館)
現代美術の美術館です。
1階はショップ、2階は絵画、3階以降に特別展として現代美術らしい作品が展示されていました。
(2階も現代美術だと思いますが)
旧市街から歩いて15分ほどの距離にあります。
坂道を登る形になるので、ピレ門から市バスの利用がおすすめです。
House of Marin Držić(Marin Drzicの家)
クロアチアの有名な作家の博物館です。
Maritime Museum(海洋博物館)
船の模型や大砲などが展示されている博物館です。
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