トルコ旅行の費用は?33泊34日、2人で26.4万円【世界一周費用】でご紹介した通り、トルコのトラブゾン滞在中に「評判がいい」と聞いて急遽決めたのが、隣国ジョージアへの寄り道でした。首都トビリシを拠点に、黄金の噴水で知られるクタイシ、黒海沿岸のリゾート都市バトゥミまで、3都市をめぐる12泊13日の旅です。
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「海外旅行って、実際いくらかかるの?」——そんな疑問を持つ方のために、この国別シリーズでは訪れた国ごとの実際の費用を包み隠さず公開しています。今回はその10ヶ国目、ジョージアでの12泊13日分。結論から言うと、2人合計で89,524円(宿代・食費・交通費・観光費の合計)でした。
旅の行程
| 日程 | 都市 | 泊数 |
|---|---|---|
| 5/14〜5/21 | トビリシ | 7泊 |
| 5/21〜5/24 | クタイシ | 3泊 |
| 5/24〜5/26 | バトゥミ | 2泊 |
トルコのトラブゾンから国際バスで隣国ジョージアの首都トビリシへ。1週間ほど滞在した後、鉄道で西へ向かい、黄金の噴水があるクタイシに3泊。そこからさらに鉄道で黒海沿いのリゾート都市バトゥミまで足を延ばし、最後はバトゥミから国境を越えて再びトルコへ戻りました。

旧市街を流れるムトゥクヴァリ川と、丘の上から望むトビリシの街並み。
💡 トルコ滞在中に決めた、まさかの寄り道
もともとの旅程にジョージアは入っていませんでした。トラブゾン滞在中に「評判が良い」と聞いて、その場で行き先に追加した寄り道です。トラブゾンからトビリシへの往路バス代はトルコ編側の実費用に計上済みのため、この記事の金額には含まれていません。一方、ジョージアからトルコへ戻る際の国境超えバス代は、このジョージア編の実費用として計上しています。
いくら使った?
予算 vs 実際(2人合計)
宿代・食費(1人1泊/1日あたりの定額)、観光費(固定額)、都市間移動のたびにかかる交通費、という3本柱で組んでいた旅行前の予算は、ジョージアの行程に当てはめると96,750円。
実際にかかったのは89,524円。予算との差は7,226円で、予算より少し安く収まりました。

内訳(2人合計89,524円)

- 宿代:32,855円(トビリシ・クタイシ・バトゥミ、計12泊分)
- 食費:32,414円(自炊と外食がほぼ1:1の比率、1日2食)
- 長距離交通費:8,802円(都市間の鉄道代に加え、バトゥミ→トルコへの国境超えバス代約7,560円を含む)
- 観光費:15,453円(トビリシの温泉やワインテイスティング体験代など)
1人1日あたりの宿代・食費
| 項目 | 1人1日あたり |
|---|---|
| 宿代 | 約1,370円 |
| 食費 | 約1,351円 |

💡 直前のトルコと比べると
直前に訪れたトルコ(宿代約1,438円・食費約1,247円、1人1日あたり)と比べると、ジョージアは宿代がやや抑えられた一方、食費はほぼ同水準でした。物価の感覚としてはトルコと近いレンジに感じましたが、後述するように「思ったより安くない」という印象も残る国でした。
宿泊先の名前と値段
3都市ともホステルの個室に宿泊しました。
| 宿名 | 都市 | 泊数 | 料金 |
|---|---|---|---|
| At Funicular Hostel | トビリシ | 7泊 | ¥25,233 |
| スターホステル | クタイシ | 3泊 | ¥4,751 |
| “СТУДИЯ 24″(スタジオ24) | バトゥミ | 2泊 | ¥6,954 |
| 合計 | 12泊 | ¥36,938 |
上記は予約サイトの表示額をもとにした合計で36,938円。実費用シート側の集計(32,855円)とは為替レートの違いにより約4,083円の差がありますが、本記事の宿代の合計には実費用シートの集計値を採用しています。
食事メニューと値段
自炊と外食の比率はほぼ1:1、1日2食が基本でした。ジョージア料理は他の国とはまた違ったテイストで、取材中夫婦そろって「美味しい」という感想で一致しました。

チーズとチキンの壺焼き風料理、シュクメルリ。ニンニクがたっぷり入った、お祝いの日に食べる「ハレの日」の料理です。

肉とポテトの炒め物、オジャクリ。パクチーが効いていて、ワインビネガーで味付けされています。

舟形のチーズパンの中央に卵黄をのせた、ハチャプリ・アチャルリ。

ジョージア風の水餃子、ヒンカリ。
交通チケット代
都市間の移動は鉄道が中心で、トビリシ→クタイシ、クタイシ→バトゥミのいずれも鉄道を利用しました。チケットはジョージア鉄道の公式予約サイト「TKT.GE」からオンラインで予約でき、区間と日付を選んで数クリックで購入、QRコードのチケットがメールで届く仕組みです(ただしオンライン予約は窓口の正規料金より割高になることがあります)。実際にはトビリシではQRコードを乗車前に係員に見せる形で乗車し、クタイシ⇔バトゥミ間は事前予約をせず駅の窓口で直接チケットを購入しました(こちらは1日4本しか運行がなく、本数の少なさに注意が必要です)。全席指定制で、日本のような自動改札はありません。

赤い車体のジョージア鉄道。トビリシからクタイシへ移動する途中、休憩で途中下車した際に撮影しました。
トビリシ市内では地下鉄も利用しました。旧ソ連時代に建設されたためか非常に深い場所を走っており、利用には交通系ICカードの購入が必要です。

旧ソ連時代建設ならではの、非常に長いトビリシ地下鉄のエスカレーター
バトゥミからトルコへ戻る際は、国境を越える長距離バスを利用。140GEL(2人で約7,560円)でした。長距離交通費が予算比でオーバー(-4,202円)になった主な要因はこの国境超えバス代で、ジョージア⇔トルコ間のバスはやや割高という参考サイトの記載とも一致します。
観光チケット代
トビリシのアバノトゥバニ地区では、硫黄温泉を体験しました。

ドーム屋根が立ち並ぶ、アバノトゥバニ地区の硫黄温泉街。

実際に利用した温泉の個室内部。タイル張りの浴槽で、2人で約6,500円でした。
💡 歴史あるワインセラーでテイスティング
ジョージアはワイン発祥の地とも言われる国。トビリシでは1396年創業というワインセラーでのワインテイスティング体験にも参加しました。ジョージアワインについて学びながら5種類を試飲、伝統的なジョージアンブランデーの試飲とチーズボードもセットになった内容で、1人あたり約4,100円でした。

1396年創業のワインセラー、Karalashvili Wine Cellarのワインボトル。歴史あるセラーでのテイスティング体験でした。

金色のドームが印象的な、ツィミンダ・サメバ大聖堂(ホーリー・トリニティ大聖堂)。

クタイシのシンボル、黄金の噴水(コルキス像の噴水)。

霧がかった高層ビル群と遊園地を望む、バトゥミのビーチ。
⚠️ 観光費が予算オーバーした理由:温泉とワインに時間とお金をかけた
観光費は予算9,750円に対して実際は15,453円と、唯一予算オーバーした項目でした。主な要因は、トビリシの温泉(約6,500円)とワインテイスティング体験(約4,100円)という、ジョージアならではの2つの体験にしっかり時間とお金をかけたこと。どちらも満足度の高い体験で、後悔のない出費でした。
体験談(補足):旅のしやすさと、隣国ロシアとの関係
観光スポットなら英語もそれなりに通じますが、実際の生活シーンでは英語よりロシア語のほうが圧倒的によく通じました。ジョージア語が分からなくてもロシア語なら伝わる相手が多かったので、翻訳アプリはジョージア語だけでなくロシア語も入れておくと安心です。支払い面はクレジットカードがかなり普及していて、Bank of Georgia(BOG)は手数料なしで使えました。チップ文化は基本的にありません。
交通の便も良く、中規模以上の都市では市バスやマルシュルートカ(乗合バス)が発達していて移動に困ることはほぼなし。トビリシの地下鉄は旧ソ連時代の建設で、びっくりするくらい深い場所を走っていましたが、市内移動にはかなり重宝しました。都市間の鉄道も比較的安く、国内移動のしやすさという点では旅しやすい国だったと思います。そうやって街を歩き回ったり電車に乗ったりしているなかで、やたらと目についたのが犬の多さでした。

旧市街のアートサロン前、石畳の上で気持ちよさそうに眠る野良犬たち(写っている人物にはモザイクをかけています)。
体調の面では、旅行前は「衛生面は普通だろう」くらいに考えていたのですが、実際に悩まされたのは衛生面ではなく花粉症でした。おそらくスギ花粉が原因で、まさか海外に来てまで花粉症になるとは思っていなかったので驚きました。おかげで帰国後の記憶は「花粉の多い国」という印象の方が強く残っていて、花粉症持ちの方は時期によっては少しつらいかもしれません。
そしてもうひとつ印象に残ったのが、隣国ロシアとの距離の近さです。ジョージアはロシアとEUに挟まれた立地にあることもあり、宿泊先ではロシアからの旅行者や滞在者とたびたび顔を合わせました。彼らの多くはジョージア語を話さないため、現地のコミュニティとはどこか一線を画している様子も見られました。街なかではウクライナ情勢に関連した落書きも目にし、国際情勢を身近に感じる場面が何度かありました。
治安については、旅行前は「近隣国が物騒そう」という漠然とした不安がありましたが、実際に滞在してみると悪い印象はありませんでした。一方で意外だったのが物価で、「思ったより安くない」というのが率直な感想です。
まとめ
ジョージア12泊13日、2人合計で89,524円(宿代・食費・交通費・観光費の合計)。予算96,750円との差は7,226円で、予算より少し安く収まりました。トビリシの温泉やワインテイスティングなど、ジョージアならではの体験にしっかりお金をかけつつも、鉄道中心の移動で旅のしやすさも感じられた12泊13日でした。
次回は、ジョージアからトルコを経て向かったブルガリアでの費用をレポートします。引き続き、1ヶ国ずつの費用を公開していきます。お楽しみに。



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