イタリア・ヴェネツィアといえば、美しい水の都として有名です。
あまりにも人気の観光地のため、やはりヴェネツィア旅行には結構な費用がかかります。
イタリアに行く航空券だけでも結構高いので、できれば無駄に高いお金は払いたくないですよね。
今回はヴェネツィアをなるべく安く楽しむポイントをお伝えします。
※この記事は2024年2月時点のレート、1ユーロ=約160円で計算しています。
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1.私達が実際にかかった費用
私達はヴェネツィアで2泊3日過ごしました。
かかった費用(2人分)は合計約52,741円です。
1人あたり1日1万円もかかっていないことになりますので、かなり安く済ませられたのではないかと思います。
<内訳>
宿泊費…約19,315円
食費…約30,610円
交通費…約1,856円
観光費…約960円
ちなみに、ヴェネツィアのカーニバルの時期の平日に行きました。
多くの方が行かれるであろうドゥカーレ宮殿には行っていないので、行く場合は観光費が一人約5,000円は増えると思います。
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2.安く済ませるポイント
①宿泊先をメストレにする
ヴェネツィア島で宿泊すると、やはり宿泊費が高額になります。
島の一歩手前の本土メストレ地区にすれば、宿泊費を抑えることができます。
もちろん時期にもよりますが、1泊あたり約5,000円の差が出てくると思います。
メストレからヴェネツィア島までは、鉄道で約232円・10分で行くことができます。
2024/05/08追記
今年5月より、ヴェネツィア島に日帰りで訪れる観光客に対して入島税(5ユーロ)を課すことになりました。
■入島税の支払いはこちらから
https://cda.veneziaunica.it/en
入島税は特定日のみですが、この特定日は5〜7月の土日がほぼすべて当てはまっているので注意が必要です。
ちなみに入島税はヴェネツィア島に宿泊する場合は免除されます。
■免除の手続きはこちらから
https://cda.comune.venezia.it/en/richiestaEsenzione
ヴェネツィア島への行き方
乗車駅:ヴェネツィア・メストレ(Venice Mestre)
降車駅:ヴェネツィア・サンタ・ルチーア(Venezia Santa Lucia)
所要時間:約10分
料金:1.45ユーロ(約232円)
切符はヴェネツィア・メストレの駅の券売機で購入可能です。
5〜10分に1本という頻度で出ていますので、好きな時間に行くことができます。
ヴェネツィア・メストレは治安が悪い?
「ヴェネツィア・メストレは治安が悪い」という意見をよく見かけます。
…が、実際ヴェネツィア・メストレ駅のすぐそばで宿泊したところ、特に不安は感じませんでした。
駅前なので店が多くわりと明るいですし、人もそこそこ歩いています。
私達は夜21時ごろ、朝6時半ごろに出歩きましたが、特に問題はありませんでした。
ただ、ヴェネツィア・メストレに限らず、「かなり遅い時間に出歩くこと」「女性の夜のひとり歩き」は推奨しません。
②水上バスには乗らない
ヴェネツィアにはバスも地下鉄もありません。
交通機関は水上バス(ヴァポレット)と水上タクシー、ゴンドラのみです。
この記事では、「安くヴェネツィアを旅する」を目的にしていますので、水上タクシーやゴンドラはもってのほかです。笑
噂によると「水上バスは市民の足でもある」そうなのですが、この水上バスめっちゃ高いです。
1回券の値段がなんと9.5ユーロ(約1,520円)!
ヴェネツィア本島は歩いて回ることもできる規模の島です。
節約したい方は絶対歩きましょう!
実際私達はすべて徒歩で回りましたが、ヴェネツィアの名物ファーストフード、チケッティなどを食べて少し休憩を挟みながらでしたので、全く問題はなかったです。
水上バス料金表
1回券…9.5ユーロ(約1,560円)
1日券…25ユーロ(約4,000円)
2日券…35ユーロ(約5,600円)
3日券…45ユーロ(約7,200円)
7日券…65ユーロ(約10,400円)
■ヴァポレット公式サイト
https://avm.avmspa.it/en/content/vaporetto
※画面を少しスクロールして「I AM A VISITOR」を選択すると料金表が表示されます。
どうしてもゴンドラに乗りたい!という場合には…
ヴェネツィア島でゴンドラを探すと、どのゴンドラも一律、30分で1台90ユーロ(約14,400円)です。
これは最大5人乗りなので、グループで行く場合には比較的安く抑えることができます。
しかし、カップルで行く場合はどうしても割高になります。
「他人と乗り合いでもいいから、少しでも安くゴンドラに乗りたい!」という場合にはGet your guideを利用しましょう。
1人あたり最安38.5ユーロ〜(時期によって変動あり)で、ゴンドラに乗ることができます。
上記の料金であれば、二人で13ユーロ(約2,080円)節約できます。
③島ではレストランに入らない
節約したいなら、島ではレストランに入ることを避けたほうが良いと思います。
やはり大体のレストランは、本土にあるレストランより値段が高いです。
その代わり、チケッティやミニパニーニなどを買って、川沿いで食べることをおすすめします!
どちらも1つあたり1.5ユーロ(約240円)ほどで食べられます。
チケッティは、ヴェネツィア名物グルメで、パンの上にいろんな具材を載せたものでブルスケッタとよく似ています。
上に載っている具材が結構豪華でボリューミーなので、満足感たっぷりです。
■チケッティおすすめのお店
■ミニパニーニおすすめのお店
どうしてもレストランに入る場合は下調べをしっかり
でもやっぱり、憧れのヴェネツィアでレストランに入りたい…という場合は、しっかり下調べをしましょう。
ヴェネツィア島内でも値段にかなりの差があるからです。
例えば、同じイカ墨パスタでも、一方は14ユーロで食べれて、もう一方は20ユーロかかる…ということもあります。
前菜+メイン+飲み物+席代…と積み重なって高くなりますので、少しでも安い店を探したほうが良いです。
3.まとめ
ヴェネツィアは一生に一度は行きたい、美しい街です。
少しポイントを抑えるだけで、物価の高いヴェネツィアでも多少節約をすることができます。
お財布の心配をせず、ぜひヴェネツィア旅行を楽しんでください!
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