エジプトでタクシーを使いたくても、ぼったくりなどいろいろ心配ですよね。
私達はカイロ、アレクサンドリア、ルクソール、アスワンすべての都市でタクシーを利用してきました。
その際得たタクシーに関する情報(アプリ、注意点など)をまとめてお届けします。
※この記事は2023年11月時点のレート、1EGP=約5円、1米ドル=約150円で計算しています。
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目次
1.タクシーアプリについて
エジプトではなるべく、タクシーアプリを利用したほうが良いです。
あらかじめ行き先を設定し、料金も決まった上でタクシーを呼ぶことになりますので、支払いや行き先に関するトラブル等が少ないです。
しかし、タクシーアプリを利用したからと言って、100%安心…というわけでもありません。
利用時の注意点もまとめていますので、ぜひご覧ください。
1−1.利用できるアプリ
エジプトで利用可能なタクシーアプリは「Uber」「Careem」の2つです。
しかし、「Careem」に関しては、エジプトの電話番号を持っていないと利用できません。
(実際に使えなかったので、問い合わせて確かめました。)
ということで、多くの方はUber一択となります…
■Uberのダウンロードはこちらから
Uber – Apple store
Uber – Google play
■一応…Careemのダウンロードはこちらから
Careem – Apple store
Careem – Google play
1−2.利用できる場所
なんと、Uberはカイロ(とギザ)とアレクサンドリアでしか利用できません!
試しにルクソールやアスワンで利用してみましたが、全くタクシーがヒットせず…でした。
カイロやアレクサンドリアは問題なく使えました。
■ギザの観光情報はこちら!
1−3.利用時の注意点
今までいろんな国でUberやGrabは利用してきましたが、エジプトならではの注意点があります。
ぜひしっかり読んで備えてください。
①タクシー待ちの間にインド数字を準備しよう
エジプトの数字はインド数字です。
Uberでタクシーの手配をすると、タクシーのナンバープレートが携帯画面に表示されますが、その数字はアラビア数字(通常私たちが使っている数字)です。
つまり、こうなるわけです。
<携帯の画面>
345
<実際のナンバープレート>
読めないですよね。笑
これを知らずに、実際タクシーが来てしまうとパニクりますので、インド数字の一覧を手元に用意しておきましょう!
②カード支払い設定でも「現金」でと言われることがある
「まじか」って感じですが、割りとあります。
クレジットカード払いの設定でタクシーを呼んだのに、実際来たタクシー運転手が「現金払いにしてくれ」と言ってくるのです。
手元にお金が入るタイミングが遅くなるからでしょうが、なら「クレジットカード払いで受けるなよ」と言いたくなります。
実際、そんな運転手は信用できない!とキャンセルするのもありだと思います。
私達は2回こういったことがありましたが、時間もなかったので現金払いに切り替えました。
しかし、もともと100EGPの料金だったはずが、「150EGPの現金で」と言われたこともあり、金額にはいつでも注意が必要です。
そして、もう一つ非常に重要なことを次項に記載しています…
③現金払いに切り替えるときは必ず配車キャンセルさせる
クレジットカード払いで呼んだはずが、「現金払いにしてくれ」と言われてしまい、切り替える場合に必ず気をつけてほしいことがあります。
それは、自分たちが車に乗り込む前にUberを運転手にキャンセルさせることです。
クレジットカード払いで呼んだものを、現金払いに切り替えるということはUberの仕組みでは対応していません。
そのため、運転手に配車キャンセルをさせ、Uberを介さず個人的に運転手に支払いをすることになります。
その際、配車キャンセルをしないで走り出すとどうなるか?
クレジットカードと現金、二重で請求されるハメになります。
実際私たちはこれをやられました。
50mほど走ったところで気づいて「キャンセルしろ!」と言いましたが、走った分しっかりクレジットカードから引き落とされました…
1−4.チップ
Uberを利用してタクシーに乗る際、クレジットカード支払いの設定であっても、チップはなるべく現金で渡したほうが良いと思います。
Uberでチップ分上乗せしてカード払いすることもできますが、残念ながら運転手は気づきません。笑
また、チップの相場ですが、料金の10%ほどでよいかと思います。
チップを渡さなくても何も言わない人もいれば、進んでチップは?と言ってくる運転手もいます。
チップは絶対!というイメージではないので、対応に難があった場合などは渡さなくても良いかなと個人的に思います。
私達は先述のクレジットカードと現金の二重請求されることになった運転手にはチップは払っていません。
(特に何も言われませんでした。)
■エジプトのお金関連情報をまとめました!
アレクサンドリアではチップはあまり普及していない?
エジプトの中でもアレクサンドリアはかなり異質で、その性質はトルコなどに若干近いです。
(アレクサンドリアの人に「カイロに行く」と言うと、「あーエジプトに行くのね」と言われました。別の国扱い…?)
アレクサンドリアでは、Uberはしっかり普及していますが、チップを渡すと驚かれたり遠慮されたりすることがありました。
とはいえ、エジプト国内ではありますので一応渡しておくのが無難だと思います。
2.直接交渉について
できれば使いたくないものですが、ルクソールやアスワンでは直接交渉をせざるを得ません。
その際に気をつけるべきことなどを記載しています。
2−1.カイロとアレクサンドリアでは基本Uberで
当然のことですが、Uberが使えるカイロとアレクサンドリアでは直接交渉は避けましょう。
どうしても直接交渉したいときは、金額交渉の目安にUberの料金を確認したほうが良いと思います。
2−2.1日チャーターの金額交渉は仲介屋さんと
特にルクソールでは、王家の谷周辺の観光スポットが多く、かつそれぞれが離れているので、タクシーの1日チャーターをする機会があると思います。
その場合、「仲介屋さんと交渉をする」「運転手と直接交渉する」のどちらかが多いと思いますが、仲介屋さんと交渉したほうが安く済むことが多いと思います。
なぜかというと、仲介屋さんは「なるべく早く交渉をまとめて件数を稼ぎたい」と考えており、タクシー運転手は実際時間を拘束されるので「1組のお客さんからなるべく多く稼ぎたい」と考えるからです。
ルクソールではナイル川のフェリー乗り場あたりに、仲介屋さんがうろうろしています。
私たちの体験談
私たちがルクソールで仲介屋さんと交渉し始めたときは「1日で800EGP(約4,000円)」から始まりました。
そのまま交渉はまとまらず、一旦王家の谷へ100EGP(約500円)で連れてってもらい、その後1日チャーターするかどうか考えるということになりました。
(この流れは運転手も見ていました。)
王家の谷についてから運転手と交渉し始めると、向こうの言ってきた金額はなんと1500EGP(約7,500円)!!
「その金額ならお話にならない」と歩き始めようとすると、慌てた運転手はちょっとずつ値段を下げ、最終的に800EGP(約4,000円)まで下がりました。
とはいえ、王家の谷までの片道100EGPをすでに払っているので、合計900EGPです。
最初から仲介屋さんと交渉をまとめればよかったな…と後悔しました。
■ルクソールの観光まとめ記事はこちら!
2−3.利用時の注意点
やはりタクシーアプリを使うときよりも注意すべきことは多いですし、安全面の問題もありますので、必ず下記の点に注意するようにしてください。
①英語が話せる運転手を選ぶ
直接交渉するときは絶対に、英語が話せる運転手を選ぶべきです!
アスワンで英語が話せない運転手のトゥクトゥクに乗ったことがあり、ヒヤヒヤしたことがありました。
Google mapを見せて、「アスワンスタジアム」と伝え、トゥクトゥクに乗り込みました。
しばらくして、どうも反対方向に向かっている気がしてならないので、「ストップ!アスワンスタジアム!」と運転を止めました。
英語で会話ができないので、運転手の彼がUターンの仕草をすると、「この後でUターンするのかな」と思って、再度運転を再開してもらいました。
しかし、やはりアスワンスタジアムに向かっていないようで、私たちと認識が違うようです。
その時はすでに夜で、進めば進むほど繁華街から遠ざかるので、かなり怖かったです。
最後には、強制的にトゥクトゥクを止めて、お金を払って降ろしてもらい、なんとか別の英語が話せる運転手のタクシーを捕まえました。
つまり、Google mapで目的地を見せたところで、相手と認識が合わなければ、思ってもない場所に連れて行かれるのです。
認識をあわせるためにも、必ず英語が話せる運転手を選んだほうが良いです。
②移動中は必ずGoogle mapを見ておく
これもとても大切なことです。
たとえ運転手が英語を話せて、意思疎通がしっかりできていても、気づかない間に変なとこに連れて行かれてしまった…となったら非常に危ないです。
私達が①英語が話せる運転手を選ぶで、目的地と反対方向に進んでいると気づけたのは、常にGoogle mapで行き先を確認していたからです。
自分の身は自分で守らなければいけません。
タクシーに乗っても安心しすぎず、しっかり気をつけましょう。
③厄介な場合はお金は諦める
どれだけ気をつけていても、厄介な状況、危険な状況に陥ってしまうことはあります。
そういった場合は、すぐお金は諦めて渡してしまいましょう。
命に勝るものはありません。
④行き先を追加しようとしてきたら「NO」と言う
タクシーの運転手はお金を稼ぎたいので、すぐ行き先を追加しようとします。
流されたり、曖昧な返事はせずに、しっかりと「NO」と伝えましょう。
2−4.チップ
Uberを介さない場合は、ほぼ必ずチップは必要になります。
この場合も目安は料金の10%ほどで良いと思います。
タクシーに乗る前に、あらかじめ細かいお金を用意しておくと、チップ支払い時に困ることが少ないと思います。
2−5.金額例
私達が直接交渉でタクシーに乗った際の金額例を載せておきます。
<カイロ市内〜ギザ>
100EGP(約500円)
※Uberで呼びましたが、現金払いに切り替わりました。
<ルクソール王家の谷周辺1日チャーター>
800〜900EGP(約4,000円〜4,500円)
<ルクソール→アスワン4時間のドライブ>
1500EGP(約7,500円)
■エジプトの長距離移動、寝台列車の情報はこちら!
3.まとめ
エジプトのタクシーはUberを使おうが、直接交渉だろうが非常に厄介です。
あらかじめ知っていれば対策できることもあると思うので、ぜひこの記事を読んで、安全にエジプト旅行を楽しんでください!
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コメント
良い記事ですね!
是非参考にさせていただきます!
careemはエジプトの電話番号がなくても登録できたので、どうやら使えるようなのですがいかがでしょう。
もし使えればアスワン駅からアスワンバスステーションまで行こうと思っています!
ななしさん
コメントありがとうございます!
私達が現地で試したとき、登録まではできたと思うのですが、実際タクシーを呼ぶときに使えなかったと思います。
そのためcareemに問い合わせしたところ、「エジプトの電話番号が必要」と回答されました。
もしかすると改善されているかもしれませんので、一応試してみていただければと思います!