【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

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エジプト

エジプトへ旅行に行くなら、ぜひ行ってほしいのがカルナック神殿!
世界最大の神殿とも言われ、約2000年に渡って増築されてきた、歴史ある神殿です。

羊顔のスフィンクスや圧巻の大列柱室、世界最古の和平条約の碑文、オベリスクなど、非常に多くの見どころがあります。
今回の記事では、その多すぎる見どころをまとめました。

近々行く予定がある方も、行く予定はないけど旅行した気分を味わいたいなって方も、ぜひご覧ください!

※この記事は2023年11月時点のレート、1EGP=約5円で計算しています。

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1.カルナック神殿とは

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

国家神であるアモン・ラーに捧げた神殿で、エジプト中王国時代(紀元前21世紀〜紀元前18世紀後頃)に着工され、その後約2000年に渡り増築されてきた神殿です。

多くのファラオたちがその建築に携わっており、有名な王だとラムセス2世、トトメス3世、ハトシェプスト女王、セティ1世などが挙げられます。

非常に大きな神殿で、その大きさはなんと東京ドーム7個分!
世界最大の神殿とも言われています。

何も知らなくても「おぉ〜」と感動しますが、やはり見どころを抑えておくと、感動も桁違いです!
ぜひ、この後の4.見どころまでご覧ください!

2.行き方

カルナック神殿はナイル川を挟んで東岸にあるため、西岸に宿泊している場合はナイル川を渡る必要があります。

ここで重要になるのが、ルクソール市内ではナイル川に橋がかかっていないということです。
つまり、車で東岸と西岸を行き来するのではなく、船に乗る必要があります。

各交通の料金見本(実際は交渉による)

・パブリックフェリー
  1人片道7.5EGP(約38円)

・個人フェリー ※1
  1人片道10EGP(約50円)

※1 個人フェリーの方が小さいので、より早く乗客が埋まり、早く出港してくれます。
(定期運行ではなく、ひたすら客を呼び集めて何本も運行しています)

船に乗って渡った後、もしくはもともと東岸に宿泊している場合は、徒歩またはタクシーでカルナック神殿に向かいます。

3.チケット

3-1.料金

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カルナック神殿の入場料は300EGP(約1,500円)です。
カルナック神殿内で追加料金がかかる場所はありません。

ちなみに、チケットはクレジットカードでしか支払いができません!
現金だけ持っていても買えませんので、ご注意ください!

3−2.購入場所

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チケットは現地購入 or オンライン(Web)で購入が可能です。

■公式Webサイト
egymonuments.com

現地購入の場合はカルナック神殿入り口で買えます。
…が、カルナック神殿は非常に大きいので、地図上では入り口がわかりづらいです。
入り口は「カルナック神殿 ビジターセンター」とGoogle mapには表記されています。

■カルナック神殿 入り口

4.見どころ9選!

カルナック神殿の見どころを9つご紹介します!
私が紹介している場所をすべて回る場合、所要時間は2時間弱ほどになると思います。

下記のカルナック神殿の簡略図内①〜⑨の番号は、記事内のスポット①〜⑨の場所を表しています。

①羊顔のスフィンクス

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

カルナック神殿の入り口には、たくさんの小さなスフィンクス像が並んでいます。
そしてそのスフィンクスの顔はなんと羊!

普通スフィンクスといったら、「ライオンの体+人間の顔」ですよね?
なぜカルナック神殿のスフィンクスは羊顔なのかというと、アモン・ラー神の神獣が羊だからです。

羊顔のスフィンクスは珍しく、可愛いのでぜひじっくり見てみてください!

②祭事の壁画

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

カルナック神殿の入り口を通り、中庭を進むと次第に大列柱室が見えてきます。
その大列柱室に入る門の内側の側面に、祭事を行うラムセス2世が描かれています。

その絵をよく見ると、お神輿のようなものが描かれています。
これは聖舟で、御神体を載せて運ぶためのものです。
日本との祭りとそっくりですね。

このお神輿はカルナック神殿のビジターセンター(チケット売り場近く)に模型が展示されています。
ぜひ入場する前に見てみてください!

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③大列柱室

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!
開花式パピルス柱

入り口からまっすぐ進んでいくと、大列柱室があります。
見どころの多いカルナック神殿の中でも、屈指の人気スポットです。

この大列柱室にはパピルス柱と呼ばれる柱が134本も並んでいます。
パピルスといえば、「世界最古の紙」ですが、その原料となった花もパピルスという名前です。

その花を表しているのがこの柱です。
柱の先端は、花が開くように広がっているものと、広がっていないものがあります。
開花式パピルス柱閉花式パピルス柱

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閉花式パピルス柱

ちなみにこの大列柱、昔は天井があったそうで、今よりずっと薄暗い空間だったようです。
上方にある窓からわずかに光が差し込み、その光が当たる柱は開花式パピルス柱になっています。

そういった高い技術力と、柱に施された美しい壁画など、見ごたえたっぷりです。

④世界最古の和平条約の碑文

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

なんとカルナック神殿には、世界最古の和平条約の碑文があります。
大列柱室に入った後右側へ歩いていくと、大列柱室の外に出ることができます。
大列柱室を出て左側の壁に、古代エジプトとヒッタイト(現在のトルコ)の和平条約があります。

ラムセス2世の治世には、シリアを巡ってヒッタイトとの戦争が長く繰り広げられてきました。
最終的に和平条約を結んで終結することになり、その条約には相互不可侵有事の際の相互援助などの内容が盛り込まれていたそうです。

この条約は世界最古の、国同士の和平条約であり、その碑文は国連の本部にも刻まれています。
(国連に刻まれているのはヒッタイト側の楔文字)

⑤オベリスク

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

再び大列柱室に戻り、もともとの進路のまままっすぐ進むと2本のオベリスクが見えてきます。

手前の大列柱室に近い方がトトメス1世のオベリスク、奥にあるのがハトシェプスト女王のオベリスクです。
ハトシェプスト女王のオベリスクのほうがより大きく、高さ約30m、重さに至っては約300トンもあります。

ハトシェプスト女王といえば、歴史から名前を消された女王として有名ですが、このオベリスクでもその跡を見ることができます。
このオベリスクはハトシェプスト女王の次代の王トトメス3世の命よって、大部分を壁で覆われていました。

現在ではその壁は崩れてしまい、オベリスクがあらわになっているのですが、壁で覆われていた分、オベリスク上部と下部で色が少し異なります。

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!
この写真に写っている部分の上から2/5ほどの場所に色の変わり目がある

オベリスクの大きさだけでなく、歴史的背景にも目を向けると、より一層観光が楽しくなります。

⑥至聖所

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

オベリスクのある空間を抜けて、さらに先へ進むと至聖所があります。
この至聖所には御神体と、御神体を運ぶ聖舟が置かれていました。

壁画には御神体を清めたりする儀式の様子が描かれているそうです。
また、至聖所の入り口部分の天井を見ると、大量の星が描かれています。

ツアーに参加される場合、カルナック神殿見学はここで終了となることが多いです。
…が、この先にも興味深いスポットがいくつかあるので、お時間のある方はぜひ、この後ご紹介するスポットも回ってみてください!

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⑦ハトシェプスト女王の礼拝所

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

⑤オベリスクでも記載したように、ハトシェプスト女王は義理の息子トトメス3世によって、歴史上から抹消されてしまいました。

至聖所のすぐ横にあるハトシェプスト女王の礼拝所では、オベリスクよりもくっきりと、歴史から消された跡を見ることができます。

礼拝所の中には、神々によって生命力の水をかけられるファラオの壁画があるのですが、このファラオの姿が完璧に削られています!
そしてこのファラオこそ、ハトシェプスト女王なのです。

トトメス3世がなぜハトシェプスト女王を歴史から抹消したのか?
これは諸説ありますが、「女性がファラオについてしまった歴史を訂正するため」「息子の即位を円滑にするため」という説が有力です。

当時のエジプトでは、女性がファラオになることは非常に珍しかったようで、ファラオは男性がなるものでした。
そのため、ハトシェプスト女王の名前や存在が消されるようになったのです。

⑧トトメス3世の祝祭殿

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至聖所をさらに奥に進むと、広場のような場所に出ます。
これはカルナック神殿の中でも一番古い基礎の部分です。

さらにその奥へ進むと、トトメス3世の祝祭殿が見えてきます。
この祝祭殿まで来る観光客は少ないのですが、青を基調とした壁画がかなり残っており、かなり美しいです。
また、天井にはたくさんの星も描かれています。

祝祭殿の奥には、「トトメス3世の植物園」と呼ばれる中庭のような場所もあります。
トトメス3世は「エジプトのナポレオン」と称されることもあるほど、戦いに長けたファラオでした。
エジプト史上最大の領土を築いたトトメス3世は、侵略した土地から珍しい動物や植物など、様々なものを持ち帰ってきました。

そういった動物や植物をレリーフとして壁画に描いたのが「トトメス3世の植物園」です。
実際見てみると、芸が細かくてなかなか面白いですよ!

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!

⑨アレクサンドロス大王の至聖所

アレクサンドロス大王の絵

アレクサンドロス大王(アレクサンダー大王、またはイスカンダル)の至聖所です。
ルクソール神殿にもアレクサンドロス大王のレリーフがあり、有名なようですが、カルナック神殿にもアレクサンドロス大王ゆかりのものがありました。

天井に四角い穴があいた小さな部屋で、1日に1回しか光が入らないようです。
アレクサンドロス大王のカルトゥーシュ(ファラオの名前を刻んだヒエログリフ)や、アレクサンドロス大王の絵があります。

【エジプト・ルクソール】カルナック神殿の見どころ9選を写真つきでご紹介!
アレクサンドロス大王のカルトゥーシュ

中央にはエジプシャン・アラバスターで作られた台座のようなものがあり、その台座にはなぜかコブラの化石が。笑

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この至聖所は普通だったら見落としてしまうような場所にあります。
ちなみに、私は警察の人に説明つきで案内してもらったので、チップを払いました。

私の後に入ってきた複数人の観光客は特に何か咎められたり、請求されたりはしていませんでしたので、入っても問題ない場所だとは思います。
ただ、至聖所の前にドアがあるので、ちょっと入りづらい雰囲気があるかもしれません。

5.注意点

5−1.思わぬチップ要求に注意

エジプトでは、現地の人や警察の人が頼んでもいないのに解説を始めることがあります。
内容を聞きたいなと思った場合は、後で必ずチップが必要になることを覚えておきましょう。
(内容の長さによりますが、目安は10EGP〜50EGPほど)

チップを払いたくないし、聞きたくないという人は「No, need!」と言って、さっさとその場をさりましょう。

5−3.支払いはクレジットカードのみ

3.チケットでも記載しましたが、入場料の支払いはクレジットカードのみ対応しています。
現金では支払いできないので、ご注意ください!

6.まとめ

カルナック神殿は約2000年にわたって増築されてきた巨大な神殿で、世界最大の神殿とも言われています。
古代エジプトで有名なファラオたちが作った建造物のオンパレードで、非常に多くの見どころがあります。

エジプトに旅行される際は、ぜひカルナック神殿へ足を伸ばしてみてください!

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