アルバニア旅行の費用は?20泊21日、2人で16.7万円【世界一周費用】

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アルバニア
アルバニア世界一周前準備予算

アルバニア旅行の費用は?20泊21日、2人で16.7万円【世界一周費用】

ギリシャ旅行の費用は?22泊23日、2人で27.7万円【世界一周費用】のイオアニナから長距離バスで国境を越えて向かったのが、アルバニアです。ヨーロッパの南東、アドリア海とイオニア海に面した国ですが、日本ではまだ情報が少なく、「実際に行くとどんな国なの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

ジロカストラを皮切りに、サランダ、ヒマラ、ベラト、ティラナと5つの街をめぐった、20泊21日の旅でした。宿はホステルやゲストハウス、Airbnbなど、都市間の移動は長距離バス、食事は自炊と外食を半々くらいで組み合わせる、いかにもバックパッカーらしい旅です。

「海外旅行って、実際いくらかかるの?」——そんな疑問を持つ方のために、この国別シリーズでは訪れた国ごとの実際の費用を包み隠さず公開しています。今回はその13ヶ国目、アルバニアでの20泊21日分。結論から言うと、2人合計で167,807円(宿代・食費・交通費・観光費の合計)でした。

旅の行程

日程都市泊数
7/20〜7/23ジロカストラ3泊
7/23〜7/26サランダ3泊
7/26〜7/29ヒマラ3泊
7/29〜8/2ベラト4泊
8/2〜8/9ティラナ7泊

ギリシャのイオアニナからバスで国境を越え、最初に着いたのは世界遺産の街ジロカストラです。そこから海沿いのサランダ、ヒマラと南部の海岸線を北上し、内陸の世界遺産の街ベラトを経て、首都ティラナに7泊しました。ティラナでは、日帰りでクルヤにも足を延ばしています。最後はティラナからバスで、モンテネグロの首都ポドゴリツァへ向かいました。

ジロカストラの城塞

世界遺産の街ジロカストラの城塞。山の斜面に石造りの城壁が続いています。

サランダの海

サランダの海。

💡 国境を越えるたびに切り替わる費用の計上

イオアニナからジロカストラへの国境超えバス代は、ギリシャ旅行の費用は?22泊23日、2人で27.7万円【世界一周費用】側の実費用として計上済みのため、このアルバニア編の金額には含まれていません。一方、ティラナからモンテネグロのポドゴリツァへ渡るバス代(2人で4,400レク、約7,480円)は、アルバニア側の実費用としてこの記事に計上しています。

いくら使った?

予算 vs 実際(2人合計)

宿代・食費(1人1泊/1日あたりの定額)、観光費(固定額)、都市間移動のたびにかかる交通費、という3本柱で組んでいた旅行前の予算は、アルバニアの行程に当てはめると200,800円。

実際にかかったのは167,807円。予算との差は32,993円で、予算より3万円以上安く収まりました。なお、この記事の金額は1レク(ALL、アルバニアの通貨)=1.7円で換算しています。

予算vs実際

内訳(2人合計167,807円)

内訳
  • 宿代:70,905円(5都市5か所、計20泊分。2人1泊あたり平均約3,545円)
  • 食費:56,889円(自炊と外食がおよそ1:1の比率、1日2食)
  • 長距離交通費:21,641円(都市間のバス、モンテネグロ行きの国境越えのバス代を含む)
  • 観光費など:18,372円(入場料、市内バスなどの近隣交通費、SIMカード代・ATM手数料などを合算)

1人1日あたりの宿代・食費

項目1人1日あたり
宿代約1,773円
食費約1,422円
1人1日あたりの宿代・食費

💡 直前のギリシャと比べると

直前に訪れたギリシャ(宿代約2,338円・食費約1,069円、1人1日あたり)と比べると、アルバニアは宿代が約565円安く、食費は約353円高くなりました。宿代が下がった分を、外食が増えた食費が少し打ち消した形です。

⚠️ 宿代と食費はオーバー、観光費は予算の3分の1以下

4項目のうち予算を上回ったのは、宿泊費(予算55,400円→実際70,905円、+15,505円)と食費(予算55,400円→実際56,889円、+1,489円)の2つでした。宿代がふくらんだのは、7〜8月の夏のシーズンで宿の料金が上がっていたためです。一方、長距離交通費は予算32,000円に対して実際21,641円、観光費などは予算58,000円に対して実際18,372円と、どちらも大きく下回りました。観光費がここまで安く済んだ理由は、「観光チケット代」で詳しくご紹介します。

宿泊先の名前と値段

ジロカストラとヒマラ、ティラナはBooking.com、サランダはAirbnb、ベラトはHostelworldで予約しました。

宿名都市泊数料金
Relax Guesthouse(Booking.com)ジロカストラ3泊¥8,063
Cosy & clean private twin bed room near the beach(Airbnb)サランダ3泊¥12,480
Himara Hostel(Booking.com)ヒマラ3泊¥12,480
Hanna’s Hostel(Hostelworld)ベラト4泊¥14,083
Villa 27 Residence(Booking.com)ティラナ7泊¥23,800
合計20泊¥70,905

上記は実費用の集計値(1レク=1.7円換算)です。各宿の金額は四捨五入しているため、合計と1円ずれて見えます。予約サイトの表示額とは数百円の差が出る宿もありますが、本記事の宿代の合計は実費用の集計値を採用しています。

1泊(2人)あたりの料金は、ジロカストラが1,581レク(約2,688円)、サランダとヒマラが2,447レク(約4,160円)、ベラトが2,071レク(約3,521円)、ティラナが2,000レク(3,400円)でした。

食事メニューと値段

自炊と外食の比率はおよそ1:1、1日2食が基本でした。スーパーでは、2人分の食材をまとめて買って996.87レク(約1,695円)、水は120レク(約204円)、桃は75レク(約128円)でした。

外食の値段は、次のとおりです(すべて2人合計)。

食べたもの2人合計
スブラキ(串焼きの肉をピタパンで包んだ軽食)900レク(約1,530円)
スブラキ(ポテト付き)1,490レク(約2,533円)
スブラキ1,580レク(約2,686円)
ピタパン包みのスブラキ(ジロカストラ)1,789レク(約3,041円)
タコスとマルゲリータ760レク(約1,292円)
夕食(店で食べた1食)1,500〜2,360レク(約2,550〜4,012円)
デザート1,350レク(約2,295円)
カフェ(1回)300〜850レク(約510〜1,445円)
イカのフライ

サランダの夕食。イカのフライなどを頼んで、2人で1,500レク(約2,550円)でした。

スブラキ

ピタパンに包んだスブラキ(ポテト付き)。2人で1,490レク(約2,533円)でした。

グリル料理

ティラナの夕食。グリル料理などを頼んで、2人で2,160レク(約3,672円)でした。

お菓子屋さんのショーケース

ティラナのお菓子屋さんで食べたデザート。2人で1,350レク(約2,295円)でした。

交通チケット代

都市間の移動は、基本的に長距離バスでした。運賃はすべて2人分の合計です。

区間乗車日2人合計
ジロカストラ→ブルーアイ→サランダ7/231,600レク(約2,720円)
サランダ→ヒマラ7/261,200レク(約2,040円)
ヒマラ→サランダ→ベラト7/294,200レク(約7,140円)
ベラト→ティラナ(タクシー・市内バス含む)8/21,330レク(約2,261円)
ティラナ→ポドゴリツァ(モンテネグロ、荷物代込み)8/94,400レク(約7,480円)
合計12,730レク(約21,641円)

南部の海沿いはバスの本数が少なく、遅れも大きめでした。ヒマラからベラトへ向かうときも、いったんサランダまで戻って乗り継ぐ必要がありました。ジロカストラとベラトの街なかを走るバスは、ネットでルートを調べられません。ティラナの市内バスは調べられるものの、車両に路線番号が書かれていませんでした。都市間の長距離バスもネットで検索・予約ができないので、時間に余裕のない旅程だと、かなり厳しくなると思います。

ティラナからポドゴリツァへのバスは、運賃が4,000レク(約6,800円)で、荷物代に400レク(約680円)かかりました。

観光チケット代

観光費は、近隣交通費まで含めても18,372円と、予算58,000円の3分の1以下でした。家計簿に入場料の記録があるのは、ブルーアイ(2人で100レク、約170円)と、ティラナのバンクアート(2人で1,400レク、約2,380円)の2か所です。残りは、SIMカード代(2,900レク、約4,930円)、ATM手数料(875レクと650レク×2)、トイレ代、日用品といった細かな支出でした。

ブルーアイは、サランダから約46kmの場所にある泉で、ジロカストラからサランダへ向かう途中に立ち寄りました。バスは、ジロカストラからブルーアイまでが800レク(約1,360円)、ブルーアイからサランダまでも800レクでした。

ブルーアイ

ブルーアイの湧き水。青く澄んだ水が、底から湧き出しています。

ベラトは、「千の窓の町」と呼ばれる世界遺産の街です。私たちは4泊しましたが、ティラナを拠点にする方は、日帰りという手もあります。ティラナ/ドゥレス発 ベラトの世界遺産とベルシ湖ツアーは、1人約33ドル(2026年10月時点の表示)で、ベラト城の入場料やオヌフリ美術館の入場券、ホテルまでの送迎が含まれています。所要時間は約10時間です。

ベラトの街並み

丘の斜面に白い石造りの家が重なるベラトの街並み。

ベラトの教会

ベラトの城塞の中から見た教会と街並み。

ティラナでは、バンクアートへ行きました。旧共産党政権の時代に、核戦争に備えて造られた地下シェルターが、博物館になっています。

ティラナのピラミッド

ティラナの街なかにあるピラミッド型の建物(写っている人物にはモザイクをかけています)。

スカンデルベグの騎馬像

ティラナの中心にあるスカンデルベグの騎馬像(写っている人物にはモザイクをかけています)。

クルヤへは、ティラナから日帰りで向かいました。市内バスに乗ったあと、フシェ・クルヤ行きが200レク(約340円)、そこからクルヤ行きが200レク(約340円)、帰りのティラナ行きは400レク(約680円)でした。

クルヤの博物館

クルヤの城塞にあるスカンデルベグ博物館。

⚠️ ギリシャを出るとき、宿の人に「気をつけて」と言われました

ギリシャを出てアルバニアへ向かうとき、宿の人に「気をつけてね」と声をかけられました。ただ、実際に歩いてみた感想は、まったく違います。夜でも大通りは人通りが多く、車は歩行者に道を譲ってくれるので、安心して歩けました。

体験談(補足):情報が少ないから、おもしろかった20泊21日

アルバニアは、日本語の情報があまり見つからない国でした。そのぶん、回りながらずっと楽しかったです。

いちばんのおすすめは、ティラナから日帰りで行けるクルヤです。山の上の城や古い町並みが残っていて、歴史を感じながら歩けて、お土産を探すのにもちょうどよい街でした。海ならヒマラがおすすめで、海がとてもきれいで、のんびりした空気の街です。

ヒマラのビーチ

ヒマラのビーチ。底まで透き通るような海でした。

ティラナのバンクアートでは、核戦争に備えたシェルターや、旧共産党時代の歴史を学びました。ヨーロッパのすぐ隣に、こんな歴史を持つ国があったとは、行くまで知りませんでした。

トルコ編でご紹介したイズミルのAirbnbのホストと、アルバニアで再会できたのも、旅の思い出です。

言葉は、レストランやカフェ、観光地ならどこでも英語が通じ、看板もアルファベットなので、困ることはほとんどありませんでした。Airbnbのホストには、英語がうまく通じない方もいました。お金のほうは、クレジットカードが広く使えて、チップも基本的に不要でした。ただ、手数料が安い銀行は見つけられませんでした。物価は日本よりやや安いという印象です。

まとめ

アルバニア20泊21日、2人合計で167,807円(宿代・食費・交通費・観光費の合計)。予算200,800円との差は32,993円で、予算より安く収まりました。夏のシーズンで宿代と食費は予算を超えましたが、バス移動と観光費が安く済んだぶんで、十分に取り返せました。

情報が少ないぶん、歩いてみて初めて分かることがたくさんある国でした。バスの時間に余裕を持てる方には、ぜひおすすめしたい20泊21日です。

次回は、アルバニアのティラナからバスで国境を越えて向かったモンテネグロでの費用をレポートします。引き続き、1ヶ国ずつの費用を公開していきます。お楽しみに。

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