モロッコで使える配車アプリinDriveについてご紹介します!
アプリの登録方法から、タクシーを呼ぶ方法、アプリ利用時の注意点まで、しっかりお伝えします。
モロッコは市内交通が使いづらい部分がありますが、配車アプリを使えば比較的スムーズに移動することができます。
モロッコに旅行に行かれる方は、ぜひご覧ください!
1.inDriveとは
世界で2番目にダウンロードされているタクシーアプリで、アメリカの会社が運営しています。
ダウンロード数の割には知名度が低いような気もしますが、それは対応エリアのためだと思います。
主な対応エリアはアフリカ・南米・中央アジア…となっており、日本人旅行客が多そうなヨーロッパではまだ対応エリアが少ない状況です。
今回のテーマであるモロッコでは、使える配車アプリがCareemとinDriveの2つのみとなっており、私個人的な印象としてはinDriveの方が対応地域が多いと感じています。
■Careemアプリのダウンロードはこちらから
Careem – Apple store
Careem – Google play
■inDriveアプリのダウンロードはこちらから
inDrive – Apple store
inDrive – Google play
■モロッコのタクシー事情全般についてはこちら!
2.登録の仕方
2−1.携帯電話番号を登録
電話番号はモロッコのものでなくても大丈夫です。
配車を頼むと、たまに電話がかかってくることがあります。
(チャット機能もあります。)
2−2.SMSメッセージでコードを受信
SMSメッセージを受け取る際は、モバイルデータ通信をオンにする必要があります。
既に海外にいる場合は機内モードをオンしていることが多いと思いますが、受信時だけ機内モードをオフにしないといけません。
下記のようなメッセージを受信すればOKです。
2−3.受信したコードをinDriveのアプリで入力
受信したメッセージの中の4桁の数字を確認して、inDriveのアプリ側に入力します。
2−4.位置情報サービスの設定
4桁の数字の認証が済むと、位置情報サービスに関するダイアログが表示されます。
私はいつも「アプリの使用中のみオン」にしています。
オンにすれば、現在地情報をもとにタクシーに配車依頼をすることができます。
3.タクシーの呼び方
3−1.利用したい街を設定
メニューボタンよりユーザー名を選択すると、画面が切り替わります。
表示された画面の一番下に、現在設定されている街の名前が表示されています。
自分が使いたいエリアと合っているか確認してください。
※間違っている場合は街の名前をクリックすると、街の検索画面が出てくるのでそこで変更してください。
3−2.メニューボタンより「City」を選択
市内の移動は「City」を選択します。
あまりないと思いますが、別の街へ移動する場合は「City to City」を選択するようです。
3−3.「Ride」を選択して行き先を入力
RideやMotoなど、サービスの選択肢がいくつかありますが、基本的にRideを選択しておけばOKです。
イメージ画面の「目的地」の部分をクリックすると、行き先検索画面が表示されます。
あらかじめGoogle maps等で行き先のスペルを調べておきましょう。
ちなみに、出発地は現在地が初期表示されていますが、クリックして変更可能です。
(イメージ画面だと「Boujloud 22」と表示されている部分です)
出発地と目的地を入力し終えると、最低料金と目的地までの所要時間が表示されているので、確認してください。
3−4.(4人以上の場合)オプション設定を変更
右下の「Find a driver」の横のマークを押すと、4人以上の場合にチェックを入れる場所があります。
3人以下の場合はこの手順はスキップしてください。
3−5.「Find a driver」をクリック
クリックすると「Finding drivers…」という画面が表示されます。
しばらく待っても次の画面に移行しないようであれば、タクシー代を上げる必要があります。
「Your offer」の部分の「+1」をクリックして、タクシー代を上乗せしてください。
このくらいかな…というとこまで上乗せしたら、「Raise fare」をクリックします。
私達はフェズ旧市街〜フェズ鉄道駅まで行くのに、最低料金24dhでは見つからなかったので、30dhまでレイズしました。
3−6.ドライバーが見つかったら「Accept」を押す
ドライバーが見つかると上記のような画面が表示されます。
レートを確認して問題なければ、「Accept」を押しましょう。
このとき、「Accept」の文字色が右側から左側に向けて変わっていきます。
これはAcceptできる残り時間を示すバーになっており、全体が濃い緑色になると、そのドライバーは画面から消えてしまいます。
色が変わるスピードが意外と早いので焦ると思いますが、しっかりレートを確認してからAcceptしましょう。
ちなみに複数人ドライバーが見つかった場合は、下記のように表示されます。
3−7.ドライバーの到着を待つ
Acceptが済んだら、ドライバーの到着を待ちます。
画面に「arrive in ~〇〇min.」と表示されているので、概ねそのくらいの時間は待ちます。
このとき確認しておきたいのは下記2つです。
- 車種とナンバー
- チャットルーム
イメージ画面のように、右上に車のアイコンが表示されると思いますが、このアイコンはアテになりません。笑
車種も色も違いますので、「arrive in ~〇〇min.」の下の部分を確認してください。
(イメージ画面だと「Red Dacia Sandero」が車種と車の色です)
ナンバーは車のアイコンの下に表示されているもので合っています。
また、まれにドライバーからチャットが入ることもあります。
私の記憶では、通知等はなかったと思いますので、定期的に「Contact Driver」のボタンからチャットルームを確認するようにしてください。
3−8.ドライバー到着後は「Ok, I’m coming」を押す
タクシーが到着して、車種・色・ナンバーを確認したら、「Ok, I’m coming」を押してください。
これを押すまで、「タクシー側は到着したけど、乗客はまだ出発地点に来ていない」と認識されますので、押し忘れの無いようご注意ください。
3−9.運転中はinDriveのアプリを確認
タクシーに乗り込んだら、気を抜かずにinDriveのアプリでマップを確認しましょう。
自分が乗っているタクシーがあまりにも進路からそれた場所を走っていないか、確認します。
(ある程度近道をしたり、混雑した道を避けたりすることはあります)
モロッコでは特にトラブルはありませんでしたが、
エジプトで乗ったタクシーは何回注意しても目的地と反対方向に向かうので、危険を感じて降りたりすることがありました。
3−10.タクシー代とチップを払う
無事目的地に着いたら、あらかじめ設定されていたタクシー代とチップを払いましょう。
このときのチップはだいたい、タクシー代の10%ほどです。
キリのいい数字になりそうであれば、切り上げたり切り下げたりして払います。
(例えば、タクシー代が22dhのときは3dhをチップとして25dh支払う、など)
inDriveはタクシードライバー側も乗客を評価することができますので、あまりケチりすぎないようにご注意ください。笑
3−11.ドライバーの評価をする
乗車後、inDriveのアプリを開くと、先程利用したドライバーの評価をする画面が表示されます。
そのドライバーのためにも、他の乗客のためにもぜひ評価をしてあげてください。
ちなみに、乗客側もドライバーに評価される仕組みになっています。
4.注意点
4−1.支払い方法は現金のみ
inDriveでは支払い方法は現金のみとなっています。
(inDriveのサービスとしては、オンライン送金もできるようですが、利用時にその選択肢は出てきませんでした。モロッコでは使えないのかもしれません。)
今まで利用したドライバーは「お釣りがない」ということはありませんでしたが、できるだけ細かいお金を用意してから乗るようにしてください。
4−2.タクシーが多い場所で配車依頼をしない
これは非常に特徴的なことなのですが、タクシーが多い場所でinDriveのアプリを使用しないようにしてください。
モロッコのタクシー会社は配車アプリを目の敵にしています。
そのため、Careemであれ、inDriveであれ、配車アプリを使っている乗客がいればとことん邪魔をし、迎えに来たドライバーには怒鳴り込みに行きます。
そうなると、inDriveで迎えに来たドライバー側に配車キャンセルをされて、呼んだタクシーに乗れなくなります。
(実際2回そういった経験をしました)
これを回避するために、下記2点に気をつけてご利用ください。
- 配車アプリを使っているそぶりは見せない
- 出発地点(ピップアップ場所)は他のタクシーがいない場所を指定する
4−3.タクシーがなかなか捕まらないときはレイズが必要
出発地と目的地を入力すると、タクシー料金と所要時間が表示されます。
このとき表示される料金は、あくまで最低料金であることにご注意ください。
最低料金でドライバーが見つからない場合はレイズ(上乗せ)が必要になります。
移動距離や場所によっては、最低料金よりかなり増した金額を払う場合も考えられます。
ちなみに私が利用した際は、フェズ旧市街〜フェズ鉄道駅まで行くのに24dhではタクシーが捕まらず、30dhまでレイズしました。
4−4.運転手のレートを確認しよう
ドライバーを探す画面では、見つかったドライバーに対してAccept(受け入れ)するかどうかを選ぶシーンがあります。
このとき、Acceptできる時間が意外と短いので焦りますが、運転手のレートはしっかり確認しましょう。
評価の数&レートの高さは安心に繋がります。
4−5.運転中にマップを確認しよう
タクシーに乗り込んだ後は、移動中もマップを確認しておきましょう。
安心しきっていて、全然知らない場所に連れて行かれた…となったら大変です。
お近くの国エジプトでは、別の場所に連れて行かれそうになった経験がありました。
…が、ずっとマップを見ていたので、なんとか事なきを得ました。
5.まとめ
inDriveは操作感も簡単で気軽に利用できる配車アプリです。
モロッコならではの注意点もありますが、事前に知っておけばトラブルは回避可能です。
安心&快適に移動できますので、モロッコに旅行される際はぜひ使ってみてください。
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