ペルーのクスコから、デイトリップでレインボーマウンテンに行ってきました。
7色に輝く不思議な山は、数あるクスコ周辺の観光スポットの中でも、マチュピチュの次くらいに人気があると言っても過言ではありません。
今回はレインボーマウンテンの1日ツアーについて、料金や予約方法、ツアー内容などをご紹介します。
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※この記事は2024年6月時点のレート、1ソル=約42円、1ユーロ=約170円で計算しています。
目次
1.レインボーマウンテンとは
ペルーにある山で、その名の通りカラフルな色が特徴的な山です。
なんでこのような色になっているかというと、鉱物によって赤や緑、白といった色に染まっているようです。
見た目はとても綺麗なのですが、標高が5,000mあり、この山を見に行くのはなかなか過酷なツアーになります。
レインボーマウンテンに行く際は、ペルーのクスコを拠点に出発することになります。
※クスコから車で4時間ほどの距離があるため、公共交通機関等で行くことはできません。
2.料金・予約方法
ツアーの予約方法は下記3つがあります。
- Get your guide
- ホテル
- 現地のツアー会社
金額的には1.Get your guideが一番高く、3.現地のツアー会社が一番安くなります。
2-1.Get your guide
Get your guideとは海外でかなりメジャーなツアー予約サービスです。
金額は30ユーロ前後(約5,100円)とお高めですが、事前にしっかり内容を読み、レビューも確認した上で予約することができるというメリットがあります。
入場料30ソル(約1,260円)が別途かかる可能性がありますので、よく確認してください。
2-2.ホテル
ホテルで予約する場合は、メールやWhats app等を通じて、事前に予約できる可能性もあります。
Whats App – Apple store
Whats App – Google play
私たちが予約したホテルでは、金額は入場料込みで110ソル(約4,620円)でした。
※入場料は30ソルで、他の予約方法では別途支払いになっていることが多いです。
2-3.現地のツアー会社
現地のツアー会社で予約する場合は、金額が一番安くなることが多く、60〜70ソル(約2,520円〜約2,940円)が相場だと思います。
※入場料30ソル(約1,260円)は別途支払いが必要
ただし、現地での予約となるため、事前に予約するのは難しいです。
Google maps上でツアー会社を探し、そこに連絡先(HPやWhats appなど)が載っていれば、連絡をとって事前に予約できるかもしれません。
Whats App – Apple store
Whats App – Google play
<料金に含まれるもの>
- 朝食
- 昼食
- ツアー中の移動用のバン
- 入場料*
*入場料については、含まれる場合と含まれない場合があります。
<料金に含まれないもの>
- トイレ代(1回2〜4ソル)
- 馬、バイク利用料(馬70ソル、バイク120ソル)
- チップ
3.持ち物
下記の持ち物を持っていくことをオススメします。
- サングラス
- 日焼け止め
- ウインドブレーカー
- 小銭
- トイレットペーパー
- 高山病の薬
- 頭痛薬、酔い止め
- (必要に応じて)酸素缶
標高が高い場所の特徴として、気温自体は低いものの、照りつける日差しが暑いというものがあります。
つまり、日が出ていない朝晩は非常に冷え込みますし、日陰もかなり寒いです。
しかし、日中日に当たっていると強烈に日焼けします。
また、頂上付近は風が強く、寒いです。
脱ぎ着できる上着をいくつか持っておきましょう。
4.ツアー内容
4-1.ホテルピックアップ(5:00)
朝5:00にホテルに迎えが来てくれます。
そこから2時間ほど車を走らせ、Cusipita(クシパタ)という街まで行きます。
4-2.朝食(7:00)
写真を撮り忘れましたが、朝食はスクランブルエッグや果物などの軽食が、ビュッフェ形式で提供されました。
薄めのホットチョコレート、コーヒー、紅茶などの飲み物もついています。
質素な食事ですが、高山病対策としては食べすぎてはいけないので、むしろ良いかも
レストランにトイレがついていると思うので、忘れず行っておきましょう!
(トイレットペーパーはありませんでした)
4-3.トイレ(9:00)
朝食から2時間ほど走ると、自然公園の入り口のようなところに着きます。
ここで一度車を降りて、トイレに向かいます。
料金は2ソル(約84円)で、わずかですがティッシュをもらえました。
(少し足りないかも)
この先にもトイレはありますが、より高い料金になるようです。
4-4.トレッキング開始(9:30〜12:30)
さらに車で15分ほど進むと、ようやくレインボーマウンテンの入り口が見えてきます。
ここで、徒歩・馬・バイクのいずれかを選ぶことができます。
レインボーマウンテン頂上付近までの選択肢
徒歩(往路)…無料、約1時間半〜2時間
徒歩(復路)…無料、約1時間
馬(往路)…70ソル、約30分
馬(復路)…20ソル、約30分
バイク(往路)…120ソル、約20分
馬・バイクを選択できる区間というのは、そこまで勾配はキツくありません。
ただ、高山病の症状が出やすいので、見た目より大変だと思います。
馬、バイクを選択しても、最後に+20分ほどは勾配がキツめの坂を自力で登る必要があります。
ちなみに、標高が5,000mと高いので、馬もバイクも大人気です。
私達のときは空いている馬がいなかったので、最初の5〜10分は歩きつつ、頂上付近から戻ってくる馬を待ちました。
ちなみに、頂上から見た景色は思ってたほどの感動はありませんでした…。
混雑しすぎてて、「うん、まぁ綺麗」くらいの感想しか出ませんでした。
4-5.昼食(14:30)
トレッキング終了後、2時間ほどで昼食になります。
昼食は、朝食のレストランと同じ場所でした。
パスタやスープ、肉料理などがあり、ビュッフェというより配給制でした。
味は普通です。
ここでも、トイレに行っておいた方が良いでしょう。
昼食後、2時間ほどでクスコのプラザ・デ・アルマスに着きます。
最終的に17:00ごろ解散となりました。
5.注意点
5-1.高山病対策
やはり、一番に気をつけたいことは高山病対策です。
下記のような高山病対策は必須です!
- 高山病の薬(アセタゾラミド)を飲む
- 水をたくさん飲む
- 深呼吸する
- 車の中でなるべく寝ない
- 必要に応じて、酸素缶を持っていく
一番効果的で簡単な対応は深呼吸です。
結局体の中の酸素が足りてないため起こっている症状なので、深呼吸が一番効くのです。
もし日数に余裕がなく、まだクスコの標高(3,500m)にも慣れてない方は、正直行くことをあまりおすすめできません。
「綺麗!」なんて思う余裕もなく、頭痛と吐き気に悩まされる可能性があります。
5-2.頭痛薬や酔い止めも持参
高山病の症状のうち、頭痛を発症した場合は、頭痛薬も効果的です。
また、レインボーマウンテン近くの道はかなりガタガタしており酔いやすいので、酔い止めも持って行った方が良いでしょう。
高山病の薬との飲み合わせは、事前に確認しておいてください。
5-3.頂上付近では慎重に歩く
馬やバイクが入れなくなる最終部分は、特に慎重に歩いてください。
非常に混雑している上に、階段らしい階段ではなく、砂と岩なので滑ります。
私たちは実際、頂上付近で滑って500mほど転がり落ちた人を見ました。
(あの方の生死はわかりません)
無理に抜かしたり、変な場所を歩いたりせず、マイペースに慎重に歩いてください。
5-4.トイレットペーパーを持参する
ペルーの公共トイレでは、トイレットペーパーがないところも多いです。
そのため、トイレットペーパーは持参するようにしてください。
また、ペルーのトイレではトイレットペーパーは流せません。
近くにゴミ箱があると思うので、そこに捨てるようにしてください。
5-5.ツアーの言語
ペルーの公用語はスペイン語です。
スペイン語は話者が多いためか、たまに英語のツアーがないことがあります。
ツアーの言語はしっかり確認するようにしてください。
6.まとめ
ペルーのレインボーマウンテンは確かに綺麗でしたが、環境が過酷なので、無理してまで見る必要はないと思いました。
ツアーとはいえ、注意事項がいくつかありますので、行かれる場合はぜひ当記事の内容をしっかり読んでください!
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