【正直レビュー】ジロカストラは行くべき?石の街の見どころ・行き方・ベラトとの比較【アルバニア】

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山の斜面に広がるジロカストラの街並み アルバニア
アルバニア

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アルバニア南部の世界遺産の街、ジロカストラ(Gjirokastër)をご紹介します。

私たちは2023年7月、ギリシャから陸路でアルバニアに入り、最初の街としてジロカストラに3泊しました。

先に結論を言うと、石造りの街並みとお城は見ごたえあり。でも、坂道が想像以上にキツい街でした。正直なところ、アルバニアで石造りの世界遺産の街を1つだけ選ぶなら、私たちはベラトをおすすめします。

この記事では、実際に泊まってみて感じたジロカストラの良かったところ・大変だったところを正直にまとめつつ、見どころ・行き方・ブルーアイへの寄り道の注意点などもご紹介します。「ジロカストラに行こうか迷っている」という方の参考になればうれしいです。

※料金は特に記載がない限り、2023年7月の訪問時のものです。

1. ジロカストラってどんな街?

山の斜面に広がるジロカストラの街並み

ジロカストラは、アルバニア南部の山あいにある街です。灰色の石で造られた家と石の屋根が山の斜面にびっしりと並ぶ景色から「石の街」とも呼ばれ、2005年に世界遺産に登録されました(その後、ベラトとあわせて「ベラトとジロカストラの歴史地区」として登録されています)。

ギリシャとの国境にも近く、ギリシャ側から陸路でアルバニアに入る旅行者の最初の街になることも多い場所です。

2. 良かったところ

2−1. 石造りの街並み

石畳の坂道

歴史地区(旧市街)は、石畳の道と石造りの家がどこまでも続いていて、歩いているだけで中世にタイムスリップしたような気分になります。

石壁に囲まれた細い路地
石の屋根の家

石の屋根を間近で見られるのはジロカストラならでは。細い路地を抜けると、ふいに谷を見下ろす景色が開けるのも楽しいポイントです。

2−2. ジロカストラ城

丘の上にそびえるジロカストラ城

街の一番高いところにそびえるのがジロカストラ城。街のどこからでも見える、ジロカストラのシンボル的な存在です。

城へ続く坂道と城壁
城の入口のトンネル

私たちは今回、城の中には入らず、外から眺めたり城の周りを歩いたりするだけにしました。それでも、坂の上から見上げる城壁はかなりの迫力です。中に入る場合の情報は以下のとおりです。

  • 入場料:400レク(2026年時点。中の武器博物館は別途約200レク)
  • 開館時間:5〜9月は毎日9:00〜19:00、10〜4月は短縮営業(月曜休み)
  • 支払いは現金(レク)が基本なので、小銭を用意しておくと安心です

2−3. 高台からの景色

夕暮れの城と山並み

山の斜面にある街なので、少し登るだけで谷と山並みを見渡せる絶景が広がります。特に夕方、城が夕日に照らされる時間帯がきれいでした。

路地で出会った猫

石畳の路地では、のんびり昼寝をしている猫にもたくさん出会えました。

2−4. 写真を撮りながらの町歩きが楽しい

ジロカストラでは、正直あまり観光スポットを回ったり、レストランで食事をしたりはしていません。それでも、カメラを持って石畳の路地をあてもなく歩くだけで楽しい街でした。

古き良き雰囲気がそのまま残っていて、ほかのヨーロッパの街よりも自然がずっと近くに感じられるのも魅力。路地の先にはすぐ山並みが見え、石の家と緑が溶け合うような景色が広がっています。

3. 正直、大変だったところ

ここからは正直な感想です。ジロカストラは素敵な街ではあるのですが、滞在してみて大変だったこともたくさんありました。

3−1. とにかく坂道がキツい

一番の難点はこれです。ジロカストラは街全体が急な斜面にあり、歴史地区はその上のほう。石畳の急な坂道を延々と登ることになるので、真夏の暑さも相まって、本当にヘトヘトになりました。重い荷物を持っての移動は特に大変なので、到着時はタクシーを使うのがおすすめです。

3−2. 歴史地区と下の町が離れている

ジロカストラは、観光客向けの歴史地区(山の上)と、地元の人が暮らす新市街(山の下)がはっきり分かれています。長距離バスは山の下から出るので、移動のたびに坂を上り下りすることになります。

市バスも走っていますが、時刻表や行き先の表示がなく使いづらいうえ、歴史地区の道が細いため、てっぺんまでは行かずに途中で降ろされてしまいました。

3−3. 歴史地区は観光地化されすぎている

歴史地区にはお土産屋さんやレストランは多いものの、スーパーなど地元向けのお店が少なく、自炊派にはちょっと不便です。また、観光地化が進みすぎていて、素朴な雰囲気を期待していた私たちは「うーん…」となってしまう場面もありました。

4. ベラトとジロカストラ、どっちがおすすめ?

ジロカストラとベラトは、どちらも石造りの街並みが美しい世界遺産の街で、よく比較されます。両方に泊まった私たちの結論は、1つだけ選ぶならベラトです。

比較ジロカストラベラト
坂道とにかく急で長い城へは登るがジロカストラほどではない
街並み重厚な石の街「千の窓の街」と呼ばれるかわいい街並み
雰囲気観光地化が進んでいるのんびり過ごせる
買い物歴史地区にスーパーが少ない生活しやすい

もちろん、重厚な石の街並みやお城が好きな方、ギリシャから陸路で入国する方には、ジロカストラも十分楽しめる街です。日程と体力に合わせて選んでみてください。

■ベラトの記事はこちら

5. 行き方・交通情報

5−1. ギリシャ(イオアニナ)から

私たちはギリシャのテッサロニキから長距離バス(KTEL)でイオアニナへ移動し、2泊してからアルバニアへ向かいました。イオアニナは湖のほとりにあるギリシャ北西部の街で、アルバニア国境に一番近い大きな街です。

ギリシャとアルバニアの国境

イオアニナからアルバニアへの国境はカカビア(Kakavia)で、ジロカストラまでは国境から約30km、イオアニナからだと約90kmの距離です。

私たちはイオアニナから国境を越える長距離バスでジロカストラへ向かいました。乗り換えなしで行けるので、バックパッカーでも移動は簡単です。

国境での入国審査はとてもシンプルで、すぐに終わりました。ただ、私たちのパスポートにはアルバニアの入国スタンプが押されていなかったようで、「ちゃんと入国できているのかな?」と少し不安になりました。気になる方は、審査のときに係員に確認しておくと安心です。

5−2. ジロカストラからサランダ・ベラトへ

バス会社の窓に貼られた時刻表

長距離バスは山の下の新市街から出ています。私たちが見たバス会社の窓には、次のような時刻表が貼られていました(2023年7月時点)。

区間出発時刻
ジロカストラ → ベラト8:30
ベラト → ジロカストラ14:00
ジロカストラ → サランダ朝に数本(8:00、9:00など)
サランダ → ジロカストラ11:30、13:00、17:00

時刻はよく変わるので、現地で最新の時刻を確認してください。サランダ側から出ているバスの時刻はサランダの記事で紹介しています。

6. ブルーアイに寄り道するなら注意

ブルーアイの青い泉

ジロカストラとサランダの間には、アルバニアで一番有名な絶景スポットのひとつ、ブルーアイ(Syri i Kaltër)があります。底が見えないほど深い泉から、透き通った青い水が湧き出す神秘的な場所です。

ブルーアイの泉

私たちは「ジロカストラからサランダへバスで移動する途中に、ブルーアイに寄れる」という情報を見て実際にやってみたのですが、はっきり言って、荷物を持っての途中下車はおすすめしません。

  • バスを降りてからブルーアイまで約2km歩く
  • 荷物を預けられる場所がない(バックパックを柵にくくりつけて急いで往復しました)
  • 帰りのバスの本数が少なく、バス停もない場所で真夏に2時間待ち

ブルーアイは、サランダに荷物を置いてから日帰りで行くのがおすすめです。入場料は1人50レク(2023年時点)でした。行き方の詳細はサランダの記事で紹介しています。

7. 宿泊したホテル

ジロカストラでは3泊しました。宿代は3泊で2人約8,000円と、ヨーロッパの中ではかなり手頃です。

  • 宿名:Relax Guesthouse(リラックス・ゲストハウス)
  • 住所:Rruga Muzafer Kotroci, Gjirokastër
  • 料金:3泊50.40ユーロ(2人・1部屋、当時のレートで約8,000円)
  • 予約:Booking.com

家族で営んでいる民泊のような宿で、本当に良かったです。一番の思い出は毎朝の朝ごはん。宿のお母さんが、毎朝アルバニアの家庭料理をふるまってくれました。

宿のお母さんが作ってくれた朝ごはん

目玉焼きに野菜、パン、ジャム、手作りジュースなど、トルコやギリシャの朝ごはんに近い内容で、どれも素朴でおいしかったです。

朝ごはんに出たビュレク(パイ)

別の日には、アルバニアの定番パイビュレクも出してくれました。

8. グルメ

ジロカストラでは毎朝宿でしっかり朝ごはんを食べていたこともあり、外食はあまりしませんでした。

ジロカストラの郷土料理として有名なのが、ライスボールを揚げたキフキ(Qifqi)。歴史地区のレストランで食べられるので、ぜひ試してみてください。

9. 海外旅行保険の準備も忘れずに

石畳の急な坂道は、雨の日や下り坂だと滑りやすく、転んでケガをする危険もあります。また、アルバニアのように陸路で国境を越える旅では、思わぬトラブルも起きがちです。私たちも旅の保険としてSafetyWingの「Nomad Insurance」を利用していて、短期・長期どちらの旅行者にも使いやすく、幅広くカバーしてくれる点が心強かったです。値段も1日2ドルほどからと手頃なので、旅の準備と合わせて入っておくのがおすすめです。

コード「MUNEYUKI」を使うと、カメラなど電子機器の盗難補償が8週間無料になる特典もあります。SafetyWingのNomad Insurance購入ページに表示される3つのカメラアイコンのどれかをタップして、コードを入力するだけ。石の街並みや絶景の写真をたくさん撮りたい方にぴったりの特典です。

SafetyWing 特典コード MUNEYUKI

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10. まとめ

ジロカストラは、重厚な石造りの街並みとお城が見ごたえのある世界遺産の街です。一方で、急な坂道や、歴史地区と下の町の行き来の大変さなど、実際に泊まってみてわかる大変さもありました。

石造りの街を1つだけ選ぶならベラト、ギリシャから陸路で入国する方や、お城や重厚な街並みが好きな方はジロカストラ。ブルーアイには荷物を置いて、サランダから日帰りで行くのがおすすめです。

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