プエルトイグアスの街からの、イグアスの滝への行き方・チケット情報をご紹介します。
アルゼンチン側・ブラジル側両方とも2024年4月最新の情報を記載しています。
イグアスの滝へ行かれる方は、ぜひご覧ください。
また、ブラジル側とアルゼンチン側の違いも記載していますので、どちらに行こうか迷われる方はぜひ参考にしてください。
この記事は2024年4月時点のブルーレート、1ARS=約17円で計算しています。
アルゼンチンはインフレ中で、ARS(ペソ)の価値がグングン下がっています。
料金についてはARS金額よりも、日本円換算金額の方をチェックしてください。
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目次
1.イグアスの滝 基本情報
イグアスの滝はアルゼンチンとブラジルにまたがる滝で、世界三大瀑布と言われています。
先住民の言葉で「大いなる水」を意味するイグアスの滝は、その名前に似つかわしく、滝幅は約4km、最大落差は約80mと非常に巨大で、見るものを圧倒します。
80mの高さは、約20階建てのマンションにあたります。
イグアスの滝の約8割はアルゼンチン側にあり、約2割はブラジル側にあります。
どちらも違った魅力があり、日程に余裕があれば両方行くことをおすすめします。
(違いの詳細は5.アルゼンチン側とブラジル側の違いを参照)
ちなみに、現地ではWaterfallではなく、Cataratas(スペイン語で滝の意)でよく呼ばれます。
2.アルゼンチン側イグアスの滝への行き方
プエルトイグアスの街からイグアスの滝へ行く方法は非常に簡単で、Rio Uruguayという会社のバスに乗ります。
チケットは事前予約不要で、当日購入することができます。
支払いは現金のみです。
【料金】
往復7,000ARS(約1,190円)
【所要時間】
約30分
【運行スケジュール】
始発7:00
以降、15分ごとに運行
■バスターミナル
3.ブラジル側イグアスの滝への行き方
プエルトイグアスからブラジル側のイグアスの滝に行く際も、Rio Uruguayのバスに乗ります。
こちらもチケットは事前予約不要で、当日購入することができます。
支払いは現金のみです。
【料金】
往復7,000ARS(約1,190円)
【所要時間】
約1時間
【運行スケジュール】
始発7:30
以降、1時間ごとに運行
ちなみに、帰りは毎時30分発で終バスが17:30です。
行きで降りた場所と同じ場所から出発します。
ただし、アルゼンチン→ブラジルと国境を超えることになりますので、少し注意すべき点があります。
- アルゼンチン出国時にパスポートチェックが必要
- ブラジル入国時はパスポートチェックなし(日帰りの場合)
- アルゼンチン側の出入国審査時にバスが変わる可能性がある
なぜなのかわかりませんが、アルゼンチン側はパスポートチェックが必要で、ブラジル側は不要です。
これは帰りのときも同じで、ブラジル側の出国審査はありませんが、アルゼンチン側の入国審査はあります。
そのままブラジルに滞在する場合は、入国審査をしてないとまずいと思うので、乗車時に運転手に伝えておきましょう。
伝えておかないと、ブラジルの入国審査はスルーして通過します。
ちなみに、運転手に英語は通じませんので、翻訳アプリ必須です。
また、アルゼンチン側の出入国審査時にバスが変わったことが1回ありました。
バスの中に荷物は置いていかないようにご注意ください。
国が変わるのでSiMにも要注意!
せっかく入れた翻訳アプリが使えなくなるかもです。
4.チケット情報
アルゼンチン側とブラジル側両方のチケット情報を記載しています。
どちらもクレジットカード利用可能です。
…が、アルゼンチン側ではクレジットカードが通らないことがありました。
正直理由はわかりませんが、複数のクレジットカードを持っていくことをおすすめします。
(あとできれば現金も…)
2枚通らなかったのですが、どちらもMastercardでした。
Visaのカードを使ったら支払いできました。
どちらもオンライン購入可能ですが、私達が行ったときは待ち時間はほぼなしで購入できました。
【アルゼンチン側】
20,000ARS(約3,400)
公式サイト
https://ventaweb.apn.gob.ar/reserva/inicio?dp=02
【ブラジル側】
100レアル(約3,000円)
公式サイト
https://tickets.cataratasdoiguacu.com.br/produto/4744
5.アルゼンチン側とブラジル側の違い
アルゼンチン側とブラジル側のイグアスの滝の、主な違いは以下のとおりです。
【アルゼンチン側】
- 自然公園をブラジル側より楽しめる
- 様々な角度から滝を楽しめる
【ブラジル側】
- 滝の全景を見渡せる
- 滝を近くで体感できる
5−1.アルゼンチン側の魅力
アルゼンチン側は滝の横にある展望台から滝を眺めたり、滝の上の遊歩道を歩いたり、はたまた滝の下から滝を見上げたりすることができます。
そして見られる滝の数が多いです。
大小さまざまな滝を眺めることができます。
また、アルゼンチン側は広大な面積があるため、滝を見るだけでなく、自然公園をしっかり楽しむことができます。
バードウォッチングをしたり、珍しい柄のチョウチョを探したりして満喫することができます。
遊歩道はブラジル側のものより森の雰囲気が強く、見られる滝や動植物の種類も多いです。
園内も広く、総合的な満足度はアルゼンチン側の方が高いです!
※私達が行ったタイミング(2024年4月)は有名な悪魔の喉笛というスポットは閉鎖されていました。
スタッフの方によると、2024年8月頃まで閉鎖予定とのことです。
アルゼンチン側の遊歩道
- 悪魔の喉笛ルート
- アッパールート(CIRCUITO SUPERIOR)
- ロウワールート(CIRCUITO INFERIOR)
アッパールートでは上から滝を見ることができ、ロウワールートでは下から滝を見ることができます。
アッパールートは約1時間、ロウワールートは約45分で回れました。
入場後は無料の園内電車でEstacion Cataratas駅まで行き、その後アッパールートとロウワールートに分岐します。
■園内マップ(英語) ※Google driveで開きます
有名なアクティビティ
イグアスの滝に突っ込むボートツアー…60,000ARS(約10,200円)
5-2.ブラジル側の魅力
アルゼンチン側にはイグアスの滝の約8割があると言われています。
つまり対岸のブラジル側では、その全景を見ることができます。
巨大な滝を1つのフレームの中に収めることができるので、
パッと見の画としては、ブラジル側からの眺めのほうが綺麗です。
また、ブラジル側の遊歩道の最終地点には、滝のすぐ近くまで行くことができるスポットがあり、滝の巨大さ・迫力を感じつつ、水しぶきをガッツリ浴びてずぶ濡れになることができます。笑
総合的な満足度ではアルゼンチン側に劣るものの、滝を見る・感じるという点においてはブラジル側のほうが良かったです!
ブラジル側の遊歩道
ブラジル側の遊歩道は1本だけで、片道1時間です。
要所要所に滝が綺麗に見える展望台が設置されています。
入場後は無料の園内バスで遊歩道の入口まで行くことができます。
また、遊歩道の最終地点から入場口までの無料園内バスもあります。
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ヘリコプターでの上空遊覧…料金不明
6.注意事項
6−1.国境越えの際にバスの中に荷物を置いておかない
プエルトイグアスからブラジル側のイグアスの滝に行く際、アルゼンチン側の出入国審査時に一時的にバスを降りることになります。
出入国審査を終えて再度バスに乗車する際、バスが変わることがあります。
そのため、バスの中に荷物を置いてきてはいけません。
6−2.チケット購入時にパスポートが必要
アルゼンチン側のイグアスの滝では、チケット購入時にパスポートのチェックがあります。
謎なのですが、首都ブエノスアイレスではスーパーでクレジットカードを使う際にもパスポートチェックがあるので、それと同様の理由だと思われます。
国境越えはありませんが、パスポートを忘れないように注意してください。
7.まとめ
プエルトイグアスからはアルゼンチン側・ブラジル側ともに、簡単にイグアスの滝へアクセスすることができます。
それぞれ違った魅力がありますので、時間のある方はぜひ両方とも行ってみてください!
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