アジア8ヶ国バックパッカー旅行の費用は?でベトナムからネパールまでのアジア8ヶ国を振り返った私たちは、いよいよアジアを飛び出し、世界一周9ヶ国目としてトルコへ。首都アンカラを皮切りに、黒海沿岸のトラブゾン、エーゲ海側のイズミル・チャナッカレ、古都ブルサ、そして2つの大陸にまたがるイスタンブールまで、6都市をめぐる33泊34日の行程でした。
「世界一周なんて、一体いくらかかるの?」——そう思っている方のために、この国別シリーズでは訪れた国ごとに実際にかかった金額を包み隠さず公開しています。今回はその9ヶ国目、トルコでの33泊34日分。結論から言うと、2人合計で264,412円(宿代・食費・交通費・観光費の合計)でした。
旅の行程
| 日程 | 都市 | 泊数 |
|---|---|---|
| 5/3〜5/10 | アンカラ | 7泊 |
| 5/11〜5/13 | トラブゾン(1回目) | 2泊 |
| (5/14〜5/25頃) | ジョージアへ寄り道 | — |
| 5/26〜5/28 | トラブゾン(2回目) | 2泊 |
| 5/29〜6/4 | イズミル | 7泊 |
| 6/5〜6/7 | チャナッカレ | 3泊 |
| 6/8〜6/12 | ブルサ | 5泊 |
| 6/13〜6/18 | イスタンブール | 6泊 |
アンカラから黒海沿岸のトラブゾンへ北上し、そこから隣国ジョージアへ寄り道。ジョージアから戻ってきて再びトラブゾンに2泊した後、夜行バスで一気にエーゲ海側のイズミルへ移動しました。そこからチャナッカレ、ブルサと北西へ進み、最後にイスタンブールへ。6泊した後、国際バスで隣国ブルガリアのプロブディフへ抜け、トルコを後にしました。
💡 実は予定外だったジョージア行き
もともとの旅程にジョージアは入っていませんでした。トラブゾン滞在中に「評判が良い」と聞いて、その場で行き先に追加した寄り道です。トルコの滞在が1回目(アンカラ・トラブゾン)と2回目(トラブゾン・イズミル以降)の2回に分かれているのはこのためで、この記事の金額にはトルコでの実費用のみを集計し、ジョージア滞在中の費用は含めていません。
いくら使った?
予算 vs 実際(2人合計)
宿代・食費(1人1泊/1日あたりの定額)、観光費(アジア圏は1日750円の固定額)、都市間移動のたびにかかる交通費、という3本柱で組んでいた旅行前の予算は、トルコの行程に当てはめると269,150円。
実際にかかったのは264,412円。予算との差は4,738円で、ギリギリ予算内に収まりました。

内訳(2人合計264,412円)

- 宿代:94,926円(アンカラ・トラブゾン・イズミル・チャナッカレ・ブルサ・イスタンブール、計33泊分)
- 食費:82,273円(外食と自炊、約1:4の比率)
- 交通費:53,526円(都市間の長距離バス代に加え、イスタンブール→プロブディフの国境超え国際バス代10,400円を含む)
- 観光費:33,687円(観光スポットの入場料や体験代。アンカラのシーシャ屋さんでの出費も含む)
1人1日あたりの宿代・食費
| 項目 | 1人1日あたり |
|---|---|
| 宿代 | 約1,438円 |
| 食費 | 約1,247円 |

💡 これまでのアジア各国と比べると
ベトナム(宿代626円・食費954円)、カンボジア(宿代236円・食費1,131円)、タイ(宿代991円・食費762円)、ラオス(宿代740円・食費913円)、マレーシア(宿代806円・食費879円)、ネパール(宿代897円・食費532円)と比べると(いずれも1人1日あたり)、トルコは宿代・食費ともにこれまでで最も高い水準でした。アジア圏に比べて物価がひとつ上のレンジにあることを実感した33泊34日でした。
宿泊先の名前と値段
基本はAirbnbで個人宅に宿泊するスタイルでしたが、一部の都市ではホテルも利用しました。
| 宿名 | 都市 | 泊数 |
|---|---|---|
| Mina 1 Hotel | アンカラ | 1泊 |
| Airbnb | アンカラ | 6泊 |
| Sulduz Hotel | トラブゾン(1・2回目とも) | 4泊 |
| Airbnb | イズミル | 7泊 |
| Nr1 Hotel | チャナッカレ | 3泊 |
| Airbnb | ブルサ | 5泊 |
| Airbnb | イスタンブール | 6泊 |
| 合計 | 33泊 |
アンカラは7泊のうち初日だけMina 1 Hotelに宿泊し、残りはAirbnb。トラブゾンは1回目・2回目とも全泊Sulduz Hotel、チャナッカレはNr1 Hotelと、こちらはホテル利用でした。33泊分の宿代は合計94,926円、1泊あたり約2,876円(2人合計)です。
トルコのAirbnbには本当にお世話になりました。中にはホストが手料理をご馳走してくれたこともあります。

ひよこ豆の煮込みにブルグルピラフ、チキンのオーブン焼きまで、品数豊富な食卓。Airbnbのホストが振る舞ってくれたおうちご飯です。自炊でも外食でもない、個人宅に泊まるAirbnbならではの体験でした。
イズミルで泊まったAirbnbは、夕景がきれいに見える部屋でした。

モスクと港町を一望できる、イズミルのAirbnbの部屋からの眺め。
このイズミルのホストとは特に仲良くなり、その後に訪れたアルバニアで再会するというご縁がありました。さらに、この世界一周の旅の後半で再びトルコを訪れた際にも、同じホストのもとに数泊させてもらっています。今でも交流が続いている、大切な出会いのひとつです。
💡 トルコから本格的に使い始めたAirbnb
実はアジア滞在中はAirbnbをあまり使っていませんでしたが、トルコで泊まってみてその良さを実感しました。現地の人の暮らしを間近で見られて、直接お話しできる——そんな出会いが生まれるのはAirbnbならでは。この経験がきっかけで、これ以降の旅ではAirbnbを積極的に使うようになりました。
食事メニューと値段
自炊と外食の比率はおよそ1:4で、1日2食が基本でした。自炊費が1日あたり約2,085円、外食費が1日あたり約2,603円(いずれも2人合計)。トルコは「世界三大料理」のイメージ通り食事が美味しく、自炊と外食の金額差もそこまで大きくなかったのが印象的でした。

トマトと唐辛子が添えられたドネルケバブの皿。トルコといえばまずこれ、という定番料理です。

ドルマやチキン、ポテトサラダが盛り合わされたミックスプレート。パンと一緒にシェアして食べました。
黒海沿岸のトラブゾンでは、名物のハムシ(カタクチイワシ)のフライを堪能しました。

放射状に並べて揚げられたハムシ(カタクチイワシ)。黒海沿岸ならではの名物料理です。
エーゲ海側では、レモンを搾ったムール貝の詰め物(ミディエ・ドルマ)も食べ歩きの定番でした。

屋台で売られているミディエ・ドルマ。1つずつつまんで食べ歩くスタイルです。
💡 チャイとバクラヴァは別腹
トルコ紅茶のチャイはどこのお店でも出てきて、角砂糖を入れて飲むのがお気に入りになりました。食後にはピスタチオがけのバクラヴァもよく食べ、甘いものと紅茶の組み合わせにはすっかりはまってしまいました。

角砂糖付きで出てくるトルコ紅茶、チャイ。

ピスタチオがたっぷりかかったバクラヴァ。食後の定番デザートです。
交通チケット代
都市間の移動は主に長距離バスで、「Obilet」というバス予約サイトが便利でした。トルコのバス会社はボッタクリもほとんどなく、安心して利用できました。長距離交通費は33泊34日の合計で43,126円(2人合計)でした。
トラブゾン滞在中には、急遽決めたジョージア行きのバスにも乗車。トラブゾンから隣国ジョージアの首都トビリシへは、1,000TL(約7,000円)の国際バスで移動しました。
トルコ出国時は、イスタンブールの国際バスターミナル「エセンレル・オトガル」から、もともと予定していたブルガリアのプロブディフ行きの国際バスに乗車。チケット代は1,300TL(2人で約10,400円)でした。
市内の移動では、ドルムシュと呼ばれる乗合バンにもよく乗りました。アンカラやイスタンブールのような大都市は交通網が発達していますが、地方都市ではこのドルムシュが主な移動手段です。Googleマップにもルートが表示されるので、路線番号を確認して乗車し、降りるときに運賃を手渡します。最初は少し緊張しましたが、トルコの人たちはとても親切で、乗り方に迷っていても助けてくれました。

街なかを走るドルムシュ(乗合バン)。行き先や経由地が正面に表示されており、Googleマップと照らし合わせて乗車します。
観光チケット代
アンカラではトルコ建国の父アタテュルクが眠るアヌトカビル(アタテュルク廟)と、トルコ最大級のモスクであるコジャテペ・モスクを訪問。

アタテュルク廟(アヌトカビル)の広場。トルコ建国の父が眠る、国内でも特に重要な史跡です。

アンカラ最大級の規模を誇るコジャテペ・モスク。
チャナッカレでは、映画「トロイ」で実際に使用されたトロイの木馬の実物が街のシンボルとして展示されています。

チャナッカレのシンボル、トロイの木馬。映画「トロイ」の撮影で使われた実物です。
イズミル近郊のエフェソス遺跡では、ケルスス図書館と円形劇場をじっくり見学しました。

保存状態の良さに圧倒される、エフェソス遺跡のケルスス図書館。

2万人以上を収容できたという、エフェソス遺跡の円形劇場。エフェソス遺跡はクシャダスやセルチュクから日帰りツアーでも訪れやすく、クシャダス/セルチュク発エフェソス遺跡 終日ツアーを使えば、ガイド付きでじっくり回ることができます。
イスタンブールでは、アヤソフィアとブルーモスクという2つの象徴的な建築を見学しました。

公園越しに望むアヤソフィア。ビザンツ建築とオスマン建築が同居する、イスタンブールを代表する建物です。

噴水広場の向こうにそびえるブルーモスク(スルタンアフメト・モスク)。
⚠️ 観光費が予算オーバーした理由:アンカラのシーシャ屋さん
観光費は予算24,750円に対して実際は33,687円と、唯一予算オーバーした項目でした。主な原因は、アンカラで何気なく立ち寄ったシーシャ(水たばこ)バーでの不注意な出費。約10,500円とかなりの金額になってしまい、観光費オーバーの大部分を占めています。

アンカラのシーシャ屋さんの店内。カラフルな水たばこ用品がずらりと並んでいました。
💡 世界遺産めぐりはパッケージツアーという選択肢も
エフェソス遺跡やトロイの木馬など、トルコには世界遺産級の見どころが点在しています。個人旅行で効率よく周るのが大変だと感じる方は、添乗員同行のツアーを利用するのも一つの方法です。

体験談(補足):旅しやすさとジョージアへの寄り道
言葉・お金・交通のどれをとっても、トルコはかなり旅がしやすい国でした。イスタンブール以外では英語が通じにくい場面もありましたが、人がフレンドリーで何とかなりましたし、クレジットカードもかなり普及しています。治安面も、旅行前は「スリやぼったくりが心配」というイメージでしたが、実際には街に警察官が多く、むしろ安心感がありました。
トラブゾン滞在中、「評判が良い」と聞いて急遽決めたジョージアへの寄り道も、今振り返ると良い決断でした。もともとの旅程にはまったく入っていなかった国ですが、その場のノリで行き先を変えられるのも、フリープランで世界一周をしている醍醐味だと思います。
まとめ
トルコ33泊34日、2人合計で264,412円(宿代・食費・交通費・観光費の合計)。予算269,150円との差はわずか4,738円で、ギリギリ予算内に収まりました。アンカラのシーシャ屋さんでの思わぬ出費はありましたが、6都市それぞれで違った表情を見せてくれたトルコは、間違いなく旅しやすく、記憶に残る国のひとつでした。
次は、トルコ滞在中に急遽足を延ばしたジョージアへ。引き続き、1ヶ国ずつの費用をレポートしていきます。お楽しみに。

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