【2024/05最新】マチュピチュ山徹底解説!料金・アクセス・注意点など!高所恐怖症の人は必見!

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ペルー

2024年5月にマチュピチュ遺跡およびマチュピチュ山に行ってきました。

今回の記事では、マチュピチュ山に関する料金アクセス注意点等をまとめています。

また、特に高所恐怖症の方向けに「マチュピチュ山に登るのはキツくないのか?」という観点でも記載しています。

マチュピチュ山に行くことを検討されている方は、ぜひご覧ください!

■その他のペルーの記事はこちら!

※この記事は2024年5月時点のレート、1ソル=約43円で計算しています。

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1.マチュピチュ山とは

ペルー、マチュピチュ
左側の高い山がマチュピチュ山

マチュピチュ山とは、マチュピチュ遺跡の背後にそびえ立つ山です。

周囲の山で一番有名なのは、ルート上に「死の階段」があるワイナピチュ山(標高2,682m)ですが、マチュピチュ山もなかなか人気があります。

その理由は下記3つがあるかと思います。

  • ワイナピチュよりも登りやすい
  • マチュピチュ遺跡+ワイナピチュ山の絶景を見ることができる
  • 標高が高めなので、周囲の山々も楽しめる

やはりワイナピチュ山より登りやすく、より手軽に絶景を楽しめることが一番の理由かと思います。

吹き出し用_夫

高所恐怖症の方はワイナピチュは論外です

ただし、登りやすいと言っても、標高は3,085mもありますし、高所恐怖症の方にはちょっとキツイ部分もあります。

ぜひこの記事を読んで、行けそうかどうか検討してください!

2.マチュピチュ山への行き方

2−1.アグアスカリエンテスからマチュピチュ遺跡へ

ペルー、マチュピチュ
7:44時点のバス乗り場の並び風景。写真右側のプラカードの時間はマチュピチュ入場時間。

マチュピチュ山へ行く際に拠点となるのは、マチュピチュ村(正式名称:アグアスカリエンテス)です。

アグアスカリエンテスの村からは1時間おきにバスが出ています。

料金

片道12USD
往復24USD

所要時間

約30分
※マチュピチュ入場チケットの時間の1時間前にはバス乗り場に並んでおく必要があります。

■チケット購入場所(現地購入のみ)
※購入時にパスポートが必要

■バス乗り場

バス乗り場は道路を挟んで右側と左側、どちらにもあります。

これは9:00入場用のバスと10:00入場用のバス…というように、マチュピチュ遺跡及びマチュピチュ山の入場チケットの時間ごとに乗り場を分けているためです。

ペルー、マチュピチュ
写真左側は9:00入場の列、写真右側は8:00入場の列

人だかりができていると思うので、その先頭まで行ってプラカードに書かれた時間を確認して並んでください。

行列になっていると思いますが、バスは何台も来るので安心してください。

ちなみに、アグアスカリエンテスの村から歩いても行けますが、歩くと2〜3時間はかかるようです。
(ずっと登り道です)

2−2.マチュピチュ遺跡からマチュピチュ山へ

ペルー、マチュピチュ
このゲートでもかなり並びますが、回転は早いです

バスがマチュピチュ遺跡へ着くと、直ぐ目の前にゲートがあります。
そのゲートから入場してマチュピチュ遺跡に入ります。

吹き出し用_夫

マチュピチュ山へ行くルートは、途中までサーキット1・2と同じです

※ゲート内は全くトイレがありませんので、ゲート横のトイレに必ず行っておきましょう。(紙あり、2ソル必要)

分岐点には必ず看板がありますので、進んでしまう前に看板をよく確認して「Montana Machupicchu」の方に進みましょう。

遺跡内は一方通行で、逆走すると係員に注意されます。

最終的に下記のような看板でサーキット1・2とマチュピチュ山は分岐します。

その後しばらく歩くと段々畑があり、さらにその先にチケットコントロールがあります。
このチケットコントロールで名前や国籍を書いて、入山します。

3.料金

マチュピチュ山に入るチケットはサーキット3とセットになっており、料金は200ソル(約8,600円)です。

チケットはオンラインで購入ができます。

■公式サイト
https://www.machupicchu.gob.pe/?lang=en

吹き出し用_夫

ただし、2024年分はすでに売り切れています…

チケットの種類に変更があるようなので、そのせいなのかも…?

1日1,000枚限定で、マチュピチュ村で現地購入することもできるようです。
その際は訪問日の前日に購入する必要があります。
参考:Peru.travel

ただし、私達が実際出会った人の中には、現地購入を狙って来たものの、自分が望むチケット(一番人気のサーキット2)は売り切れで、泣きを見ていた人もいました。

やはりオンラインで事前購入が無難だと思います。
オンラインで購入する場合は、少なくとも数か月前には購入しないと売り切れになります。

4.登山道の紹介

マチュピチュ山は標高が3,085mあり、登山口が標高約2,500mですので、約600m登ることになります。

歩く距離としては約1,600m、2670段の階段があります。

4-1.所要時間

ペルー、マチュピチュ

公式で記載されているマチュピチュ山の登山口〜頂上〜登山口の往復時間は4時間となっています。

普段運動をしていて、体力に自信がある方でも、往復4時間はちゃんと確保しておいた方が良いと思います。

なぜなら、高所のため酸素が薄く、普段より息が切れやすくなるためです。

吹き出し用_夫

私達はマチュピチュ山に来るまでに3,500m級の街に2週間ほど滞在していたので、かなり心臓が強くなっていました。

ちなみに、マチュピチュ山の頂上は12:00に閉まるそうです。
遅くとも9:00頃には入山したほうが良いでしょう。

4-2.レベル感

高所恐怖症ではない方にとっては、マチュピチュ山の難易度は普通だと思います。

ただ、高所での登山となるため、息が切れやすく、高山病の症状(頭痛、吐き気など)が出やすいです。

道はすべて石の階段となっており、手すり・ロープはありません

高所恐怖症の方にとっては、特に帰りの道は少し恐怖を感じる部分があり、場合によっては手やお尻を使って進むこともあるので、少し大変だと思います。

4-3.登山道の写真・動画

登山道を3つのパートに分けてご紹介します。

ここで記載している◯合目というのは、登山口から山頂までを私の個人的な感覚で10等分したものであり、公式に発表されているものではありません。

高所恐怖症の方が行けそうかどうかは、私の個人的な感覚をもとに記載しています。

吹き出し用_夫

私はマンション5階くらいなら大丈夫ですが、10階あたりで下の景色を見ると足がすくむ程度のレベルです。

個人差があると思いますので、写真や動画を見て、行けそうかどうか判断してください。

①登山口〜3合目

最初の3割の部分は特別大変なことはありません。
緑が生い茂る山道を進んでいきます。

道は土または石の階段で、登りにくさはあまりありません。

500mほど歩くと、ビューポイントに着きます。
(ベンチ等はありません。少し広めのスペースになっているのみです。)

ペルー、マチュピチュ

高所恐怖症の方にとっても、問題なく進める部分だと思います。

②4〜7合目

続いての4割は少し道が険しくなります。

具体的には、石の階段のそれぞれの段差が高くなり、1段1段の縦幅が狭くなります。
(靴が次の段差につっかかってしまうイメージ)

このパートの最後の方では、1段1段の横幅も狭くなります。
前方から来る人とすれ違うときには片方が止まって体を寄せないとすれ違えないくらいになります。

また、道の周りの植物の背丈も少し低くなります。
景色は綺麗ですが、高さを実感することになり、高所恐怖症の方にとってはやや怖いと感じると思います。

私のレベルの高所恐怖症であれば、少し怖いけどまだ大丈夫なレベルでした。

降りるときは、岩伝いに一段ずつ時間をかけて降りました。

③8〜10合目

最後の2割はかなり縦幅が狭くなり、登りにくさを感じます。
幸い1段ごとの高さはそこまで高くないので、まだマシですが…

高所恐怖症の方にとっては一番怖いパートで、周囲の景色がバッチリ見えるむき出しの階段が多くなります。

登るのはまだ良いのですが、帰り道でかなり恐怖を感じます。

登山客の中には、お尻をつけて1歩ずつゆっくり降りている方もいました。

このパートを実際に降りたときの動画を載せておきますので、参考にご覧ください。

■高所恐怖症の筆者が降りたとき

■高所恐怖症ではない夫が降りたとき

その他にも見たい方はこちらをどうぞ!(定点ではなく降りている本人視点のものです)
https://youtu.be/jZSzISzciD4
https://youtu.be/ghkShYVgs5Y
https://youtu.be/pl8eukJPE5s

5.下山後はフォトスポット&サーキット3へ

【2024/05最新】マチュピチュ山徹底解説!料金・アクセス・注意点など!高所恐怖症の人は必見!
フォトスポットから撮った写真

2024年5月現在、マチュピチュ山のチケットはフォトスポットサーキット3がセットになっています。

吹き出し用_夫

直近でチケットのセット内容の変更があるようですが、変更後もマチュピチュ山+いずれかのサーキットに入れると思います。

フォトスポットは、下山してチケットコントロールを過ぎたら、その次の小屋のあたりで左に曲がります。

わかりづらいと思うので、分岐点にいるスタッフの人に「フォトクラシカ?」と聞いて下さい。
場所を教えてくれると思います。

フォトスポットを終えたら、またスタッフの人に「サーキット3?」と聞いて、サーキット3の観光を始めましょう。

6.注意点

6-1.時間制限が厳しい

マチュピチュ山の山頂は12:00に閉まるので、午前中しか登れません。

往路は2〜3時間ほど必要になると思いますので、遅くとも9:00には入山する必要があります。

6-2.パスポートが必要

マチュピチュ山の登山口に行く前にはパスポートチェックがあります。

また、マチュピチュ遺跡に入る前にもパスポートチェックがありますので、忘れず持っていきましょう!

6-3.重度の高所恐怖症の人には厳しめ

正直に書くと、重度の高所恐怖症の人にはマチュピチュ山は厳しいと思います。

詳しくは実際の登山道の様子(③8〜10合目)を見ていただきたいのですが、むき出しの幅の狭い階段は特にかなりの恐怖を感じます。

上から見下ろすマチュピチュ遺跡は美しいですが、サーキット1・2でも、多少見下ろす形で見ることができるので、無理はしないでください。

ペルー、マチュピチュ
サーキット1・2のルート上から撮った写真

6-4.高山病の対策が必要

一般的に高山病は2,500mほどの標高から発症しやすくなると言われています。

マチュピチュ村ことアグアスカリエンテスの村は1,900mほどの標高ですが、マチュピチュ遺跡は2,430mと、高山病リスクの高い標高です。

さらにマチュピチュ山の頂上は3,085mとかなり高いです。

高山病を発症すると、観光するのがきつくなります。

下記の高山病対策をしっかり行ってください。

  • 高山病の薬(アセタゾラミド)を飲む
  • 水をたくさん飲む
  • 深呼吸をする
  • 無理な運動をしない

7.まとめ

マチュピチュ山は難易度は高くありませんが、高所恐怖症の方にとっては行けるかどうか悩むレベルです。

軽度〜中度であれば多少怖くても我慢できると思いますが、重度の方にはオススメできません。

実際の登山道の様子を見て、しっかり判断してください!

コメント

  1. 来月マチュピチュに行く予定です。私は無謀にもワイナピチュを選択してしまいました笑
    奥様の階段降り動画が再生されなくて、私のPCのせいかもですが、お時間ある時にチェックいただけませんか。ぜひ見たいです。
    私も確実に階段を這いずる予定なのでイメトレしたいです。

    ワイナピチュは400名(200✕2回に分け入場)が2024/6月から150名✕2に変更になっていました。こうやってどんどん規制されていくのかなと思うと早くいかねばと思います。
    大変貴重な経験談をわかりやすく載せて頂きありがとうございます!
    すごくすごく参考になります!!

    • はにわさん、コメントありがとうございます!

      動画が再生されなかったとのことで、すみません…!
      動画が重すぎるので、Youtubeにアップしてリンクを貼る形にしてみました。
      私の方で確認してみたところ無事再生されたのですが、はにわさんの方でも再生されそうでしょうか?

      ワイナピチュ山に挑戦されるんですか、すごいですね…!
      私も登ってみたかったのですが、やはり尻込みしてしまって、マチュピチュ山にしました。
      ぜひ安全に気をつけて、絶景を楽しまれてください!

      私自身、行く前に「マチュピチュ山登れるかな…」と不安に思って、いろいろ記事を漁ったりしていました。笑
      なかなか不安を解消できる記事がなく、自分で書いてみたのですが、そう言っていただけるととても嬉しいです!
      「どのくらい高さを感じるのか?」は高所恐怖症の人にとって死活問題ですよね…笑

      ちなみに、下記の動画は視点が異なるだけで、夫婦で同じ場所を降りているものです。
      私の方は怖がってお尻も使いながら降りているので、3倍ほどの時間がかかっております…
      https://youtu.be/binqEl4pzTM
      https://youtu.be/jZSzISzciD4

  2. いつぞやお世話になったハニワです。その節は動画ありがとうございました!!
    しっかり心構えして行ってきましたマチュピチュ・ワイナピチュ!(2024.7)
    ワイナピチュは鬱蒼と茂った木々の元、石段をただただ上る(時々開けたところから遺跡を眺める)死の階段は上りオンリー(チケットサイトの説明画像ではみんなで降りていますがあれは古い画像)つまりほぼ足元の階段を見てましたので、頂上付近など以外は崖っぷちがありませんでした(;^ω^)もちろん頂上付近の写真ポイントでは這いずりました。
    ずっと階段なので足はがっくがくでした。

    あと、以前はワイナピチュコースで行けていた月の神殿は別のサーキットになり、分岐に監視員がいてどっちのチケットかチェックするようになってます。

    別記事にガイドさんのことを書いていらっしゃいましたが、私たちはワイナピチュ登山の日にもガイドをつけてました。もちろんサーキット2をまわる別日も両日。
    ワイナピチュ登山の日は、何人かのガイドは登山口で客とバイバイして、登山し終わったらまたここで落ち合ってサーキット3の続きをガイドするね!って感じでしたが、私たちのガイド含む数名のガイドはちゃんと一緒にワイナピチュ登山して、写真撮ってくれて、足元の段差が大きいところは手を引いてくれました。ガイドの質が均一ではないと実感しました。

    しかも、別日のサーキット2の時は、ローワーテラスか見張小屋の近くか、どっちかしか行けないはず(サーキット2Aまたは2Bいずれか選択)ですが、ガイドが監視員に声をかけると「OK!」とロープをまくって裏から通してくれました。。。つまり両方行きました。。。
    じゃあ良いガイドの見分け方は?を伝授できれば良いのですが、3月ごろにチケット手配した際、チケットシステムの変更でデモが起きててネットで手配が怪しい感じだったので、日本から旅行代理店通して現地の旅行会社に手配していただいたらおまけでついてきましたガイド。
    実質、チケット代+バス代+千円ぐらいでした。
    本当に、ラテンってなんて適当なんでしょうね…笑