トルコのアンタルヤは地中海に面したリゾート都市で、毎年多くの外国人が訪れます。
ビーチは言わずもがな、古代から港町として栄えていたため、付近には遺跡もたくさんあり、見どころの多い街です。
そんなトルコのアンタルヤに1ヶ月ほど滞在していました。
その滞在中に開拓した見どころや、おすすめのグルメスポット、そして気になる交通・治安・物価情報などをご紹介します。
この記事は2023年12月時点のレート、1リラ=約5円で計算しています。
トルコはインフレ率が高く、1ヶ月で値段が変わることもあります。
インフレを加味して為替レートも動くため、円建ての金額は大きく変わることは少ないです。
料金等は円金額を参考にしてください。
1.アンタルヤの基本情報
アンタルヤはトルコの南部にある都市で、地中海に面しているため、1年を通して暖かい気候が特徴です。
夏には、欧米諸国から観光客がたくさん訪れ、アンタルヤのビーチを楽しみます。
冬は比較的観光客が少ないですが、12月でも下手すると半袖一枚で過ごせるほど暖かくて過ごしやすい街です。
また、トルコ南部は古代から栄えていた街が多く、アンタルヤ近郊にもたくさんの遺跡があります。
冬で海に入れなくても、やることがない…というわけではありません。
(というか、ごく少数の人ですが、12月に海に入ってる人もいました笑)
1−1.おすすめの宿泊日数
アンタルヤのおすすめの宿泊日数は1泊2日です。
アンタルヤ市内の見どころは、すべて歩いて回れますので、1日あれば十分です。
もしアンタルヤからシデやカシュなどにも足を伸ばす場合は、+1日ずつすると良いと思います。
1−2.おすすめのシーズン
やはりアンタルヤは海がキレイな街ですので、海に入れる6〜9月がオススメです。
冬に行かれる場合は、ダウンジャケットなどの真冬用の防寒具は不要だと思います。
秋から冬の変わり目頃に使用するような上着で十分です。
1−3.治安
アンタルヤの治安は良いです。
夜でも多くの人が歩いていますし、あまり遅い時間でなければ、夜に歩いても特に問題ないかと思います。
ただ、旧市街には一部人気がなく暗い道もありますので、歩く道は選ぶようにしてください。
1−4.物価
アンタルヤの物価は日本より少し安い程度です。
トルコ国内で言えば、やや高めと言えるぐらいです。
近年ロシア人がアンタルヤにかなり移り住んでいると聞き、物価が高いことを懸念していましたが、
ロシア人観光客ではなくロシア人移住者ですので、あまり派手な金遣いはしないようです。
そのため、他の都市と物価の差は、懸念していたほどではありませんでした。
2.市内の見どころ
2−1.ハドリアヌス門
古代ローマ帝国のハドリアヌス帝の時代に作られた門です。
ハドリアヌス帝を含む五賢帝時代は、トルコもローマ帝国内に入っていました。
ハドリアヌス帝は内政に力を入れていたため、結構いろんなとこに視察に行ってたみたいですね。
(ギリシャのアテネや、トルコのエフェソスなど)
その際、ハドリアヌス帝を歓迎して門や神殿などを建てることが多かったようです。
そして、アンタルヤにあるハドリアヌス門も、もちろんハドリアヌス帝視察を記念して作られたものです。
結構がっつり残っていて驚きました。笑
しかも街に溶け込んでて、市民の皆さんの憩いの場みたいになっています。
この門の先は旧市街になっており、ここが旧市街への入口の1つです。

2−2.旧市街
アンタルヤには、古い街並みが広がる素敵な旧市街あります。
たくさんのホテルやレストラン、土産物屋さんが立ち並んでおり、アンタルヤ観光には欠かせない場所です。
また、この旧市街の中では、2階部分が出っ張った作りになっている、オスマン風の建物をたくさん見ることもできます。
特に店が多く、オスマン風の建物を見ることができるのはUzun Çarşı Sk.という通りです。

また、海側の方へ歩いていくと、フィディルルィックタワー(Hidirlik Tower)という、古代ローマ時代の塔があります。
現在も発掘作業中なので、登ったり近くに行くことはできませんが、海をバックに見る塔はとても美しいです。

💡 1日で効率よく回るならツアーも
滞在日数が短い方は、旧市街とデューデンの滝(上流・下流)を1日で回るアンタルヤ旧市街観光ツアー(ホテル送迎・昼食付き)を使うのも便利です。バスを乗り継ぐ手間がなく、オプションで旧市街からのボートツアーも付けられます。
2−3.オールドバザール
アンタルヤにはオールドバザールという商店街みたいな通りがあります。
ロクムなどのお菓子から服、トルコランプなどの雑貨まで、様々なものが売っています。
トルコらしい雰囲気を楽しみつつ、お土産を探してみてはいかがでしょうか?
2−4.絶景スポット
アンタルヤの市内中心部には、いくつか絶景スポットがあります。
アンタルヤの街を練り歩いた私のオススメスポットをいくつかご紹介します。
①Kecili Park
私が思う一番の絶景ポイントはこちらの公園です。
海はもちろん、対面の崖や遠くの雪山など、雄大な自然が見渡せてとても美しかったです。
公園内にはベンチも多くあり、お弁当みたいなものを持ってくつろいでいる人たちや、見晴台で景色を楽しんでる人たちがたくさんいました。

②Kaleici Panoramic Elevator
続いてご紹介するのは、①Kecili Parkの対面にある展望エレベーターです。
ここからは湾内が一望でき、アンタルヤの「港町感」を一番感じられます。
エレベーターを降りると湾に出られるようになっています。
付近にはレストランやジュース屋さんなど、観光客向けのお店がたくさんあります。
③Antalya Port
最後にご紹介するのは湾内にある岬です。
こちらのスポットが一番海に近く、アンタルヤの海を肌で感じられます。
見える範囲は限定的ですが、海に近い分、魚影までしっかり見えちゃいます。
湾内にはたくさんの舟が停泊していますが、料金を払えば沖の方までクルーズしてくれます。

2−5.トゥネクテペ(山)
アンタルヤの西の方にある山がトゥネクテペです。
この山にはロープウェイが設置されていて、麓から簡単に頂上まで行くことができます。
頂上からの景色は絶景で、付近の神々しい山々や、太陽に照らされた水平線、海と街のコントラストなどを見ることができます。
市内中心部からはバスで1本で行けるので楽ちんです。

詳しくはこちらの記事をどうぞ!

2−6.デューデンの滝
アンタルヤの北部にある上流の滝と、東部にある下流の滝をデューデンの滝と呼びます。
どちらも自然公園のようになっていてお散歩に最適な場所です。
特に下流の滝は、海に落下する迫力のある滝が見られます。
上流、下流どちらも市内中心部からはバスで1本で行くことができます。


詳しくはこちらの記事をどうぞ!

2−7.博物館
アンタルヤの旧市街の中にはたくさんの博物館があります。
そこまで大きな博物館ではないですが、美しい陶磁器が見れたり、昔の人の生活様式などが見られるため、なかなか面白いです。
すべて無料ですので、暇な時間がある場合はぜひ行ってみてください!

■民俗学博物館(Antalya Ethnographic Museum)
■おもちゃ博物館(Antalya Toy Museum)
■アタテュルク・ハウス・ミュージアム(Antalya Atatürk Evi ve Müzesi)
3.周辺の見どころ都市
アンタルヤの周辺には有名な都市がいくつかあります。
公共交通機関で行くのは難しいですが、METROやKamil Kocなどのバス会社であれば、各都市へ行くバスを取り扱っています。
3−1.シデ
アンタルヤから一番近い都市であるシデは、紀元前から栄えた歴史のある街です。
かのアレキサンダー大王に征服され、その後はローマ帝国の一部として繁栄しました。
古代遺跡が多く残っており、円形劇場や神殿など、多くの見どころがあります。
3−2.アランヤ
シデよりさらに東へ進むと、トルコ南部で屈指のリゾート都市、アランヤがあります。
美しいビーチだけでなく、赤の塔などの歴史的な建築物もあり、夏には多くの観光客が押し寄せます。
また、パラグライダーなどのアクティビティも多く、活動的に過ごすことも、ゆったり過ごすこともできます。
3−3.デムレ
アンタルヤから南西に140kmほど進むと、デムレという村があります。
ここはサンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスに縁のある村です。
聖ニコラウスはデムレ村で司教を務め、この地で亡くなりました。
デムレ村には聖ニコラウス教会のほか、断崖に建てられたミュラ遺跡も有名です。
3−4.カシュ
ダイビングスポットとして有名なのがカシュです。
アンタルヤから南西に190kmほど行った場所にあります。
白い家並みとブーゲンビリアが似合う、こぢんまりとした港町です。透明度の高い海でのダイビングやシュノーケリングのほか、海に沈んだ古代都市の遺跡を船の上から眺めるケコワ島のボートツアーも人気です。
また、カシュの近くには、断崖の下に広がる美しいビーチ「カプタシュビーチ」もあります。
アンタルヤのバスターミナル(オトガル)からカシュまでは、バスで3時間半〜4時間ほどです。海沿いの道を走るので、車窓の景色も楽しめます。
3−5.アスペンドスの劇場
アンタルヤから東に45kmほどの場所にある、古代ローマ時代の円形劇場です。2世紀に建てられたもので、世界でも最も保存状態の良い古代劇場のひとつと言われています。
1万人以上を収容できる大きさで、舞台の声が最上段の客席までしっかり届くほど音響が優れているのも特徴です。現在でも夏にはオペラやバレエのフェスティバルの会場として使われています。
アンタルヤからアスペンドスへ直接行く公共交通機関はなく、バスで近くの町セリクまで行き、そこからタクシーで向かう必要があります。乗り換えが手間な場合は、アンタルヤ発のツアーを使うのが楽です。
入場料はトルコの他の遺跡と同じくユーロ建てで案内されていて、2025年時点で15ユーロ前後です。料金は改定されることが多いので、訪問前に公式サイトで確認してください。
3−6.パムッカレ
真っ白な石灰棚と、淡いブルーの温泉が美しいトルコ屈指の観光地です。
アンタルヤからは、パムッカレの玄関口となる街デニズリまでバスで4時間前後です。デニズリのバスターミナルからはドルムシュ(乗り合いバン)でパムッカレへ向かいます。
パムッカレへの行き方や入場料、見どころの地図は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
【トルコ屈指の観光地】パムッカレへの行き方・注意点をご紹介!簡易地図もあります
4.おすすめのグルメスポット
アンタルヤ以外の街も含めて、トルコで食べた料理はこちらの記事でまとめて紹介しています。
魅惑のトルコ料理を27個紹介!前菜からメイン、スイーツまで!
4−1.Çorbacı Ali Baba
トルコのスープ料理「チョルバ」の専門店です。
旧市街を散策した帰りに立ち寄り、羊の胃袋のスープイシュケンベチョルバと、レバーの煮込み、ヨーグルトドリンクのアイランを注文しました。


お値段はイシュケンベチョルバが90リラ(約450円)、レバーの煮込みが100リラ(約500円)、アイランが15リラ(約75円)。おまけで少し値引きしてもらい、2人で300リラ(約1,500円)でした。
イシュケンベチョルバはにんにくがガツンと効いていて、レモンを絞ると爽やかになります。
安くて手軽に体が温まるので、街歩きの途中に立ち寄るのにぴったりです。
4−2.Adsız Kebap
ひき肉の串焼きシシキョフテと、アンタルヤ名物の豆サラダピヤズが食べられる食堂です。
アンタルヤのピヤズは、白いんげん豆にゆで卵やトマト、玉ねぎをのせ、ゴマのペースト(タヒニ)を使ったドレッシングをかけるのが特徴です。シシキョフテはピデ(パン)の上にのって出てきて、生のトマトや青唐辛子、玉ねぎも一緒に並びます。


食後のデザートには、かぼちゃを甘く煮てタヒニとくるみをかけたかぼちゃのデザート(カバック・タトゥルス)もいただきました。

これだけ食べて、2人で380リラ(約1,900円)。アンタルヤならではの味を手頃な値段で楽しめるお店です。
4−3.ELIT PILEKI
作り置きのおかずを選んで食べられる、トルコの大衆食堂「ロカンタ」です。
店名の「ピレキ」は、トルコの黒海地方で使われる素焼きの調理器具のこと。お店の看板には、チーズととうもろこし粉を煮込んだ黒海地方の名物「ムフラマ」の写真も並んでいます。

私達は、豆の煮込みやブルグル(挽き割り小麦)のピラフ、肉料理、ハーブ入りのヨーグルトなどをワンプレートに盛ってもらい、2人で300リラ(約1,500円)でした。

いろいろなおかずを少しずつ味わえるので、トルコの家庭料理を気軽に試したいときにおすすめです。
4−4.Balıkçı Meyhanesi Kaleiçi
旧市街(カレイチ)の中、ヒドゥルルックタワーにほど近いHıdırlık通りにある魚料理のレストランです。
クリスマスイブの夜に、事前にネットで予約して訪れました。
注文したのは、サフランの香るエビの土鍋焼きサフランル・カリデス・ギュヴェチ(395リラ)と、ステーキなど。エビのギュヴェチは、エビをサフラン・バター・にんにくと一緒に土鍋で焼いた一品です。


メニューはイカのフライ(340リラ)、タコのグリル(645リラ)など魚介料理が中心で、トルコの中では高めの価格帯です。私達はドリンクなども合わせて2人で2,380リラ(約11,900円)でした。特別な日のディナーにおすすめです。

4−5.SAKARYA PİDE FIRINI
トルコ風のピザ「ピデ」を焼いているパン屋さんです。青いタイル張りの石窯で、職人さんが次々とピデを焼き上げています。

ここのひき肉入りの小さなピデは、1つ20リラ(約100円)という安さ。焼きたてを紙に包んで渡してくれるので、私達はアンタルヤ滞在中、朝ごはん代わりによく買って食べていました。

安く手軽にお腹を満たせるので、節約したい旅行者にもおすすめです。
5.交通情報
5−1.市内の移動はバスが便利
アンタルヤ市内の移動は、路線バスが一番便利です。主要な観光地へはほとんどバス1本で行けます。
運賃は2026年3月の改定で、交通系ICカード(Kent Kart)払いが42リラ、現金払いが46リラ、クレジットカードのタッチ決済が50リラになりました。ICカードで払うのが最も割安なので、滞在が長い場合はカードを作っておくのがおすすめです。
乗るバスの番号や停留所は、Googleマップや乗り換えアプリ「Moovit」で調べられます。
5−2.トラム
市内には「AntRay(アントレイ)」というトラム(路面電車)も走っています。中心部の「Meydan(メイダン)」停留所を通り、長距離バスのターミナル(オトガル)にも行けるので、他の街へ移動するときにも便利です。
5−3.空港から市内へ
トラムは空港にも乗り入れていますが、停留所があるのは国内線ターミナルだけです。国際線で到着した場合は、国内線ターミナルまで1km以上歩く必要があります。
大きな荷物がある場合は、空港バスやタクシーを使うのが現実的です。
5−4.他の街への移動
パムッカレ(デニズリ)やカシュなど他の街へは、オトガルから長距離バスが出ています。バスの時間や料金は、トルコのバス予約アプリ「Obilet」で調べると便利です。
6.まとめ
地中海に面したリゾート都市、アンタルヤの見どころやグルメ、交通情報をご紹介しました。
旧市街の街歩きや絶景スポット巡りは1日あれば十分楽しめますし、冬でも暖かく過ごしやすいので、トルコ周遊の合間にのんびりするのにもぴったりの街です。
時間に余裕があれば、近郊の遺跡や港町にも足を伸ばしてみてください。アンタルヤからバス1本で行ける日帰り旅行先は、こちらの記事でもご紹介しています。
【トルコ・アンタルヤ】公共交通機関で行けるデイトリップ先を紹介!


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