ヨーロッパ鉄道(OBB)で乗る電車を間違えた…どうなる?!(チェコ滞在8日目)【世界ぶらり日記】

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タイトルの通り、今回は電車を乗り間違えた話です。

本当はチェコのプラハから、オーストリアのウィーン行きの電車に乗るはずでした。
それがなんと、ドイツのベルリン行きの電車に乗っていたのです…反対向きじゃないか!

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①電車に乗る前のわずかな疑問

チェコ、プラハ、OBB

プラハの駅には結構余裕を持って到着していました。
ベンチでぼんやり時間を潰す程度には。
電光掲示板に我々が乗る電車が表示されて、プラットフォーム番号を確認すると、5Sとの表示が…

「何このアルファベット??」

何、5Sって?5じゃないの?と思いつつ、よくわからないのでとりあえず、5番プラットフォームに向かいます。

プラットフォームに出ると、電光掲示板に乗る予定の電車が表示されて、電車がすでに待機しています。
プラットフォーム番号は5番と表示されています。

あ、もう来てるじゃん!と言って揚々と乗り込んでいきました。
ベルリンに向かうとも知らずに…。

確認不足、完全なる慢心でした。

②車掌さんから「違う電車に乗ってるよ」と言われる

チェコ、プラハ、OBB

予定時刻より2分遅れて出発しました。
2分程度の遅れなど、ヨーロッパではあるあるです。

ヨーロッパの鉄道では、プラットフォームの電光掲示板だけでなく、車両自体にも行き先や電車番号が表示されています
車両自体に表示されているはずの行き先を、確認しなかったな…と頭をよぎったのですが、さすがにほぼ同時刻に発車したし、大丈夫だろうと思っていました。(また完全なる慢心)

1時間ほど乗った頃でしょうか、車掌さんがチケットチェックにやってきました。
そこで言われました。「君たち乗ってる電車違うよ」と。

えぇぇぇ?!!どういうこと???

「君たちのチケットはウィーン行きだけど、この電車はベルリンに向かってるよ」
反対方向じゃないか!!1時間も反対方向の電車に乗ってたってこと?!
もう完全にパニックです。

ここからどうやってウィーンに向かうことができるんだ?
今日中につけるのか?
っていうかここまで乗っちゃったこの電車の運賃は払わないといけないのか?
一体いくら掛かるのか…?

③プラハに戻ることに

夫婦二人して青ざめていたのでしょう。
車掌さんがいろいろ調べてくれました。

「次の駅で降りると、同じプラットフォームの反対側に12:52に電車が来るから、それに乗るとプラハに戻れるよ
で、プラハに戻ったら、15:00発ウィーン行きの電車があるから、そのチケットを買うと良い。」
と教えていただきました。

何から何まで調べてもらって、本当に感謝です。
何度も2人でお礼を言うと、「なんとかなるから大丈夫だよ。リラックス、リラックス。」と励ましてくれました。泣きそう。

次の駅でホームに降りると、車掌さんも一時的に一緒に降りてくれて「ここで待ってれば電車が来るから」と再度教えてくれました。

無事電車が来て乗れたものの、不安要素が…
このプラハに戻る電車のチケットを持っていないのです。

先程まで乗っていた電車は、親切な車掌さんが特に料金を取らずに降ろしてくれましたが、果たして今回の電車ではどうなるのか…
現金そんなにたくさん持ってたっけ…と不安になりながら、チケットチェックを待ちます。

車掌さんがやってきて事情を話すと、笑顔で「OK、それならこの電車で合ってるよ」と言ってくれました。
優しい…チェコの車掌さんはなんでこんなに優しいのだろうか?

結局一銭も払うことなく、プラハに戻ってくることができました。

④再度ウィーン行きのチケットを購入…値段が信じられないことに

無事プラハに戻り、ホッとしたのもつかの間、すぐにウィーン行きのチケットを購入しなければいけません。
今回はAirbnbの宿なので、あまり遅い時間に到着できないのです。

チケット窓口に行き、事情を説明して、ダメ元で「持っているチケットの時間を変更してもらえたりしないだろうか?」と聞いてみました。
まぁ、普通にだめでした。笑

私達が持っているチケットは電車指定のチケットなので、他の電車に適用することはできない、ということでした。
そうだろうなと思ってたので「では、別でチケットを購入したい」と伝えると、手続きをしてくれました。

ヨーロッパの鉄道は直前だとチケット代が高くなることで有名です。
今回もともと購入していたチケットの金額は2人分で4,724円でした。
新しいチケット代として表示された金額は…

15,162円?!

え、約3倍…??
なにかの間違いかと思いましたが、間違いでも何でもなく、その金額を払うことに…
慢心の対価は予想以上に高かったです。

⑤どうやら他の駅とプラットフォームの作りがちがう

電車乗り間違いの原因は、慢心とプラットフォームのアルファベットにあると思い、アルファベットの意味をスタッフの人に聞いてみました。(最初からこうしておけば…)
アルファベットはどうやら、プラットフォームの右側に来るか、左側に来るかを示していたようなのです。

チェコ、プラハ、OBB

他の駅だと、1つのホームに対して右側と左側で違うプラットフォーム番号を振りますよね。(右側が1番、左側が2番、というふうに)
この駅では、1つのホームに対して1つの番号を振り、右か左かを後ろにつけるアルファベットで区別していたようなのです。(LとRじゃないアルファベットで)

チェコ、プラハ、OBB
右も左も3番プラットフォーム

何だそれ!分かりづらい!

まぁ、つまるところ、同じホームの反対側の電車に乗っていれば無事ウィーンについたはずだったのです。
プラットフォームの番号の振り方はわかりづらいですが、電車の車両自体に表示されている行き先を見れば、おかしいなと気づけた話でした。

⑥無事ウィーンへ

無事プラットフォームの読み方もわかり、プラハからウィーン行きの電車に乗り込む際には、何度も何度も車両自体に表示されている行き先・電車番号を確認しました。

こうしてウィーンについた私達は、体以上に精神的な疲労を抱えながら、宿へと向かっていきました。もう二度と慢心すまいと心に刻みながら…

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