モロッコのマラケシュからサハラ砂漠ツアーに参加してきました。
サハラ砂漠でキャンプをしたり、アイット=ベン=ハドゥの集落を見たり…と大満足のツアーでした。
気になるツアー内容の詳細やかかった費用、チップ、気をつけたいことなどをまとめています。
ツアーを検討中の方や実際行く予定の方は、ぜひご覧ください!
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目次
1.砂漠ツアーの概要
私達が参加した砂漠ツアーは、マラケシュ発・フェズ着で2泊3日の行程でした。
主要な観光スポットを回りつつ、メルズーガからサハラ砂漠に入り、砂漠でラクダに乗ったり、キャンプもしたりしました。
移動はすべてミニバスで、国籍がバラバラの20人ほどのグループで行動していました。
最初はやや気まずかったですが、ツアーの最後には全員別れを惜しむほど打ち解けました
訪れた観光スポットは以下のとおりです。
- アトラス山脈
- アイット・ベン・ハドゥの集落
- バラの谷(ローズバレー)
- ダデス渓谷(ダデスバレー)
- ベルベル人の村
- トドラ渓谷(トドラバレー)
- サハラ砂漠
2.料金・予約方法
2−1.料金・相場
私達は一人当たり900dh(約13,500円)でした。
これはツアー代700dhと、フェズへのタクシー200dhを合計した金額です。
(フェズへのタクシーはオプションですので、つけないとマラケシュに戻ることになります)
他のツアー参加者の話を聞いていると、ツアー代単体は600〜800dhの幅がありましたので、700dhというのは概ね相場だと思います。
2−2.料金に含まれるもの・含まれないもの
料金に含まれるもの・含まれないものは以下のとおりです。
含まれるもの
- すべての移動
- すべてのガイド料
- ツアー2日目、3日目の朝ご飯
- ツアー1日目、2日目の夜ご飯
- 1日目のホテル、2日目の砂漠キャンプの宿泊費
- ラクダ乗り
含まれないもの
- アイット・ベン・ハドゥの入場料(40dh)
- 1日目〜3日目の昼ご飯
- チップ
- 飲み物
- トイレ代
- 3日目朝のジープ(ジープを選択する場合)
払ったチップの一覧は5−4.チップと相場で記載していますので、そちらをご覧ください。
ツアー後フェズに向かう場合は、ツアー代とは別にタクシー代を払う必要があります。
2−3.予約方法
予約方法は下記3通りがあります。
- Get your guide
- ホテルに事前連絡
- 現地ツアー会社
1,2は事前予約可能ですが、3より高い金額になります。
特に1.Get your guideは最安162ユーロ(≒1620dh)〜と、現地ツアー会社で予約する場合の2倍ほどの金額になります。
現地ツアー会社はいくつか回って比較検討することになると思います。
その際は「ツアー中の対応言語」「料金に含まれるもの」をしっかり確認して契約してください。
モロッコでは英語より、フランス語やスペイン語を話せる人のほうが多いです
3.ツアー詳細
ここからはツアーの時系列にそって、ツアー内容の詳細をご紹介していきます。
1日目の朝は7:30に集合し、ミニバンに20人ほどの観光客と、今回のツアー全体を通してのガイドさんを乗せて出発しました。
3−1.ツアー1日目
①アトラス山脈
最初のスポットはアトラス山脈です。
アトラス山脈はモロッコ南西部から北東にかけてつづく山脈で、一番高いところでは4165mもの高さがあります。
ミニバンでアトラス山脈を登っていくのですが、窓から見える景色はとても美しいです。
他のお客さんたちもパシャパシャ写真を撮っていました。
アトラス山脈の途中でカフェに寄り、休憩時間があります。
ミントティーが一杯10dhと、良心的な価格帯のカフェでした。
肝心の絶景は突然の雨により見えませんでしたが、ミントティーで温まれたので良かったです。
ちなみにアトラス山脈はかなり寒いです。
別途かかる費用
ドリンク代(注文する場合のみ)
②アイット・ベン・ハドゥの集落
この砂漠ツアーで必ず行きたいのが、アイット・ベン・ハドゥの集落です。
この集落は世界遺産に登録されていることで有名なのですが、それ以上に映画やドラマのロケ地としての知名度が高い場所でもあります。
下記の映画・ドラマで使用されています。
- アラビアのロレンス
- ハムナプトラ
- グラディエーター
- キングダムオブヘブン
- ゲーム・オブ・スローンズ
アイット・ベン・ハドゥの集落は自分で自由に歩き回れるタイプではなく、50人ほどの観光客に対して一人のガイドがつき、ガイドの指示に従って集落を1周する形になります。
(一緒にミニバンに乗っているガイドさんとは別のガイドさんです)
随所で説明をしてくれるのですが、ガイドさんとの距離が遠いとあまり聞こえないこともありました。
プライベートツアーで来ているお客さんは、自由に歩き回って見学されていましたので、そこはまぁツアーの金額次第ですね。笑
別途かかる費用
アイット・ベン・ハドゥの集落の入場料…一人40dh
アイット・ベン・ハドゥのガイドさんへのチップ…一人10dh程度
※もちろんチップの金額は決まっていません。
皆さんだいたいこのくらいの金額を渡していました。
ガイド料自体はツアー代に含まれています。
③スカーフ屋さん
アイット・ベン・ハドゥの集落の直後にスカーフ屋さんに寄って、お買い物タイムになります。
もちろん強制ではないのですが、この段階までに
「明日の砂漠ツアーで砂や太陽の照りつけがきついよ〜」
と何回か言われてきているので、観光客のスカーフ購入率は90%以上です。
ですが、声を大にして言いたいのは、
絶対マラケシュで買ってきたほうがいい!ということです。
もともと買わないつもりでも、やっぱり心配になって買っちゃうんですよ。
でも特別品質が良いわけでもないので、マラケシュで安く買ってきたほうがいいです…
(たぶんマラケシュで買ったほうが安い)
自前のスカーフを持っている人は、さすがに購入を勧められていなかったです。
ちなみにスカーフは3種類の生地がありました。
【シン】
30dh
安かろう悪かろうということで、水に浸すとスカーフの染め色が出てきてしまう。
かつ、ずっとつけていると顔にも色がつくそう。
ビスキュイ以上を買わせるために最低ランクのスカーフを用意しているものと思われる。
【ビスキュイ】
80dh
中レベルの品質。
水に浸してもスカーフの染め色は出ないらしい。
これを買って洗濯したら、一瞬で色が出てきた。笑
(顔には色はつかなかったが…)
【コットン】
130dh
一番良い品質。
そしてスカーフの長さが3mほどある。
ビスキュイは2m程だが、長いほうがスカーフを巻きやすい。
もちろん色は出ないらしい…(未検証)
別途かかる費用
スカーフ代(購入する場合のみ)
④ランチ(1日目)
1日目のランチはスカーフ屋さんをあとにしてすぐの13:30ごろでした。
ランチは前菜・メイン・フルーツのセットで120dhでした。
前菜はサラダ or スープから選択、メインはタジン・クスクス・ピザから選択することができます。
テーブルは8人がけで、他のツアー参加者との会話を楽しみました。
味は普通に美味しかったのですが、夫は食あたり?のようなものを起こして、その後のドライブ中に吐いてしまいました。
明らかに火は通っていたので、食中毒というよりスパイスやハーブが体に合わなかったということだと思いますが…
ガイドさんいわく、食べ物が合わないのか、日本人と韓国人はよくこういった症状が出るそうです。
私もモロッコにいる間に同じ症状が出ました。(今回のツアーとは別のタイミングで)
ミニバンで同行中のガイドさんには、このとき本当にお世話になりました。
常に気にかけてくれたり、お腹に優しいフルーツを用意してくれたり…
私は常にトイレットペーパーとビニール袋を持っているので困ることはありませんでしたが、皆さんも携帯しておかれると良いと思います。
別途かかる費用
ランチ代…120dh ※店によって変動
レストランへのチップ…10dh程度
⑤バラの谷(ローズバレー)
ランチのあとには、一面バラが咲き誇るローズバレーへ向かいます。
…が、ローズの咲く時期は4月・5月頃だそうで、微塵も咲いていませんでした。笑
ドリンク・軽食の休憩時間があるのみで、特にバラ鑑賞はしていません。
私達は購入していませんが、バラ関連(精油や石鹸など)のお土産屋さんもありました。
別途かかる費用
ドリンク代(注文する場合のみ)
⑥ダデス渓谷(ダデスバレー)
1日目最後の観光スポットはダデスバレーです。
ここは奇岩郡スポットで、自然の雄大さを感じることができます。
手の形に見える岩(ハンズオブロック)があるとのことでしたが、どうもどれか1つの岩のことを言っているわけではなく、このあたりの岩が全体的にそう見えるということみたいです。
確かに岩の表面が丸っこくなっていて、まるで大きな手(指)のようです。
サンセットの時間帯でもありましたので、夕日に染まる奇岩を見れてとても満足でした。
別途かかる費用
特になし
⑦ホテル・夜ご飯(1日目)・朝ご飯(2日目)
1日目はダデス渓谷にあるホテルに宿泊しました。
総合して、スタッフも親切で良いホテルでした。
【部屋の設備】
- Wifi(激弱)
- エアコン
- 毛布
- ホットシャワー
- タオル
- アメニティ
アメニティはシャンプーボトル・個包装石鹸がありましたが、シャンプーの色がショッキングピンクだったので、自前のシャンプーを使いました。
夕ご飯はタジン鍋(チキン)です。
美味しかったです。
朝ご飯はパン・ムスンメン(モロッコ版クレープ)とジャム、ゆで卵でした。
夜ご飯も朝ご飯も水やジュースといった飲み物は無料でついてきます。
別途かかる費用
特になし
3−2.ツアー2日目
⑧ベルベル人の村
2日目の最初のスポットはベルベル人の村です。
このあたりのベルベル人は昔山に住んでおり、その頃からラクダや羊の毛を使って織物をしていました。
25年ほど前に、政府の援助で山から降りてきて村に住むようになったそうです。
このベルベル人の村では、ベルベル人の住居を少し見させてもらうとともに、絨毯の展示販売が始まります。
羊・羊の赤ちゃん・ラクダ・ラクダの赤ちゃん…と動物によって、かなり絨毯の触り心地も変わってきます。
一番希少なもの(ラクダの赤ちゃん)だと、6000dhほどでした。
一番小さくて安いものだと850dhでした。
もちろん、購入しなくても全く問題ありません。
別途かかる費用
絨毯(購入する場合)
⑨トドラ渓谷
ベルベル人の村をあとにして、続いてトドラ渓谷へ向かいます。
トドラ渓谷はまるで巨大な岩が割れてできたかのような渓谷で、そびえ立つ岩はかなり迫力があります。
空の青色と岩の茶色のコントラストが美しいです。
ここでは15分ほど休憩時間があり、皆思い思いに写真を撮っていました。
別途かかる費用
特になし
⑩昼ご飯(2日目)
2日目の昼ごはんはベルベル人の村にあるレストランでした。
サラダorスープ、メイン(タジン・クスクス・ピザ)・フルーツで100dhのセットでした。
私たちは食べなかったので味は分かりませんが、基本タジンに当たりもハズレもないと思います。
別途かかる費用
ランチ代…100dh ※店によって変動
レストランへのチップ…10dh程度
⑪砂漠入り
レストランを後にして、とうとう砂漠へ向かいます。
砂漠入りする前には、最後にトイレ休憩がありました。
(と言っても、紙もないし、故障していて水が流れなかったのですが笑)
ここで飲料水を購入することもできます。
砂漠では水は売ってないので、残量に要注意です。
さらに、私たちの時は翌朝洗面所の水が不足し、手持ちの水で顔を洗うことになったりもしました。
この時寄った売店では、100dh以上の高額紙幣はお釣りがないと受け付けてもらえませんでした。
細かいお金を事前に準備しておきましょう。
別途かかる費用
飲料水…10dh(購入する場合)
⑫ラクダ乗り
砂漠に着くと、リュックサックだけ持ってテントに向かいます。
大きい荷物は持って行けませんので、5分ほど荷物整理する時間がありました。
テントは砂漠の真ん中にありますので、2時間ほどラクダに乗ってテントまで向かいます。
予約した内容によってはバギー等で向かう場合もあります。
ラクダに乗って砂漠を歩くと、楽しくてテンションMAXになります笑
ただ、この時のラクダは当たり外れがあり、歩き方が悪いラクダだと、馬が走ってる時のように跳ねます。
とてつもなく股とお尻が痛くなります。
基本的には翌朝もラクダに乗って砂漠を出ますが、このとき辛い経験をされた方はオプション料を払ってジープで帰ることもできます。
ジープは1人150dhで、砂漠をドライブする以外にどこか寄るみたいです。(詳細不明)
ラクダを降りる際にはチップを求められます。
だいたい1人当たり5〜10dhほど払ってる方が多かったです。
別途かかる費用
ラクダ乗りのチップ…5〜10dh
⑬砂漠キャンプ
宿泊先のテントには下記の設備がありました。
- ベッド、ふとん、毛布
- 洗面所
- トイレ
- シャワー(水)
Wi-Fiはもちろんありませんし、ソケットはありますが電気が通っていませんでした。
(食堂用テントには電気が通ってましたので、ご飯中はソケット争奪戦でした)
水なのでシャワーは浴びませんでしたが、タオルももちろんありません。
ちなみに、翌朝になると洗面所の水が不足し、手持ちの飲料水で顔を洗うことになりました。
食後には、スタッフの青年たちがキャンプファイヤーを準備してくれて、かつ民族音楽を演奏してくれます。
この時が1番ツアー参加者たちのテンションが高かったですね。
みんなで歌ったりしてました。
私たちはキャンプファイヤーの前に星空観察もしました。
写真だと上手く撮れてませんが、プラネタリウムみたいな星空で、とても綺麗でした。
別途かかる費用
特になし
⑭夜ご飯(2日目)・朝ご飯(3日目)
ご飯は他のツアー団体の人たちとも一緒に、食堂用テントの中で食べます。
味はあまり期待はしない方が良いと思います笑
夜ご飯は、フニャフニャになった細いパスタの上にチキンが載ったもの、サラダ、パンなどが出てきました。
朝ごはんはジャムや蜂蜜とパン、コーヒー、ミントティーです。
別途かかる費用
特になし
3−3.ツアー3日目
⑮ラクダ乗り・サンライズ
翌朝は5時に朝ごはんでした。
そして、食後すぐにラクダに乗って出発します。
食後にはゆっくり荷物整理したり、ましてやシャワーを浴びる時間などないのでご注意ください。
前日のラクダで痛い思いをした人はジープで砂漠を出ることができます。
(150dh、前日までにスタッフに伝える)
私がこの時乗ったラクダは跳ね馬みたいで、ものすごくつらい経験になりました。笑
1時間半ほどラクダに乗ってると、サンライズを見ることができます。
(私はそれどころではありませんでしたが)
帰りのラクダも、行き同様チップが必要です。
帰りは細かいお金がなくなった人が多々いて、払ってない人もいました。
相場としては5〜10dhほどだと思いますが、いくらであっても文句は言われないと思います。
別途かかる費用
ラクダ乗りのチップ…5〜10dh
⑯フェズへのタクシー
8時ごろ砂漠の入り口に着き、これにてツアーとしては全行程が終了です。
ミニバンに預けてあった荷物を受け取り、これまでのガイドさんに3日分のチップを渡します。
この時は結構ドタバタしていて、チップを渡せてない人もいたようです。
おそらく1人あたり100〜150dhほどが相場じゃないかなと思います。
これまでのミニバンはマラケシュに戻りますが、ツアー会社が別でタクシーを手配してくれています。
このタクシーに乗って、フェズまで7時間かけて向かいます。
大きい荷物はタクシーの上に載せることになりますが、荷物用のネットでがっちり固定し、ビニールシートも被せてくれるので安心です。
タクシー運転手には20dhほどのチップを渡しました。
手持ちの細かいお金がなかったので20dhでしたが、10%を目安に渡すのが良いと思います。
別途かかる費用
タクシーのチップ…約20dh
⑰昼ご飯(3日目)
タクシーは1時間毎にトイレ休憩の時間をとってくれます。
そして13時ごろにはランチのお店に寄ってくれます。
ランチはラム肉串とサラダ、パンのセットで80dhでした。
もちろん鶏肉も選べます。
食事以外にも、途中ビュースポットで車を停めてくれたりして、なかなか楽しめました。
タクシーはフェズ旧市街の入り口まで連れてってくれます。
別途かかる費用
昼ご飯…80dh ※店による
レストランへのチップ…10dh程度
4.必要な持ち物・服装
4−1.気をつけたい持ち物
私が思う、気をつけたい持ち物は下記の通りです。
着替え等、当然持っていくものは入れていません。
- 水(☆)
- タオル(☆)
- 携帯式充電器(☆)
- シャンプー類
- サングラス
- スカーフ
- 上着
- ビニール袋
- 酔い止め
☆は砂漠のテントにも持っていった方が良いものです。
1日目のホテルにはシャンプー類がありましたが、ちょっと品質が良くなさそうだったので、特に女性は持参推奨です。
食あたり的なものになったり、山道で車酔いしたりするので、酔い止めやビニール袋はもっていたほうが良いと思います。
4−2.服装
このツアーでは寒暖差がとても激しいです。
砂漠の夜・朝は寒いので上着必須ですが、アイットベンハドゥのあたりは暑いです。
私たちは3月に行きましたが、砂漠ではマウンテンパーカー + ウルトラライトダウン + 長袖でちょうどよかったです。
また、基本的に足場の悪いところばかり歩きますので、靴は運動靴が良いと思います。
私たちが行った時には風が少なかったので、砂漠ではスカーフはあってもなくても問題はありません。
…が、やはりスカーフを巻くとテンションが上がるのであった方が良いと思います。笑
ツアー中に買うと高いので、マラケシュで買って持っていきましょう!
5.注意点
今回のツアーで注意したいことをまとめました。
3.ツアー詳細で記載していることと重複する部分もありますが、ご了承ください。
5−1.契約前の注意点
5−1−1.ツアーの言語
モロッコでは英語よりフランス語やスペイン語の方が普及しています。
ツアーの言語が英語もあることをしっかり確認してから契約しましょう!
ガイドさんがいくつもの言語を切り替えて話す様子は「尊敬」の一言につきます
5−1−2.到着する街
ツアーの基本はマラケシュ発マラケシュ着です。
フェズに行きたい場合は、ツアー契約時にそう伝えましょう。
フェズ行きを追加すると、1人あたり150〜250dhほどかかるようです。
5−1−3.ガイド料・入場料
私たちが参加したツアーでは、ガイド料、入場料は基本的に含まれていました。
唯一、アイットベンハドゥだけ入場料(40dh)が必要でした。
おそらく私たちのパターンが1番多いと思いますが、ツアー料金に何が含まれていて、何が含まれていないのかはしっかり確認しましょう。
ちなみに、昼食代も含まれておらず、毎回1食あたり100dh前後かかります。
5−2.お金に関する注意点
5−2−1.チップと相場
ツアー中は昼食代以外にも意外と細かく出費があります。
(すべて現金払い)
払ったチップと相場の一覧を載せますので、現金準備の参考にしてください。
名目 | チップ相場 |
---|---|
アイット・ベン・ハドゥ ガイド | 10〜20dh |
1日目昼食レストラン | 10dh |
ベルベル人の村 ガイド | 10〜20dh |
2日目昼食レストラン | 10dh |
ラクダ乗り往路 | 5〜10dh |
ラクダ乗り復路 | 5〜10dh |
ツアー全体 ガイド | 100dh |
フェズへのタクシー | 20dh |
5−2−2.細かいお金の準備
これはツアー参加者の大多数が苦戦していたのですが、ツアー後半になるにつれて、細かいお金が不足します。
これはレストランやガイドにチップを払って行くと、細かいお金ばかりなくなっていくためです。
そうすると、やむを得ず高額のチップを払ったり、飲料水を買えない…なんてことにもなってきます。
5−2−1.チップと相場を確認の上、細かいお金をしっかりご用意ください。
5−2−3.ラクダ乗り
ラクダ乗りは楽しいのですが、当たり外れがかなりあります。
ハズレだと跳ね馬のようにバウンドし、お尻や股を痛めます。
砂漠入り口からテントまでの区間は往復どちらもラクダで行くことになります。
行きにお尻の辺りを痛めると帰りは辛いかもしれません。
そんな時には、帰りはジープを選択することもあり得ます。
ジープは別途150dhかかりますので、そのことも視野に入れてお金を準備しましょう。
また、ラクダ乗りは往復どちらもチップ(5〜10dh)が必要です。
5−3.持ち物準備の注意点
5−3−1.水の準備
ツアーのトイレ休憩等でペットボトルの水を購入することはできますが、購入の機会はそこまで多くありません。
ツアー開始時には1.5〜2Lの大きな水を用意した上で、2日目には砂漠に入る前にさらに水を追加購入するのがおすすめです。
砂漠では水は一切買えませんので、ご注意ください。
また、テントの水不足になった際は、顔を洗うのに使用したりもします。
5−3−2.スカーフの準備
ツアーの途中で、砂漠に向けてスカーフを購入できる店に連れて行かれます。
正直特別品質が良いわけでもなく、柄もシンプルなので、マラケシュで購入した方が良いと思います。
ツアー中のスカーフ購入の詳細については、③スカーフ屋さんをご覧ください。
5−3−3.薬の準備
私の夫はスパイスか何かの食あたりにあい、嘔吐と発熱がありました。
それ以外にも、基本山道を進んでいくことが多いので、車酔いもしやすいです。
発熱・酔い止めの薬は持っていった方が良いと思います。
5−3−4.ツアー中の軽食
ツアー移動中のミニバンの中では食べ物禁止です。
これはミニバンをきれいに保つためのルールとなっています。
それを知らずにお菓子を結構持ってきていたので、かなり邪魔になりました笑
また、トイレ休憩等で寄る売店にはお菓子も売っていることがほとんどです。
基本はお菓子などは持っていかずに、必要になったら売店で買うスタイルの方が良いかもしれません。
5−4.その他の注意点
5−4−1.シャワー
1日目のホテルはお湯が出るシャワーに、タオルも準備されています。
しかし、2日目の砂漠テントではお湯が出ません。(タオルもなし)
しかも砂漠は寒いので、正直水シャワーを浴びるのはきついと思います。
その心づもりで砂漠テントに向かいましょう。
5−4−2.砂漠に持ち込む荷物
キャリーケースなどの大きな荷物を持ってきている場合、砂漠テントには大きい荷物は持ち込めません。
(ミニバンにおいて行くことになります)
リュックに必要な荷物を詰めて、テントへ移動します。
ラクダに乗る前に荷物整理の時間を5〜10分ほどもらえますが、そこで大整理をしてると大変です。
1日目の夜には荷物整理をして、砂漠用の荷物をまとめておくとスムーズだと思います。
テントに持ち込む物のおすすめは、4−1.気をつけたい持ち物をご覧ください。
6.まとめ
モロッコのサハラ砂漠ツアーは、いくつもの絶景を満喫し、かつ砂漠でキャンプするという貴重な体験をすることができます。
とはいえ、砂漠という厳しい環境に行くわけなので、いろいろと準備も必要になります。
当記事の情報で、少しでも皆様が快適に過ごせれば幸いです。
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